アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

ファンタジックチルドレン


 3月28日(月)

 ――最終話
「物語的には、前回までで、ほとんど終わってるんだよね」
「ほぼ、エピローグに近いですよね」
 ゾーンの狭間――。
 そこへ、ヘルガ=ティナの魂を迎えにいった、トーマ=セス。
「カラス、カコ(・∀・)イイ」「CGかな?」
 彼は、波打ち際に倒れる、ヘルガの姿を見つけるが……。
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「グロキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 セスの記憶が……自身の犯した過ちに、彼の身体を震えさせる。
 左腕を失った本来の姿で、彼女を抱きしめる、セス。
 彼は、自分が、ティナの恋人であった『ソランを殺した』のだと告げる。
 ……そして、何度も、何度も、彼女に許しを請うた。
 転生し、トーマとなっても……その罪の重さから、彼になりきれず……。
 ずっと、ティナにそれを伝えることだけを考えて、存在してきた。
「映像的には、とってもキレイですね――」
 出現した閻魔の前に立ち、『生きてくれ』と、彼は、彼女に言う。
「音楽が、(・∀・)イイ!」
 だが、今の貴方は『トーマ』なのだと、彼女は主張する。
 貴方が死ねば、トーマもまた、死んでしまう。
 ……トーマとして、貴方は、生きていかないと、いけないのだと。
「トーマは、何も悪いことしてないのに。・゚・(ノД`)・゚・。」
 自分の罪は、トーマの罪でもある。だから――セスは言う。
「それは、間違ってる」
「犯罪者の子供を、それと同類に扱うのに、近いかもね」
 『死んでも、償いには、ならない』――ティナ=ヘルガは言う。
 生きて、他の人を幸せにすることこそが、本当の『償い』なのだと……。
「死刑は、反対ですぅ(・∀・)」
「それで、いいと思う。そうあるべきなんだと、私も思います」
「反省しない奴が多いから、どうにもならないんだけどね」
「てゆーか、死刑になる奴なんて、ろくでもねー奴ばかりですが……」
「刑務所の仕組みが悪いよな。地下労にでも閉じ込めとけ」
「人権……」「擁護法(・∀・)」
「それだけの罪を犯した時点で、権利は……まあいいや、詮無きことか」
 それでも、『自分は助かるわけにはいかない』と、セスは言う。
「これだけ反省してれば、罪は、もう、雪げたはずだよ?」
「セスに関しては、同意だ」
 『ならば、自分も死ぬ』――ティナは、彼に告げる。
「ヘルガが死ぬんですが(;´Д`)」
「自分で言った言葉は、忘れてるのか?」
「半分、脅しなんじゃないかな? それで、セスの考えが、変わればと」
「ヘシン(・∀・)」
 ――ティナの姿になり、彼に近づき……倒れる、ヘルガ。
 セスは、『また自分のせいで、彼女を傷つけてしまった』ことを悔やむ。
 トーマの姿となり、ヘルガの魂に、彼は、必死に呼びかける。
「あれになったり、これになったりと、忙しいな」
「2人の、『すれ違い』っていうのを、表現してるみたい……」
「セスと、ティナ……として、結ばれることのなかった、ふたりか……」
 『一緒に生きよう』――彼の呼びかけに、ヘルガは目を覚ます。
「死んだフリですた(・∀・)」「本当に、死ぬところだったと思うけど……」
「命懸けの、演技というところか……」「『釣り』とも言う(;´Д`)」
「釣れた(・∀・)」
 『トーマとして、生きる……生きるんだ!』
 ――光に包まれた、2人は、現実の世界へと……帰ってきた。
貴方と、合体したい!
「ま――待て、なんだ、その唐突なCMは!? 驚くだろう……」
「す、すいません、つい……」
新番組キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「『蒼穹のアクエリアンエイジ』ですか(・∀・)?」
「なんか違うぞ……」「『創世のアクエリオン』ですね」
