アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

下級生2 ……という題名の何か。


 12月30日(木)

 ――最終回
 故郷で、たまきは、昔と同じように風に帽子を飛ばされてしまう。
 それを、受け止めて、返してくれたのは――浪馬だった。
「(゚Д゚)ハァ?」
「意味不明アニメキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「本来は、シュンのいる位置ですよね?」
「ていうか、浪馬は、いつここに来たの?」
 海を見つめながら、寄り添う2人……。
「EDキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「オワタ(・∀・)?」
「まだ、始まってから、2分もたってないんですが……」
「いい最終回でした(・∀・)」
「最終回が、2分で終わるとは……年末進行ということか(・∀・)」
「演出だろう。OPを、最後に流すための」
 ……それならば、ED曲を使わないのが、普通の方法なのだけど。
「尺が、余りまくっているのでは?」
「そりゃ、2分で終わってれば、余るだろう」
「必要な描写を、ことごとく省いてるせい……ですけどね」
「なぜ、浪馬が、そこにいるのかとか――」
「シュン様の力で、テレポートですぅ(・∀・)」
「一緒に来た、ふみ先生は、どこに行ってしまったのですか(;´Д`)」
「浪馬の代わりに、学園に飛ばされますた(・∀・)」
「そういえば、助清を、瞬間移動させたりしてたよな、シュンは……」
「これは、見事な伏線ですね(・∀・)」
「見事っていうか……どうなんでしょう……」
「『不可能』にも思える展開に、説得力を与えるのが、『伏線』だし」
「超絶無敵主人公シュン様に、不可能は、ないのです(・∀・)」
「そんな奴に、伏線とか必要ねえ_| ̄|○」
「何をやっても、『シュンだから』で済まされるようなキャラだしな」
「これは、『不条理ギャグアニメ』だったのですね(・∀・)」
「ある意味、ギャグだけど……」
「『GA』のシリアスのフリしたギャグ展開と、ちょっと似てる?」
「『投げっぱなし』って、言われるやつだよね」
「『下級生2』のタイトルに、誰がそんなものを期待したと_| ̄|○」
 ……などと考えてやるのは、我々だけで。
「監督的には、非常に『シリアス』な作品の、つもりだろうから」
「むしろ、『芸術作品』……あるいは、『文芸作品』かも_| ̄|○」
「『夏目漱石』とかか?」
「『舞HiME(舞姫)』にアテつけた、高尚なギャグなのですね(・∀・)」
「時間も被ってないし。……むしろ、被っていればと_| ̄|○」
「この作品を見られたことは、幸せなことですよ……」
「『ヤシガニ』と肩を並べる『伝説』の誕生を、目の当たりにしたか」
「これは、後のアニオタたちへの、自慢になります」
「確かに、ヤシガニはリアルタイムで見たけどさ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「あんまり、自慢には、ならないような……」
 ――さて、映像すらまったく同じED曲の後で、本編が始まった。
 岸田が転校すると聞かされて、彼を探そうとする浪馬たち。
「探さなくていいです('A`)」
「浪馬くんたち、もう完全に、付き合ってることになってるし」
 2人で、仲も良さそうに彼を探しにいく、浪馬と、たまき。
 まるで、彼は『役目を終えて去っていった』ようだと、雨堂は言う。
 『1人旅に出た、たまきを……浪馬が迎えに行った』ことで――。
「1人旅?」「ふみ先生はΣ(゚Д゚;)」「雨堂くんの、勘違いとか?」
「これは、まったくもって、すばらしい超脚本ですね(・∀・)」
 ――それで、『シュンの役目は、終わった』のに違いないのだと。
 『浪馬と、シュンが、2人で話しているのを見た』と、砂吹も言う。
 あれは、たまきを迎えにいけという、話だったのだろう――と。
「意味わかんないですぅ(・∀・)」
「今、夕璃たんが、いいことを言った_| ̄|○」
「時がどうとか、本当に、意味が解らんな――シュンは」
「彼が言うと、なにもかも、説得力が、なくなるといいますか……」
「『不条理ギャグアニメ』の、主人公だからな」
「『ボーボボ』の主人公が、ワケワカランのと一緒なのか_| ̄|○」
 岸田は、砂吹に、『もう一度、みんなに会えるかな』と口にしていた。
 『50年たって、忘れないでいてくれたら』――また、会えるだろうと。
「ここ、笑うところですか(;´Д`)」
「ギャグにしては、テンポが良くないんですよね……」
「間が悪いからな。ギャグアニメとしても、失格だよ、これは」
「ていうか……ぜったいこれ、ギャグのつもりで描いてないし――」
 その岸田は、なにやら、ふみ先生と話をしている。
 『この学園に来た理由を教えてくれ』と言う、彼女に……。
 『忘れかけていたものを、思い出して』と、彼は答える。
「早送りして、いいですか_| ̄|○」
「……うん」「ダメですよぉー、超脚本を、堪能しませんと(・∀・)」
「む、棒読みたんがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「しかし、棒読みがこない罠_| ̄|○」
 シュンの消えた学園では、学園祭の、準備がはじまる――。
「……これ、もしかして、時間が巻き戻ってる?」
「バスケットのゴールに、紙飛行機――か」
「1話目の場面と、かなり似ているようですが(;´Д`)」
 この後、たまきが、紙飛行機を取ろうとして……。
 ただ、ここでは、傍に浪馬がいて――その展開には、ならない。
「歴史が、変わったっていうことなのかな?」
「浪馬と、たまきが結ばれたことで……いや、変だよ、それ」
「『今』が変わっても、『過去』が、変わるわけじゃないのか……」
「だけど……そう何度も、あんなところに引っかかるものなのかな?」
「シュン様に、不可能は、ないのです(・∀・)」
「……そうだよな。考えたら、負けだよね。この作品は」
「七瀬キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「台詞が、ない。女の子が、せっかく出てるのに、台詞が……」
「香月たんにも……最後まで、嫌がらせのように_| ̄|○」
「ロボキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「博子……不憫だったな」「あの扱いは、ないですよね_| ̄|○」
 ゴールに引っかかったままの紙飛行機を見つけた、雨堂は――。
「うーん。やっぱり、過去に遡ってるような……」
 ただし、折られていたのは、夕璃がシュンに渡した、招待状。
「だめだ、わかんないーっ!?」
「整合性とか、ないから。考えるだけ、無駄なんだって」
不思議時空に、呑み込まれているのです。世界全体が(・∀・)」
「バ監督の、脳内世界か_| ̄|○」
 ……しかし、その招待状には、夕璃自身にも覚えがない。
「シュンは、歴史を、改変して回ってるのか?」
「自身の記憶――存在も、消してるみたいなんですが」
「それなら、暗号みたいなもの残さずに、さっさと消えろよ_| ̄|○」
 招待状に書き添えられた、『さようなら』の文字――。
「この不思議ヤローは、ホントに、未練たらしい奴ですぅ(・∀・)」
「夕璃たん、かわいいよ、夕璃たん_| ̄|○」
「キャラデザは、原作よりも、遥かに良いと思うのだけど……」
「脚本が、腐ってやがるですぅ(・∀・)」
 招待状のことを、学園内で尋ねて回る、雨堂だったが……。
「また、台詞こねー_| ̄|○」
「ビビビビ(・∀・)ヤンヤン ヤ ヤンヤン♪ヽ(゚∀゚)ノ フゥーッ!!」
「この場面のインストが、それなんだ……」
「オキエたん、台詞ないよ、オキエたん_| ̄|○」
「実果って、留学したんじゃ……いや、時間が戻って――あれ?」
「――そこ、真面目に考察しない!」
「す、すいませんっ! つい、出来心で_| ̄|○」
「こんなアニメ、もういやだ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「このアニメのテーマは、『考えてもムダ』だったのです(・∀・)」
「無駄に考察とか始めるオタクどもへの、アンチテーゼか」
「『EVA』以降に増えた、考察系オタ批判だったのか_| ̄|○」
「逆に言えば、そういう作品を作る、製作者への批判とかね」
「ホントかなあ……」「ホントだよ(・∀・)」
「批判というより、『むしゃくしゃしてやった』状態だと、思うけどね」
「今も反省していない(・∀・)」
「もういやだ、このバ監督。氏んでくれ_| ̄|○」
「多分に、伝聞事項を含んだ、推量でしか、ないのだけどね」
 『みさき先生なら、何か覚えているかも』と考える、雨堂たち。
「すげー唐突に、みさき先生の名がΣ(゚Д゚;)」
「これは、とてもすばらしい、思いつき脚本ですね(・∀・)」
「たまたま、みさきの時にやった話を、思い出しただけみたいな」
 ――しかし、みさきは、故郷に帰ってしまっていた。
「なぜに(;´Д`)」
「わざわざ、彼女だけを、最終回に登場させないのだろうな」
「沙羅や双樹でさえ、最終回には、戻ってきたというのに_| ̄|○」
「『双恋』>>(次元の違い)>>『下級生2』ですた(・∀・)」
「比べるまでもないな」
 みさきの残した絵に描かれた、少年――。
「これは、ギャグですよ皆さん。さあ、笑いましょう'`,、(´∀`) '`,、」
「'`,、(´∀`) '`,、」「はははは……はぁ……」「笑えるか!!」
 遠い過去の、あの日――。
 幼い頃の、浪馬や、たまき、雨堂、砂吹を見つめる、シュン。
「脅威の瞬間移動キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「やっぱり、これ助けたのって、シュンですよね」
 鉄棒から落下した浪馬の、下敷きになった、たまき。
 そのお陰で、浪馬は無事で――それが、2人の始まりでもある。
 満開の桜の木の下には、1人の少年が、笑顔で――。
「オワタ(・∀・)」
「なんだ、このラスト_| ̄|○」
「どうすれば、いいんでしょう_| ̄|○」
「……感動に、むせび泣けば、いいんじゃないの」
「ビビビビ(・∀・)ヤンヤン ヤ ヤンヤン♪ヽ(゚∀゚)ノ フゥーッ!!」
「直後に、この歌では……泣けといわれても……」
「なんだこのアニメー。・゚・(ノД`)・゚・。」
「別の意味で、泣けるな……」
 見るからに駄目な『がぁーつ』のCMが、楽しく思えるほどに。
「最後にシュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「アニメ本編と、まるで噛み合わないキャラ紹介か……」
「今回は、バッチリ合ってますよ(・∀・)」
「登場人物の台詞を繋ぎ合わせて、シュンの正体を……?」
「岸田シュンというのは、『片想い』の相手を、象徴化したもの?」
「そうらしいが……よくわからん」
「つまり、雨堂の片思いの相手は、砂吹だったと_| ̄|○」
「うほっ(・∀・)」
「たまき、なんじゃないかなあ、あの2人も……」
「だから、浪馬と、たまきの関係が――歯がゆかったわけか」
「汚れきってしまった初恋の相手に_| ̄|○ガカーリ」
「たまきの『彼氏』の設定さえなければ、まだ、ましだったのかもな」
「その程度で、どうにかなるものでは_| ̄|○」
らいむいろキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
新番組か……」
「……また、ダメそうな作品だ_| ̄|○」
門脇舞だよな、ヒロイン。やはり、演技は――まだまだのようだ」
「メインを張るには、まだちょっと、早かったのかもしれませんね」
「双樹たんは、良かった(*´Д`)」
「絶叫系の演技は、やっぱり難しいですからね」
「光たんの絶叫は、悪くなかったような(*´Д`)」
「『tactics』の方は、ちょっと微妙だったような気もするが……」
「今度のキャラも、双子なんですか(・∀・)?」
「さあ……違うんじゃない?」