「こういう番宣は、前番組の終了後に、やるものじゃないか?」
「必死なので(・∀・)」
「微妙に、メカは『エヴァ』風味か?」
「全体の雰囲気は、『グラヴィオン』かも(;´Д`)」
「コスチュームとかは、『ステルヴィア』っぽい?」
「また、なんか、寄せ集めっぽい作品だな」
「作画は、(・∀・)イイ!」
「1話目には、気合いが入るものです。……普通は_| ̄|○」
「稀に、普通じゃないのもあるから。何とは、言わないが……」
「お、――追い込み型なんですよ、『ネギま!』はっ!!」
「『ゴーダンナー』とは、違うのですか(・∀・)」「違うと、いいなあ(;´Д`)」
「……それは、そうと、本編」
 目を覚ました、トーマの前には、ソレトがいた。
「放送事故かと思った(;´Д`)」「しばらく、無音でしたからね……」
「心臓に悪いな、こういうのは」
 ヘルガも大丈夫だと――彼女に知らされ、安心する、トーマ。
 一方、デュマは、転生装置を破壊した。
 遠く、惑星ギリシアへと帰っていく、宇宙船。
 ソレトや……少年たちは、このまま地球に残ることを決めた。
 今度こそ、自分たちの生命を、全うするために――。
「ポエムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ギリシア人、でかいよ、ギリシア人(;´Д`)」
 物言わぬ、魂を失くした姉の身体の前で、デュマは、つぶやく。
 『僕は、自分の時間を止めます。永遠に』――と。
「心の時間……心を閉ざすって、ことかな?」
「別れの言葉、なのだろう。もう、2度と、ここへは来ないという」
「デュマ。・゚・(ノД`)・゚・。」
「閉ざされた、彼女だけの世界で、ティナの身体は……朽ちていくか」
「なんだか、寂しいシーンだね……」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
 いずこかへと去ってしまった、少年たち。
 ――ヘルガは、『自分たちも、施設へ帰ろう』と言う。
 自分は、強くなれたから……もう、大丈夫だから――と。
 『いつか、きっと、ソランに会える』
 ――トーマは、彼女に、そう断言した。そして、彼らの故郷へと、帰る。
「OPキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「髪の色が、戻ってる……」
「記憶が、消えたか……?」
「十年後キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「大人ヘルガたん(*´Д`)ハァハァ」
 小さな子供たちの面倒を見る、ヘルガの前に、1人の旅人が……。
 水を飲ませてほしいと頼む、彼の腕には、妙な痣があった。
 それは……ギリシアの文字で書かれた、『ティナ』の名前……。
「ソランキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「キター♪」
「笑顔が、キモイ野郎ですね(・∀・)」
「それは、そうと……トーマは、どこに行ったんですか(;´Д`)」
「これは、ひどい、寝取られエンドですね(・∀・)」
「ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!!!」
「そ、それは、ちょっと、違うような……でも、やっぱり、微妙?」
「トーマから見れば……記憶が消えた時点で、どうなのか、だな」
「ティナだから、好きだったのか、それとも……か」
「ここに、今、彼がいないというのなら、それは……やはり、前者としか」
「うーん……前世に縛られない未来でも、よかったかも……」
「では、仕事から帰ってきたトーマと、修羅場ということで(・∀・)」
「よし、それだ(;´Д`)」
「それで、いいのか……?」
「また、アクエリアンエイジキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「アクエリオンだよ……」