 12月23日(木)

「いつもの回想シーンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ふみや雨堂たちに、最近の挙動不審ぶりを心配される、浪馬。
「たまきんも、挙動不審です(・∀・)」
「いつも通りに、シュンを追いかけてっただけじゃん……」
「ならば、シュンが挙動不審(・∀・)」
「それは、間違いないな」
 ……あのキャラが、いまだに何をしたいのかが、さっぱり解らない。
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 千穂は、雨堂たちに、『挙動不審なのは、たまきも同じ』だと言う。
「水着キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「シャワーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……このシーンに、いったい、何の意味が……」
「視聴者サービス……というより、餌か。DVDを買わせるための」
「さらに、エロくなるわけですか(*´Д`)」
「水泳の途中で、オパーイがポロリとなります(・∀・)」
「……それ、嬉しい?」
「作画次第では、(*´Д`)ハァハァもできるでしょう」
「ほとばしる三文字作画ですが(・∀・)」
「ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!!!」
「というかさー、アニメのエロシーンって、作画悪くない、大抵?」
「たぶん、ちゃんとした人が、描いてないから……」
「萌えるオパーイの描けるアニメーターを、養成してください_| ̄|○」
「それならば、天下の世兄に、お任せですぅ(・∀・)」
「代○木アニメーション学院では、ちょっと……」
「あそこは……。CMぐらい、出来の良い奴に作らせればいいのに」
 妙なラッパーだの、外国人だの、ダジャレだの……。
「出来の良い卒業生も、いるはずだろうに」
「能登が(・∀・)最強!」
「ソレダ! 能登が世兄のCMをやれば(*´Д`)ノ」
能登麻美子は、トヨタのCMが回ってくるような人材だぞ。一応は」
 声が柔らかくて優しいから――ナレーションが、心地よいというか。
「……なんで、『下級生2』で、能登の話になってるんですか(;´Д`)」
「作品が、だめだから……じゃないか」
「着替えキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ここも、不自然だな。やっぱり、なんか入りそうだよね」
「ぱんつはくシーンクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「でも作画崩壊ですか_| ̄|○」
「崩壊っていうか、あんまり、キレイな裸体にならない感じかな?」
 ――部活動を終えた千穂のもとを、訪れた、たまき。
「長い前フリだったな」
「これは、素晴らしい棒読みっぷりですね(・∀・)」
「演技指導とか、ちゃんとやってるのかなあ」
「バ監督には、(・∀・)ムリ」
「他のスタッフも、作品への情熱なんて、なさそうだしねえ」
「こんなオナニー脚本を、監督自身が書いてるような作品_| ̄|○」
 子供の頃の思い出話ばかりしているという、浪馬と、たまき。
「妄想キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「( ゚д゚)ポカーン」
 たまきの無駄話のせいで、助清と過ごす時間が減ったと――千穂。
「アフォ杉て(・∀・)ワロタ」
「普段の無駄な話よりは、このノリの方が、面白いよな……」
「なんだこの電波アニメ(;´Д`)」
「なんか、周囲の声優さんも、呆れてるっぽい感じが……」
 たまきには、子供の頃に遇った『初恋の相手』が、いるのだという。
 そして今でも、そのことが、彼女の心に引っかかっているのだと。
「……え( ゚д゚)?」
「いや、シュンのことだろ? 例の回想の――」
「じゃなくて、この前、電話1本で別れた彼氏は、なんなんだろうと」
「……あ、えーと、本気じゃなかった? 浪馬くんへの、あてつけ?」
「さすが、たまきん(・∀・)!」
「それ、浪馬にも、前の彼氏にも、すごく礼を失してないか?」
「まさに、ビッチの名に相応しい、糞ヒロインですね(・∀・)」
「きれいごとだけでいかないのが、恋愛、とか……」
「彼女が、そうならざるを得なかった、説得力のある理由は?」
「ろ……浪馬くんが、振り向いて、くれない?」
「説得力……」「ねえ_| ̄|○」
「そ、それだけ、彼女が、弱い人間だったと、いうことで――」
「正ヒロインの器じゃないでしょ、どう見ても……」
ドラマ性がもっとあれば、それでも有りでしょうがね(;´Д`)」
暗い過去とか、運命とか、強い因縁とか、まったくないし……」
後ろめたい過去なら、ありますよ(・∀・)」
「なに不自由なく、今まで生きてきてるんだよね、たまきってさ」
「それなのに、悲劇のヒロインぶってる……と」
「ところで――無駄に、『12話目』の前半が、終わったぞ」
「これまでの、すべてがムダ(・∀・)」
「それは、そうなんだが」「そうなんだ_| ̄|○」
「アニメで、キャラを見せられた以外に、まったく意義が_| ̄|○」
「それも、改竄されまくりですからね(・∀・)」
 ――たまきは、シュンに、『訊きたいこと』があるという。
「聞きたくないし('A`)」「ていうか、シュンの奴、まともに答えてないし」
『花火大会の日のことを――』『楽しかったですよ(・∀・)』
「……なんだよ、その会話は_| ̄|○」
「天然ボケキャラで、ウケを狙ったのかもしれませんね♪」
「無駄な擁護とか、もうしなくていいんで('A`)」
「……はい(しゅん……」「(・∀・)ニヤニヤ」
 自分は昔、岸田くんに会ったことがある――と言う、たまきに……。
 『いつまでも、亡霊に付き合っていては、いけない』――と、シュン。
「だったら、出てくるなよ('A`)」
「まるで、白い妖精のようだった(・∀・)」
 『もう一度、その白い妖精に会いたかった』のだと、シュンは言う。
「黒く汚れきってしまいましたが(・∀・)」
「なんだろう。そのために、彼は、出てきたってこと?」
「他の女の子に手を出してたのは、彼女を見つけるためですか('A`)」
「見つかったのがビッチでは、シュンも救われませんね(・∀・)」
「だから、浪馬にくれてやろうって話――じゃないのか?」
「まるで、神のような優しさですね(・∀・)」
「そうじゃないと、信じたい_| ̄|○」
 ふみと、たまきは、一緒に電車で彼女たちの故郷へと向かう。
「さらに、ツッコミが必要ですか('A`)」
「疲れたなら、もういいよ?」
 浪馬、たまき、雨堂、砂吹――そして、ふみまでが、同じ村の出身で。
 その村は、ダムの建設工事によって、なくなってしまっていた。
 ダム建設自体は中止になり、今も村の残骸だけが、残っている。
 放置され、ただの廃屋と化した、小学校――。
 たまきは、そこで、幼い頃の浪馬との思い出に……浸るのだった。
「すいません、これだけ。……あんな落ち方、ありえねー('A`)」
「何メートル、ジャンプしたんだろう……みたいなー」
「あれは、DIO岸田様の、ザ・ワールドが発動したのですよ(・∀・)」
「そうか……そうだな。そういうことに、しておこう」
 ――なんだかよくわからないが、このまま次回に続くっぽい。




 12月16日(木)

 ダイエットのために走る、井伏オキエこと――大山恵比子。
「シュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(・∀・)カエレ!」
「また、フラグ立てか? 毎回、毎回、同じ演出で……」
「繰り返しも、ギャグの手法のひとつでは、ありますし」
「ギャグなの、これ?」
「シリアスな演出だとは、到底――」
「監督は、自分自身をシュンに見立てて、大マジメです(・∀・)」
「それを、商業作品にして、よいのかと……」
「だからこそ、『バ監督』の称号を受けられるのです(・∀・)」
「夕璃たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「浪馬くんキター」
「フラれますた(・∀・)」
「振られるのは、いいけど……なんか、夕璃の態度が変じゃない?」
「いつもの冗談で、通じそうなんですけどね、こんなの」
「浪馬も、冗談ぽく、誘ってるんだけどな」
「シュンの魔法で、たまきを浪馬に押し付ける力が(・∀・)」
「操られてるのか、夕璃たん_| ̄|○」
「気持ち、見透かされてるの?」
「浪馬くんは、たまきを友達としてしか、見ていないようですが」
「そうとしか、見えないよな。多少、好意的では、あっても」
「包囲網キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「負けるな、浪馬_| ̄|○」
「なんかこれ、『ババ抜き』っぽくない?」
「みんなして、浪馬くんに、押し付けようとしてるようにしか……」
「さすが、バ監督ですね(・∀・)」
「そのバ監督が、たまきを好きじゃないというだけのようにも」
「主人公に、くれてやる――みたいな?」
「……えっと、たまきは、何を悩んでたんだっけ?」
「医大生との関係(・∀・)」
「いや、それって、浪馬に、どうこうできることじゃ、ないじゃん?」
「当人同士の問題ですし。相談されたわけでも、ないのだし……」
「バ監督、最(・∀・)高!」
「てゆーか、たまきん死ねヽ(`Д´)ノ」
「たまきが、自己中心的な嫌な女にしか、見えないよな」
「そこは、ゲームでも変わりませんが(・∀・)」
 純愛系エロゲーのメインヒロインが、それでいいのかと――思う。
「シュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 悩めるたまきの前に現れた、シュンであったが――。
 適当なアドバイスをして、さっさといなくなってしまう。
「お前が、ババ引いてけやゴルァヽ(`Д´)ノ」
「関西では、糞のことを、ババと言うそうですね(・∀・)」
 ――実果の歌を聴きたい浪馬だが、彼女は駅前に現れない。
 仕方なく、彼女の通う学校まで、出向くが……。
「オキエたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ショートカットで、スマートで、小さくて、カワイイじゃないですか♪」
「声が萌える(*´Д`)」
「代理なんだっけ? 本来の声優が、病気かなにかで」
鳴海エリカ、要チェックや(・∀・)!」「エロゲー声優ですね(・∀・)」
 浪馬は、彼女から、『実果が海外へ行った』ことを聞かされる。
「オキエたん(*´Д`)ハァハァ」
「いい雰囲気かも♪」
「シャワーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なんで、オキエたんは、泣いてるんだΣ(゚Д゚;)」
「ウソ、ついちゃったからだよ。本当の名前を、言えなかったから」
「せっかく、頑張ったのにね。逃げてきちゃったからさ」
 オキエの努力を知り――突然、やる気になった、浪馬。
「ちょっと、カッコイイかも♪」
「たまきんは、(・∀・)カエレ!」
 勇気を出して、浪馬の学校までやってきた、恵比子だが……。
「シュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「死ね! カワイイ女の子がいると、見境なく出てくんじゃねー」
「こういう、本当に『助言』するだけの役なら、悪くないかも」
 浪馬の、キックボクシングの試合を観にきた、恵比子。
 優勝候補を見事に破った浪馬は、彼女の存在に気付き――。
 『キミのお陰で勝てた』と、大声で呼びかけるのだった。
「いい感じになってキター♪」
 ――しかし、残念ながら、彼は次の試合で、敗れてしまう。
 試合中に気を失い、医務室で目覚めた、彼の前には――。
「……なぜ、そこにビッチですか? オキエたんは??」
「たまきんが、湖の底に沈めました(・∀・)」
「糞アナル女死ね_| ̄|○」
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「オキエたん、マジで放置ですか_| ̄|○」
「ちゃんと決着してから、この展開なら、悪くないと思うけど……」
「最後に、浪馬と、たまきがくっつくのは、規定路線だけどね」
 ……他の女の子の扱いが、おざなりすぎる。
「ダーリン(・∀・)」「バカップルめ……」
「その呼び方に、あまり文句を付けられない自分が_| ̄|○」
「いや、ていうか、そこはシュンじゃなくて、オキエたんを_| ̄|○」
「本当に、どこに行ったんだろうね、オキエは?」
「あのまま帰ったというのも、おかしいですよ、ゼッタイ」
「だから、たまきんが(・∀・)」
「共犯が、棒読みで……実行犯は、助清ですか_| ̄|○」
 部分的に、良いところもあるのだけど、全体的には――。
「これは、スバラシイ、偽装三文字祭ですね(・∀・)」
「作画は、そんなに悪くなかったよ」
「脚本が、クソ_| ̄|○」




 12月9日(木)

「浪馬くんキター」
「珍しく、冒頭からでてきたな」
「どうせ最初だけ(・∀・)」「たまきん氏ねヽ(`Д´)ノ」
 キックボクシングの練習で、腕立て伏せをする、浪馬。
 マネージャーとして、応援をしているはずの、たまきだが……。
「腕立て伏せの数、飛ばしましたね。インチキ?」
「たまきを、試したんだろ。まったく、気付いてないし」
「ぼけーっと、してますね……」
 練習も見ずに、ため息ばかりの彼女に、不機嫌な浪馬。
「結局、この2人は、もう付き合ってるのかな?」
「まだ、なんじゃない?」
「見えた(・∀・)」
 やる気がでないと言って、彼は、練習を切り上げてしまう。
「脱衣麻雀キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「好きだね、浪馬くんも」
「しかし、こいつもこいつで、いまいち主人公らしからぬ男だな」
「クソバ監督のせいです_| ̄|○」
「普通に出番さえあれば、もうちょっと……なんとか――ね?」
「せめて、夕璃の時のような活躍も、出来たかな」
「あの頃は、まだ良かった_| ̄|○」
「今じゃ、シュンの活躍ばかりで……浪馬も、拗ねるというものか」
「活躍というか、ただ『いる』だけで、解決しちゃってるような……」
「カメラが、そこしか映してないからね」
 ボールが外野に飛んだのに、投手を映し続けてるような――。
「全裸コネー_| ̄|○」
「ご愁傷さまです」
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 千穂は、浪馬の怒った理由を、たまきに教える。
 たまきが、彼氏と別れたことを、ずっと引き摺っているからだと。
 気付かれていないと思っていた――たまきは、焦る。
「格闘家キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「作画が(・∀・)変!」
「なんだろ。頭身のバランスが、ちょっと、おかしいのかな?」
「頭が、でかいな」
「千穂、かわいいよ、千穂(*´Д`)」
「浪馬くん、たまきさんが迎えにくること、期待してたんだ……」
「勘違いで(ノ∀`)アチャー」
「まったくもって、恥ずかしい行動ですな(;´Д`)」
「歌キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 駅前を歩く浪馬の耳に、綺麗な歌声が、聞こえてくる。
 すっかり、聴き惚れてしまう浪馬だったが――。
「聞こえないです_| ̄|○」
「あはは、イメージってやつですね」
「声優に歌わせると、イメージが壊れるってことなのかね」
「でも、D.C.では、ちゃんと歌ってましたけど(・∀・)」
「なにか、不満でも……?」
「ことーりはーうたーうーじぶーんのーうたーをー(・∀・)♪」
忘却かよ……」
 あれも、サエキトモが、アカペラで歌っていたわけだが――。
「これは、色々な音の出る、ステキなギターですね(・∀・)」
「『綺麗な歌』の、イメージですから」
「昔の、ファミコンゲームの手法だね。FFとかで、使ってたような」
「『ドラクエ2』の、歌姫アンナですな(*´Д`)」
「おおっ、それよそれ!」
「実果、かわいいよ、実果(*´Д`)」
「ストリート・ミュージシャン、ですか」
「シュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(・∀・)カエレ!」
 駅のホームで歌声を聴いたシュンも、過去を思い出すのだった。
「泣いているのは、誰、なんでしょうか?」
「たぶん、『下級生2』には、関係のない人物」
「どうでもいいシーンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「シュンは、今すぐ氏ぬべきだ('A`)」
「死ねないんだろ?」
 ――しかし、彼女は、曲の途中で演奏をやめてしまう。
 最高だったと言う浪馬にも、『あれは私の曲じゃないから』と。
「声は、ちょっと低い感じかな」
「もしかして、『ファンタジックチルドレン』のEDみたいな歌か?」
「なるほど……あれ、いい歌ですものね♪ ギターでも歌えるし」
「ロシアの歌姫、ORIGAたん(*´Д`)ハァハァ」
「またシュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「まだ、いやがったのか('A`)」
「なんで、いつも見詰め合ってるんだ、こいつと……」
「消えた(・∀・)」
「そのまま消滅してください('A`)」
「シャワーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「胸が……」「なんてエロいパジャマだ(*´Д`)」
「巨乳(・∀・)?」「B79だそうです」「むしろ貧乳か」「(*´Д`)ハァハァ」
 実果の歌を気に入った浪馬は、彼女の通う学園まで出向くことに。
 通りかかった女生徒を捕まえて、彼女のことを尋ねるのだが。
「デブ女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「そういう、言い方は……」
「……しかし、意外と、小さくて可愛いような(;´Д`)」
「この娘も、攻略できるらしいね。ゲームだと」
「デブ専(・∀・)?」
「いや……って、知ってて言ってるだろ?」
「サァ(・∀・)?」「オキエたん(*´Д`)ハァハァ」
「OPとEDに、それっぽい、小さくて痩せ型の子が、いますね」
 彼女から、実果のことを聞く、浪馬。
 実果が、高名な作曲家である母親と比較されて、悩んでいること。
「いじめられてるのかな、彼女……オキエさん?」
「バカにされてるんだろ。太ってるからって」
「それにしても、たまきんは、本当にクソですね(・∀・)」
「ちょっと、節操なしに見えてしまうところは……あるのかも」
 駅前で、待ち続ける浪馬だが――実果は、現れない。
 帰ろうと思い、偶然、通った道で――彼は、彼女に遇う。
 そして、逃げ出そうとする彼女に、言った。
 『周りは気にせず、自分の気持ちを素直に歌えばいい』――と。
「ッス(・∀・)!」
 彼の言葉で、立ち直ったかに見えた、彼女だが――。
 なぜか、シュンのことを思い出して、頬を赤らめるのだった。
「(゚Д゚)ハァ?」
「クソ脚本キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「よく、わからないんですが……シュンに、何か言われました?」
 ……なぜか、シュンにも同じことを言われたことを思い出す、実果。
「目が合った時に、魔法でも、かけられたんじゃないの?」
 夜の学校に忍び込んだシュンは、
「女子高ですよね?」「通報しましょう、変質者です(・∀・)!」
 ――シュンは、音楽室で、過去の出来事を思い出す。
「だから、(゚听)イラネっての」
「告白キター」
「格闘家かよ……」
「彼は、なんだか応援したくなっちゃいますね♪」
「声を聞くと、意外と、紳士的な感じなんだよな、こいつ……」
「がんがれ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「歌キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「な、なんか、ハードだな……」
「ロックだ♪ うん。いろいろ歌えるってのは、ウリですよっ!」
「ステキなギターキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「アコギで、ベースやドラムスまで表現するとは(;´Д`)」
「だから、イメージですってば」
 ――駅前で、再び歌い始めた、実果。
 荒削りな歌に、観客は、1人、2人と、いなくなってしまう。
 それでも、浪馬は最後まで残り、『良い歌だった』と、誉める。
 『前の歌よりも、気持ちよく歌えてるみたいだ』――と。
 彼女は、『それは貴方のお陰だ』と答えて、去っていくのだった。
「シュンさえ、いなければ……悪くない話なのに_| ̄|○」
「最初に歌がなかったのは、彼女の心が、聞こえてこなかったから?」
「だとしたら、悪い演出では、ないな」
「最初の歌は、シュンが、実果の母親に教えた曲……ですよね」
「たぶんね。どうでもいいけどね」
「その呪縛を、シュンが解いた。最後に、その歌を、学校で歌った」
「決別ってことだろう。学校も、やめちゃったのかもね」
「そうなんだ……。がんばって、ほしいですね」




 12月2日(木)

「……えーっと、誰?」
「ょぅι゛ょ先生のょぅι゛ょ時代、(*´Д`)ハァハァ」
 ――昔、祭りで置いてけぼりを食らわされたらしい、香月。
「ょぅι゛ょ先生(*´Д`)ハァハァ」
「シュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「また、キサマか_| ̄|○」
「もう、諦めた方が……」
「……なんだ、その無理やりな、ぶつかりかたは……」
「ショルダータックルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「実は、かなりでかくない? この先生って」
「シュンと、同じくらいありますよね、身長」
「バカな!? ょぅι゛ょじゃなかったとでも、いうのか_| ̄|○」
「設定では、147センチのはずなんですが……」
「作画崩壊の(・∀・)予兆!」
「既に、香月の顔とか、ちょっとやばい気もするが……」
「棒読みたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「エロポーズキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「作画が……」
 プールで練習をする、水泳部の千穂。
 今日は、お祭りだから――練習は終わりだと、彼女は言う。
 コーチの香月は、お祭りが少し苦手だと、彼女に打ち明ける。
 千穂は、苦手は早く克服すべきだと、答える。
 自分も、中学までは、まったく泳げなかったのだから――と。
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
 湖のほとりを歩き、水面を見つめる、シュン。
「超ムダなシーンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「本当に、どうでもいいよな、これ……」
「――せめて、1カットで、済ませろと_| ̄|○」
 そのシュンを、遠くから見つめる、ふみ。
「これも、意味が、あるんだか、ないんだか――」
「なんとなく、見つめさせておいただけですよ(・∀・)」
「なんだろうなあ……はぁ」
 ――そして、回想。いつもの、学生の頃の、ふみ。
「クソ演出キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ドラクエのフィールド画面を、延々と見せられているようだ」
「音楽も、ソレっぽいですしね」
「城下町っぽいね。たまに会話して、また歩くっていう……」
「ふみは、もういいから、香月を出せと_| ̄|○」
「せっかくの担当回が、これでは……不憫で仕方がないな」
 博子ほどでは、ないにせよ――。
「しかも、前に何度も見たシーンですよ、これ_| ̄|○」
「DVDでは、これがエロシーンに、すりかわってるんですよ(・∀・)」
「香月たんの着替えシーンくらいは、あるんですか('A`)」
「いいえ、たまきんの、おっぱいポロリが(・∀・)」
「超(゚听)イラネ」
「また、浪馬くん、出てこないね……諦めましたけど」
「クソバ監督氏ねよ_| ̄|○」
「長すぎて、くどいよね、この場面。もう、何度も、何度も……」
「ようやく、香月たんの出番だ……」
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 千穂は、雨堂たちと謀って、たまきと浪馬を、くっつけようとする。
「完全なる作画崩壊キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ついに、棒読みたんの作画まで_| ̄|○」
「またシュンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「もういいよ、回想は_| ̄|○」
「ょぅι゛ょな香月たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 また、シュンに無駄な描写を割いてるな……。
 香月――いや、シュンは、祭りの場で、香月に出くわす。
 一方で、千穂の作戦も、なんとなく進展していた。
 2人きりにさせられた、たまきと浪馬だが――。
「医大生から電話キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「浪馬くん、空気読んだ_| ̄|○」
 電話に出なかった彼女を、わざわざ、1人にしてやる浪馬。
 香月は、シュンに、祭りが苦手になった理由を話す。
「なぜ、そいつに話しやがりますか?」
「突然、シュンが仏教用語の解説とか、始めましたけど_| ̄|○」
「……もうだめぽ_| ̄|○」
「解説中に、突然、夜になったぞ……?」
「ワケワカラン_| ̄|○」
「刹那の一瞬が、正常でどうとか、サパーリ(・∀・)」
「解らなくていいよ、別に。……意味ないから」
 ――どうやら、『一歩を踏み出せ』と、彼は、言いたかったらしい。
 それは、近くにいた、たまきに向けた言葉でも、あったようだ。
「こいつ、浪馬と他の女の子の邪魔が、したいだけじゃないの?」
「『双恋』のヤギや親衛隊など、比べものになりません_| ̄|○」
「ハーレムアニメに、したくなかったと?」
「……それで、自分がハーレム作ってちゃ、世話ないよな」
 再びかかってきた電話に出た、たまきは――彼氏に、告げる。
 『好きな人ができたの』――だから、別れましょうと。
「(゚Д゚)ハァ?」
「クソビッチ女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「それは……あんまりにも、あんまり_| ̄|○」
「なんで、そんなに一方的なんだ?」
「そもそも、さっきのあれだけで、浪馬に乗り換えましたか?」
「この、超クソ脚本は、素晴らしいですね(・∀・)」
「……もう、見るの、やめないか?」
「ここで見るのをやめたら、負けかなと、思ってます_| ̄|○」
「偽装三文字祭りキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「作監まで……そりゃ、ダメだ_| ̄|○」
「まあ、脚本さえ良ければ、それでも、なんとかなるんだけどね」
「あと、演出も――」
「つまり、何もイイ部分が、ないということですね(・∀・)」




 11月25日(木)

「……なにが、したかったのでしょう?」
「メイドロボキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「博子って、そんな設定なの?」
「原作では、ロボットを研究してる、天才科学者だとか――」
「自分の姿に、似せて?」
「そこまでは、ちょっと……」
「設定は、ともかく――脚本が、もうどうしようもないな」
「主人公は、どこに行ったんだ_| ̄|○」
「逃げ帰りましたが(・∀・)」
「それも、OPの前にな……」
「本当に、浪馬くんを主役にする気が、ないんですね……」
「主役どころか、脇役ですらないし……」
「シュンと、博子っぽいメイドロボしか出てませんよ('A`)」
「……なんだか、人類滅亡寸前っていう感じなんですが」
「少なくとも、博子は死んでるみたいだな」
「未来キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「やっぱり、マルバスの猛威が――」
「花を育ててるキャラが、いなかったから……」
「前作から、花屋の真歩子でも、連れてくるか?」
「人間どころか、ロボ博子も氏にましたよ('A`)」
「歌キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……まさか、感動の場面か?」
「思い入れも、なにもないキャラ……しかも、ロボットでは……」
「千穂で、この話をやるのなら、まだ解るのだけどな」
「マルチやミハルの話を、少しは見習ってくれ_| ̄|○」
「まったくです_| ̄|○」
「1話目の、冒頭の場面に、繋がったみたいだけど」
「釣りの――約束?」
「……なんだ、その、どーでもいいような約束は」
「あれだけもったいぶった演出をした上で、コレですか('A`)」
「……あれから、まったく会ってなかったのか、こいつら?」
 釣りなんて、いつでも出来ただろうに……。
「世界規模の災害のせいで、会えなかったんですよ、きっと('A`)」
「数十年で、学校が廃墟と化すくらいだからな……」
「浪馬は、あぼーんですか(・∀・)」
「たまきたちもな……」
 約束の場所とやらに来ていない時点で、確定だろう。
「忘れてた、だけかもしれませんよ?」
「いや、そんなどうでもいい約束、憶えてる方が、おかしいだろ」
「そもそも、一緒に歩いてたのに、約束もなにも――」
「超脚本と呼ぶのも、おこがましいですね」
「よくもまあ、これだけ意味のない話が、書けるものだと――」
「せめて、最後に帰ってきたロボに、本物が『おかえり』とか……」
「成長した、博子さんですか……」
「なら……顔は見せないで、影と声だけでも、いいかもね」
「ロボが迷い込んだのは、異世界だったのです(・∀・)」
「世界を行き来する能力のあるシュンが、偶然見つけたと……」
「鏡の国とかね♪ メルヘンな世界から、現実に連れ戻すのかー」
「実際には、メンヘルな世界っぽいですけどね(・∀・)」
「明らかになる、主人からロボへの、虐待の日々。・゚・(ノД`)・゚・。」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「『帰りたくない』という彼女を、優しく諭す、不思議な少年♪」
「数十年ぶりに帰ってきた世界では、主人は既に死んでいて――」
「役目を失って研究所に帰る彼女を、ずっと待っていた……彼女」
「博子キタ━━━━━━。・゚・(ノД`)・゚・。━━━━━━ !!!!!」
「――とか、まあ、そんな話でも」
「これならば、普通に、超脚本と称えられそうですね(・∀・)」
「本当は、浪馬と博子を使った話を、作ってほしいのだが」
「普通に、できますよ。普通の、脚本家にならば」
「『双恋』の8話(双樹登場)みたいな話でも、いいわけで」
「『絵を描く』のが、『ロボの研究』に、替わるだけでね……」
「迷い出てしまった実験中のロボを、主人公が保護する――とか」
「頼子さんですか(*´Д`)ノ」
「それは、(・∀・)ネコミミモードなメイドロボですね!」
「彼女を連れ戻そうとする怪しい人物から、必死に逃げたり」
「それが実は、研究所の職員だったりね」
「助清が、敵になるか味方になるかも、重要な部分ですぞ」
「ラスボスは、シュンですか(・∀・)?」
「あっさり負ける浪馬。ロボは、研究所に帰り、めでたしめでたし」
「浪馬くんの悪評が、また1つ増えただけというオチで♪」




 11月18日(木)

無人島物語キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……ありえない」
「超脚本ならば、簡単なことです(・∀・)」
 高波にさらわれ、無人島に漂着した、シュンと七瀬。
「クソ脚本氏ねよ_| ̄|○」
「これは、もう、セックルで子孫を増やすしか(・∀・)」
「……隠れていた犯罪者が、七瀬レイープとかでいいよ_| ̄|○」
「投げやりだな……」
「シュンは、不老不死なんでしょうか?」
「無人島で、『死ぬ』可能性は、まったく考えてないよな……」
「もう、ヒロイン全員、こいつの娘でいいよ('A`)」
「戦うんですね(・∀・)」
「全員を、この島に集めて、バトロワってもらいます('A`)」
「勝った人には、褒美が与えられますか(・∀・)」
「彼女は、完全なる生命を、生む母体となりましょう」
「……わからん」
「ところで……主人公が、でてきません_| ̄|○」
「順調に、シュンと七瀬のフラグが立ち続けているようだが?」
「超越者にして、神にも等しいシュンこそが、主人公ですよ('A`)」
「顔色の良くないシュンは、……もしかして『死人』なのでは?」
「新解釈キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ゾンビかよ((((((;゚Д゚))))))」
「キョンシーですね(・∀・)」
「退治できるキャラは、いるのか?」
「前作から、みこたんを呼んでくれば、あるいは……」
「そこで、助清ですよ(・∀・)」
「千穂さんとか、意外と『能力者』なのかも――」
「……唐突に、船が」
「わかったぞ! ここは、『迷宮島』なんだ!」
「船の男は、モンスター様に、生贄を届けにきたんですね!」
「ということは、つまり、シュンは……」
「鳴り響け! 僕の、エロース(・∀・)!」
「エロスの戦死キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……ちがうよ、ぜったい_| ̄|○」
「中学生の七瀬たん、(*´Д`)ハァハァ」
「七瀬も、なんだかバカっぽいよな、この話だと……」
「シュンの引き立て役にしか、なってないんですもの……」
 ――もっと、知性的なキャラなのかと、思っていたのだがな。
「えいえんは、あるよ(・∀・)」
「……そうか。それで、シュンは、いつ消えるんだ……?」
「既に、主人公が消えてますが(・∀・)」
「七瀬も、完全に忘却してるよな、浪馬のことなんて」
「『ONE』にも、こんなキャラ、いませんでしたっけ?」
氷上シュンだろ……」
「これの監督、OVA『ONE』の監督らしいんですが('A`)」
「初めに出た方か。ああ……なるほどね」
 空気は、似ているかもしれない。――意味不明なところが。
「……なんか、Aパートが、クソ長いんですが('A`)」
「だって、つまんないから……」
「もういい! それ以上、言うな(・∀・)」
「船長が、我々の意見を、代弁してくれましたね('A`)」
「ぐだぐだだな、脚本……」
「いい最終回でしたね(・∀・)」
「Bパート、始まったばかりなんですけど……」
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「千穂たん(*´Д`)ハァハァ」
「……浪馬くんの、活躍は_| ̄|○」
キックボクシング同好会だろ? 見せ場なんじゃないのか?」
「主人公は、見てるだけです(・∀・)」
「マトモに喧嘩なんてさせたら、動画が大変ですよ'`,、(´∀`) '`,、」
「いや、ほとばしってもいいからさ……」
 主人公を、格好良く見せないで、どうするというのか。
「よう、七瀬……どこ行って……たんだ?」
「なんだ、その浪馬の台詞は?」
「ローマは、鳥頭の(・∀・)池沼!」
「……ていうか、なんで、七瀬さんのところに、戻ろうとしない?」
「記憶操作だ((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「もしかして……千穂さんて、死神?」
「津波は、ホロウの仕業であったか……」
「それにしては、演出にオサレ感が足りませんねえ(・∀・)」
「変な演出は、きたが……」
「エロキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ここだけ、ちょっと面白かったかも」
「今度は、たまきとシュンが……」
「そうですか('A`)」
「次回は、初登場の博子が、シュンと……」
「そうですか('A`)」
「……まさか、ここまでダメ作品になるとは、思わなかったな……」
美少女アニメ、だったんだ」
「美少女を、シュンが(σ・∀・)σゲッツするアニメですが(・∀・)」
「美少女を出汁に、脳内電波を表現するアニメ、だろ?」




 11月11日(木)

「七瀬キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「NTRキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「またキサマか_| ̄|○」
「まあまあ。今回は、勘違い系の、お話みたいですから」
「……たまきがな」
 七瀬が、雨堂のことを好きだと思い込んだ、たまき。
 部の予算削減阻止のため、彼女に恩を売ろうと企むが……。
「たまきん氏ね(・∀・)」
「七瀬、かわいいよ、七瀬(*´Д`)」
「ツンデレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なるほど。人気が出るのも、わかる気がする」
花火大会キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ま、まさか、また……あの悪夢を_| ̄|○」
「『うた∽かた』化は、ないから(たぶん……)」
「棒読みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なぜ、そんなところに……」
「まあ、別に、いてもおかしくは、ないんだけど……」
「千穂(*´Д`)ハァハァ」
「百合キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「千穂は、雨堂くんのことが、好きなんですね♪」
「これは、オッケーだ(・∀・)」
「修羅場クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「七瀬(*´Д`)ハァハァ」
「なかなか、積極的でいいですね、千穂さん」
「ホモキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「な、なんか毎回、この回想シーン、見てるような……」
「(゚∀゚)キスキスキス!」
「_| ̄|○」
「水着キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……釣りですか?」
 千穂が参加したことで、たまきの計画にも、狂いが生じてしまう。
「――たぶん、たまきは、なにも考えてないけど」
「浪馬くんが、孤軍奮闘しないと……いけないわけですね」
「つまり、たまきん氏ねということですね(・∀・)」
「概ね……」
 偶然、釣りにきていた友人に、千穂の相手をさせようと――。
「でも、七瀬さんは、そんなつもり、まるでないのに……」
「(ノ∀`)アチャー」
「七瀬たんの水着姿に(*´Д`)ハァハァ」
「千穂さんのも、けっこうキワドイ感じが……」
「(*´Д`)ハァハァ」
 しかし、浪馬たちの謀略を、知るよしもない雨堂は――。
「あれ? 彼も実は、千穂さんのことが好き?」
 千穂を連れていかれ、浪馬は、七瀬と一緒に泳ぐことに。
「このまま七瀬エンドになれば、(・∀・)イイ」
「望ちゃん(笑)は、たまきと、一緒になっちゃいましたね♪」
「最低ですね、たまきんは(・∀・)」
「望ちゃん、がんばれ!」
「スタンド使いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「また、こいつか岸田……」「むむ、負けるな、望ちゃん!」
 望を無視して行ってしまった、たまきに接近する、岸田シュン。
「たまきん氏ねヽ(`Д´)ノ」
「裏切ったのは、たまきんの方ですが、何か(・∀・)?」
「浪馬くん、かわいそう……彼なりに、頑張ってるのに……」
「ぐは……七瀬が、かわいすぎる(*´Д`)」
「セックル後キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「雨堂くんと、千穂さんは、良い雰囲気です♪」
「たまきんは、何度でも氏ねヽ(`Д´)ノ」
「ストーカーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ホモか……」
「これは、ダメな『藍青緑』ですね(・∀・)ウホッ」
「縁……? いやまあ、あれは、もともと、だめだから……」
「お尻愛(・∀・)ウホッ」
「千穂、かわいいよ、千穂(*´Д`)」
「超展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「なぜ、七瀬のところだけが……真っ暗なのだろうか」
「もしかして、流されて、すごい沖に出ちゃったとか……」
「レイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━プ !!!!!」
「悲鳴まで棒読みだよ、千穂たん(*´Д`)」
「スタンド使いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……なぜ、キサマなんだ_| ̄|○」
「これ……普通は、浪馬くんが、助けにいくんじゃ……」
「DQNに足止めされてますが(・∀・)」
「クソ脚本め_| ̄|○」
「津波キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
 陸上では、千穂が、海上では、七瀬が大ピンチ――。
 どうなる、どうする、主人公!?
「主人公には、どうしようもない状況なんですが_| ̄|○」
「千穂さんは、もしかしたら、助けられるかも?」
「そっちは、雨堂の役目だろ」
「やっぱり……?」
「これは、ますます、クソアニメに磨きがかかりましたね(・∀・)」




 11月4日(木)

 思い出を探すために、以前訪れた街に向かう、みさき。
 浪馬たちも、それにくっついていくことになるのだが――。
「行く必要なかったな、あいつら」
「風呂が、なくなるじゃないかヽ(`Д´)ノ」
「みさき先生の入浴シーンを、普通は見せるのでは?」
「エロ担当は、棒読みでケテーイしていますが(・∀・)」
「しかし、妙ちきりんな脚本だな」
「美しい思い出と、残酷な現実――ということ?」
「時の流れの残酷さ――とは、また違うんだよね」
「1話で学校が廃墟になってたことの、伏線ですね(・∀・)」
「災害に、襲われると?」
「大地震クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
「被災地の人間の心を、逆撫でするような作品は……」
「とりあえず、千穂たんで(*´Д`)ハァハァしておこう」
「夕璃さんをメンバーから外した意味も、よくわからないです」
「実際問題、みさきと、ふみと、シュンだけで充分だよな」
「ょぅι゛ょ先生を、連れていってくれ_| ̄|○」
「いたね、そんなのも……」
 先生たちで旅行――でも、よかったかもしれないな。
「あの……まだアニメで見たことのないキャラが、何人も……」
「緑髪の眼鏡の娘とかな」
 彼女――平沢博子は、『下級生』なんだけど……。
 学校も、同じなんだし……。
「そろそろ、せめて顔見せくらいは、しておかないと……」
「たぶん人気がないので、あぼーんされますた(・∀・)」
「人気で決まるなら、七瀬の出番が多いはずですが_| ̄|○」
 ――高遠七瀬が、どうやら一番人気らしいのだけど。
「たまきんは、まったく出てこなくなりますね(・∀・)」
「高遠さん、ほとんで出てきてないですよね」
「ょぅι゛ょ先生と同じく、一度出たきりですが_| ̄|○」
「次は、七瀬がメインらしいが……」
「いつもどおり、シュンとかいうイケメンにNTRの悪寒(・∀・)」
「また寝取られか_| ̄|○」
「今回も……なんですよね。寝取られたってわけじゃ、ないけど」
「あの男は、彼女に幻覚を見せていたのか?」
「なんなんだ、あいつは_| ̄|○」
「主人公、存在意義が、まるでないな……」
「ケガも、すっかり治りますた(・∀・)」
「……あの、思わせぶりな演出は、いったい_| ̄|○」
「これは、素晴らしい、クソアニメですね(・∀・)」
「高校生の、みさきたんに(*´Д`)ハァハァ」
「旅館の女将は、ゲームでは攻略可能ですか(・∀・)?」
「いないじゃん……」
「『みずいろ』みたいに、倉嶋作監でリメイクきぼんぬ_| ̄|○」
「むしろ、ウニメを目指しましょう(・∀・)」
シスプリなら……『キャラクターズ』の方に、してくれ」
「みさき先生は、B80なのか(*´Д`)ハァハァ」
「貧乳キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「数値どおりには、なかなか描かれませんよね……」
「不自然な巨乳になってないだけ、いいじゃない」




 10月29日(木)

「ムダなアバンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「びびびび」
「(・∀・)やんやんややんやーん♪」
「ふぅーっ!」
「はいはい、いい曲ですね……」
「エロ妄想キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「エロいけど……夕璃たん、胸でかすぎ_| ̄|○」
「妄想だし……」
「今回は、最初から浪馬が出てきているな……」
「作画だめぽ(・∀・)」
「そこまで悪くは、ないと思いますよ?」
「微妙なところだな」
 遠目になると、やや、張りがないような印象もあるが――。
「彼氏にメールキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「たまきん氏ねヽ(`Д´)ノ」
「千穂さんきたー」
「これは……たまきが振られて、浪馬とくっつくという話かね」
「でしょうね。斬新といえば、斬新なヒロインかも」
「メインヒロインが、中古のアニメは珍しいですね(・∀・)」
「というより、話の途中で、男と別れて……というのがね」
 過去に傷のあるヒロインは、いなくもないのだけど……。
「実写ドラマなどでは、普通にありうる展開なのですが」
「それは、つまらなそうなドラマですね(・∀・)」
「アニメ視聴者の多くは、望んでいない形だろうね……」
「この作品のメインヒロインは、千穂たんですよ_| ̄|○」
「棒読みヒロインキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「しかし、これはこれで、萌えるところでもあるのです_| ̄|○」
「ヘタレ萌えに、目覚めたようですね(・∀・)」
「……もしかして、月乃も大丈夫なんじゃないか?」
 ともかく、女優を目指す夕璃が、撮影をすることになった。
 浪馬は、彼女の応援に、行くことになったのだが……。
「エロコスキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(*´Д`)ハァハァ」
「風呂キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ」
「女装キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(;´Д`)ハァハァ」
「うほっ!」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「格闘家きたー」
「……また、ホモネタか……」
「(・∀・)ワラタ」
 夕璃に代わり、危険な場面のスタントをする浪馬だったが――。
 危ういところを、彼に助けられることに……。
「超展開、(・∀・)イイ」
「テレポーテーション? 時間も、止めてるのかな……?」
「そういえば、前回、夕璃が誘ってたね、こいつ」
 遠くで、撮影の様子を見ていた、金髪少年――。
 彼が、たまたま現れた格闘男を、利用したわけだが……。
「この展開のために、彼を誘ったというのは、解るのだけど」
「脚本に、都合よく動かされた感が、強いですな」
「名作ですね(・∀・)」
「どちらかといえば、女性の好みそうなネタなんだがなあ」
 女性作家の同人誌に、こういうギャグは、多い気がする……。
「あとは、百合があれば完璧ですね(・∀・)」
「たまき×千穂――とか?」
「むしろ、千穂×たまきんで、おながいしまつ(*´Д`)ノ」
「浪馬くんの、立場が……」
神無月の巫女――っぽい感じで、百合百合と(*´Д`)」
「たまきんが中古なので、巫女はムリポ(・∀・)」
「姫子役は、同じくバスト誇張表現の、夕璃たんでも(*´Д`)ノ」
「微妙に、似ているといえば、似ているかも、しれないが」
「夕璃さんが……百合に?」
「( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` ) 」




 10月22日(木)

「警告画面が、男になりやがった('A`)」
「前回までは、カワイイディフォルメ系の、たまきさんでしたが」
 いよいよ、作品の本性を、むき出しにしてきたか――?
「それにしても、無駄なアバンタイトルだな」
「風景しか、映ってないですねえ……」
「しかも、使いまわしだし」
「……そんなことより、夕璃たんが_| ̄|○」
「なんなんだ、この男は?」
「浪馬くんじゃなくて、こっちの方が、主人公みたいなんですが」
「ここまで、原作ファンをないがしろにする作品も、すごいな」
 たまきも、夕璃も、アニメオリジナルの優男しか、見ていない。
 そもそも、主人公であるはずの浪馬が、まるで出てこない。
「作画、だめぽ(・∀・)」
「顎の線が太いのは、無理に修正してるから――なのかな」
「……なんですか、この格闘家は( ゚д゚)」
スト2の世界から、強い敵を探しにきますた(・∀・)」
「……こいつが、たまきを助けた奴か?」
「どうやら、操られていた、みたいなんですが……」
「それを、あの金髪優男が、やったと?」
「それは、すごい、超展開ですね(・∀・)」
「野郎どものシーン、長すぎ('A`)」
「うほっ!」
「ようやく主人公きたー」
「演技が下手なのが、さらに苦痛を与えるのです_| ̄|○」
「……緑川の演技が、すごく上手く聞こえるくらいにな」
「棒読み女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「追い討ちですか_| ̄|○」
「まあ、でも、演出とかは、悪くないと思うんですよ」
「『下級生2』というタイトルでなければ、もっと楽しめたかもね」
 ――今からでも、タイトル変えないか?
 あるいは、完全にパラレル設定だと、明記してしまえ――。
「もしかして、別の作品用のシナリオだったんじゃないですか?」
「企画がポシャって、流用しただけ……とか?」
「格闘男、(・∀・)ワラタ」
「やべー、なんかおもしれーよ、こいつ。゚(゚^ヮ^゚)゜。」
「主人公、バカだ」
 溺れた男を助けに、川に飛び込んだものの、やっぱり溺れる。
「おやくそく♪」
「だ、だだだ脱衣キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「おもむろに、制服を脱ぎ始めたな、千穂……」
「どうせ、水着ですよ(・∀・)ニヤニヤ」
「いや、それでも構わん。神作画で(*´Д`)ハァハァ」
「靴下、脱がないんだ……」
「よく、解ってるじゃないか。・゚・(ノ∀`)・゚・。」
騎乗位キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ぶふぉーッ!? え、え、エロすぎる(*´Д`)ハァハァハァハァ」
「は、はわわっ、腰の動きが、マズイですよ、コレっ!?」
「今、まさに、私は神アニメの誕生を見た(*´Д`)ノ」
「うほっ(・∀・)」
「マウストゥマウスきたーっ!」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「男同士で(゚∀゚)キスキスキス!!」
「……すごく、楽しそうだな、お前たち……」
 ギャグになっている分には、よいのだけど……。
「これは、いい、ギャグアニメですね(・∀・)」
「素晴らしい、エロアニメですぞ(*´Д`)ノ」




 10月14日(木)

「びびびび」
「(・∀・)やんやんややんやーん♪」
「ふぅーっ!」
「……なあ、もしかして、気に入ってないか、この歌?」
「悪い曲では、ないのではと……」
「スキなのがバレたら、恥ずかしいだけですよ(・∀・)」
「流行に踊らされるのは、良くない考えですな'(・∀・)」
「ま、まあ、明るく楽しい曲調なのは、認めるけどさ……」
「あ、新キャラですよ」
「び、微妙だ……作画次第で、萌えられそうなんだけど……」
「顔のパーツ、ちょっとバランスが悪いかも……」
「目が、大きすぎるのじゃないかと」
 口許の黒子も、強調されすぎているように思う。
 ED等では、かなり良いデザインのキャラに見えるのだけど。
「OP・EDの倉嶋作画マンセー(・∀・)ノ」
「副会長(・∀・)イイ!」
「これは、ツンデレ系ですかな(*´Д`)ハァハァ」
「たまきのコミカルな演出も、かわいくていいと思います♪」
「だが、所詮は中古キャラ(・∀・)」
「しかし、美少年キャラは、意味が解らんな。必要ないだろ?」
「腐女子が(*´Д`)ハァハァするためですよ(・∀・)」
「見てないんじゃない?」
 タイトルの時点で、視聴放棄は確定だろう。
「番宣CMも、どう見ても『美少女萌えアニメ』だったんだし……」
「知れば、見てくれるような気もしますけど」
「見なくていいです('A`)」
「実は、『美少女アニメ』に見せかけた、『美少年アニメ』だったり?」
「狙っているとは、思いますよ。どちらも……」
「作品的には、『同級生』も『下級生』も(゚听)イラネって感じですが」
「女キャラは、先生以外、必要性ないよなあ……」
「むしろ、主人公も(゚听)イラネ状態ですが_| ̄|○」
「制作側が、タイトルに乗っかって、好き勝手にしてるだけだな」
「それが、クソアニメと言われるユエンですね(・∀・)」
「オナニーアニメじゃねーかヽ(`Д´)ノ」
「ゲームのファンにしてみれば、いい迷惑だよな……」
 これなら、世界を壊していない『双恋』の方が、遥かにまし。
 ……とも言えないところが、あのアニメの凄さなのだが。
「取って付けたような、萌えシーンも(゚听)イラネ」
「そこ『だけ』が必要なんですが_| ̄|○」
「ですよねー」
「ロリキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「よ、よ、ょぅι゛ょ先生が水着でランドセル(*´Д`)ハァハァ」
「これは、また……」
「なんというか、2つの話が、ごっちゃになってますよね」
「というより、ゲームのCMを挟んでやってるだけっぽい」
「スポンサー様のCMを流してやってるんですね、合間に(・∀・)」
「萌えイベントだけ収録したDVDきぼんぬ_| ̄|○」
「本来のCMも……制作陣の趣味なのか、これは?」
「どうみても、女の子向けな作品のような……」
「キャストは、イイですね(・∀・)ニヤニヤ」
「べ、別に、買えとは、言いませんよ……」
「絵はともかく……内容は、男でも聞けるドラマなんじゃないの?」
 マリみてみたいなものなのかも――。
「エロブルマキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「すごい角度だ(*´Д`)ハァハァ」
「彼氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「たまきん氏ねヽ(`Д´)ノ」
「……バカ?」
「あら? 三角関係の予感……かも♪」
「普通の展開なら、主人公の思い違いという話になりそうだが」
「望くん? お友達との、恋の鞘当て合戦がスタートです♪」
「彼氏は医大生ですよ? セックルしまくりですが(・∀・)」
「無視していいです、そんな設定は」
「でも原作だと(・∀・)」
「原作のダメな部分は、排除してください_| ̄|○」
「たまきん排除キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「背景化して、香月たんと夕璃たんの萌えシナリオを(*´Д`)ノ」
「というか、『下級生』が、あんまりいない……」
「前作から、そうだし……」
「また新キャラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「声が_| ̄|○モウダメポ」
「素人声優、(ノ∀`)キチャッター」
「絵だけ見れば、(・∀・)イイのに_| ̄|○」
「痴呆という名前ですか(・∀・)?」
「これ、原作にいないキャラだよね?」
「いれば、もっとマシな声優を使ってます、確実に_| ̄|○」
 主人公、浪馬を探して、夜の街を彷徨う、たまきだったが……。
「やっと、まともに話が進んだような……」
「いかに、無駄な場面が多いか――だね」
「たまきんレイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━プ !!!!!」
「……そこは、主人公が、助けにこないと_| ̄|○」
「超展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……今、なにが起こったんですか( ゚д゚)?」
「イメージ映像?」
「たまきが夢を見ている間に、片が付いたのだと思うけど」
「糸目の男にも、見えてませんでしたが?」
「恐ろしく強いのでは? 陸奥圓明流の使い手だったり?」
「たしかに、常人には、見えはしないだろうが……」
 ――おそらくは、超能力の類なのだろう。
ベクター使いなら、首チョンパが見られましたのに(・∀・)」
「血溜まりに横たわる、たまき。怖い感じで、イイかも♪」
「ますます、『下級生2』のタイトルから、遠ざかる……」
「このスタッフなら、『月姫』のアニメ化が出来そうな気がする」
「あれのアニメは、もう――」
「アレは、真月y=ー( ゚д゚)・∵. ターンという作品ですが(・∀・)」
「雰囲気作りは、上手そうだけどね……」
「コミカルな場面も、演出できますし」
 このタイトルでやらせてしまったのが、間違いなのだろう。
「もう少し、原作を尊重できるようになればね……」
 クリエイターとして、一歩、前進できるだろう。
 どんな人間が、これを作っているのかは、知らないが……。
「次回作に期待しましょう♪」
「今度は、それ系の雰囲気重視アニメが、いいね」
「もしかして、最終回だったんですか(・∀・)?」
「いや、違うけど……」
「この作品が失敗に終わるのは、確定しましたので_| ̄|○」




 10月7日(木)

 新番組
「たまきんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「中古キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 実際には、よく知らないで騒いでいる馬鹿が、多いわけだけど。
「この歌は、ちょっと……」
「いつの時代の、アイドルソングだ?」
 主題歌が、ダメだ。良い悪い以前に、時代にそぐわない楽曲。
「ビビビビ♪」
「(・∀・)やんやんやーんやーんやん♪」
「うーむ……」
「歌自体は、決して下手なわけじゃ、ないと思うんですけど」
「なにを考えて、こんな曲調にしたのか――」
「メインターゲットが、30代男性――とか」
「イマドキ、そんな歌を聴いてる奴は、いないです_| ̄|○」
 アニメソングは、基本的に、そのあたりの曲を踏襲している。
 ――それは、確かなのだけど。
「そのまま、今の作品に持ってこられてもねえ」
「昔の作品なら、『懐かしい』で済ませられるんですが」
ハイスクール奇面組――とかね」
 それよりも、さらに古い感じなのかな、……これは?
おニャン子クラブですか_| ̄|○」
「今の時代には、(・∀・)ネコミミモード♪ ですよね」
「あれも、特殊すぎるんだけど……」
「でも、作画は綺麗じゃないですか」
「小綺麗では、あるけれどね」
「これのタイトルは、『はにはに2』でしたっけ(・∀・)?」
「……また緑川なのか、主人公は」
「それより、『下級生2』って、こんなゲームなんですか(;´Д`)」
「たぶん、違うと……」
「医大生と主人公に、二股掛けなヒロインの話と聞きました(・∀・)」
「アニメ版のメインヒロインって、眼鏡の先生なのかな?」
「電波シナリオの余寒(;´Д`)」
「やっぱり、『はにはに2』じゃないんですか、これは(・∀・)?」
「変な『ワールド』設定は、ありそうだよね……」
「ゲームでは、たぶん、なかった設定だと、思うんですが」
エルフも、けっこう変な設定を付けてくることは、あるけど……」
「たまきんシナリオ以外は、オーソドックスな作りみたいですが」
「実は未来人とか、実はロボとか……じゃ、ないわけね」
「変な能力も、ないと思われます(;´Д`)」
「変じゃないもん……」
「それにしても、『間』の長すぎるアニメだな、これは」
「セリフが、まったくないまま進んでいきますね」
 逆に言えば、話がまったく進んでいないということだけど――。
「萌えキャラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
結先生の中の人か(;´Д`)ハァハァ」
 ――猪口夕佳か。字は、有佳だったような気もするが……。
「名前を、変えたのでしょうか?」
 ……誤植かも。微妙に舌足らずな声に、萌える声優かな。
「たまきん、行動が意味不明だよ、たまきん」
「あの場合、長い棒を使うのが、正しいと思います(・∀・)」
「サルでもできる……みたいな?」
作画だけアニメですか_| ̄|○」
「それも、いつまでもちますか……不安ですね(・∀・)」
「早く崩壊しろと、言わんばかりだな」
「そんなことは、ありません。神作画ならば、言うことナシですよ」
 ――まあ、双恋よりは、まし……なのかなあ、これも?
双恋に比べれば、ほとんどの作品は_| ̄|○」
下級生のタイトルでする必要のない話に、なりそうですよね」
「普通に、恋愛ものにしておけばいいのにね」
神アニメに化ける、可能性を_| ̄|○」
 ないとは、言いきれないが――やはり、難しそうだなあ。
「間違いなく、邪神アニメになりますよ(・∀・)」


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