 11月29日(月)

 白髪の少年たちを追う警部は、事件に遭遇する。
 突然、青白い光を発して爆発した家屋と――さらわれた娘。
 彼女をさらったのは、死んだはずの兄であった……。
「妹キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「萌え?」
「むしろ(*´Д`)ハァハァ」
「変態キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「殺されたのは、ろくでなしだから、別にいいんじゃない?」
「シベールたんに変態行為をする、許せない奴だ(*´Д`)」
 兄を事故で失い、身寄りのなくなった彼女を引き取った親戚だが。
 目の不自由な彼女を邪険に扱い――。
 さらに、ろくでもない男に、金で売り渡そうとしていた。
「そこに、お兄さん登場!」
「これは、いい、近親相姦アニメですね(・∀・)」
「そういうのじゃ、ないから……」
 ――だが、彼の姿は、どうみても70歳の老人そのものだった。
「同じようなケースは、以前にもありましたね」
 なぜか、老いてしまう若者と、彼らの持ち得た、謎の力。
 そこに現れる、白髪の――年をとらない少年たち。
「なかなか、話の全貌が、見えてこないのだが……」
「取り憑かれますた(・∀・)」
「彼に見えてたのは、彼の、両親ですよね」
「消えた(・∀・)」
 彼を殺すために、廃屋に突入していく、兵士たち。
 力を使い、それらを吹き飛ばした彼は……力尽き、消えていく。
「これは、ぁゃιぃクワトロ・バジーナですね(・∀・)」
 突入を指示した、サングラスの男。
 金髪――あるいは、白髪にも見える、その男の正体は……?
「わかりました。シベールたんは、私が引き取りましょう(*´Д`)」
「解っているのか、貴様……盲目の少女を、引き取るという意味」
「大変ですよね」
「わんこを……盲導犬を、導入しましょう(・∀・)!」
「……ペット禁止ですた_| ̄|○」
「そういう問題では、ないような――」
「障害者だと、入居の時点で、いろいろあったりしそうだしね」
 ――ありえない話をしても、仕方ないが。
「いや、自分が、事故とかに遭う可能性とかも、あったり_| ̄|○」
「そこで、メイドロボですよ(・∀・)」
「ああ、早く実用化しないかなあ(*´Д`)」
「実用化どころか……」
「(・∀・)」
「……えっと、たぶん、魔法の力でも、働かないことには……」
「まずは、自由に動く義手や、義足からじゃないかな。義眼とか」
「しかし、それには金が_| ̄|○」
「どこかに、機械の身体を、タダでもらえるという星が(・∀・)」
「そこ、詐欺ですから……」
 ――島での暮らしにも、馴染んできたように見える、ヘルガ。
 家族の絵を、描いてあげたり……トーマたちと、遊んだり……。
 それでも――1人になれば、悲しみは、彼女を襲う。
「やはり、絵の場所に行かないと、だめなんだろうな」
「家族の絵は……もしかしたら、彼女なりの餞別なのかも……」




 11月8日(月)

 森の中で倒れてしまったチットを助けようとするトーマ。
 しかし、そこには、危険な蜂が、飛び回っているのだった。
「ぶっ殺し蜂(・∀・)」
「通称なんだろうが……描写が凄いな、これは」
「大きいな……刺されたら、ショック死しそうです……」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「怖いよー。・゚・(ノД`)・゚・。」
 そんな中へ、トーマの静止も聞かず、悠然と踏み込むヘルガ。
「か、顔に((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
「に、逃げて、逃げて……刺さないで、お願い――」
「もういやだよこんなの。・゚・(ノД`)・゚・。」
「まったく……見事な、恐怖演出ではないか」
 これほど、視聴者に恐怖を与えられる描写も、ないだろう。
「リアルすぎるんですよ、動きが」
「しかも、大量に。・゚・(ノД`)・゚・。」
「蜂にトラウマのある人間は、見ていられなかっただろうな」
 しかし、それでも平然と、歩みを進めるヘルガ。
「平常心――ですか。それとも、なんらかの、力が?」
 ――ともかく、無事にチットを救出した、ヘルガとトーマ。
 トーマは、そんなヘルガの勇気と行動力に感服し――。
 そんなトーマに、ヘルガもまた心を開く。
「キターって感じかも♪」
「トーマの方は、かなり意識しているな」
「ラブコメですか(・∀・)ニヤニヤ」
 泥だらけの服を着続ける彼女に、新しい服を用意するトーマ。
「トラ、カコ(・∀・)イイ」
「ま、まあ、センスに関しては、置いておきましょう(苦笑」
 チットから、島に妙な人間がいると聞き、様子を見に行くと……。
 遺跡の近くで、白髪の少年を発見した。
 トーマは、彼を島から追い出そうとして、争いになるのだが――。
「戦闘キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「パパン拳法、最(・∀・)強!」
「よく、動きますよね。アニメとしては、すごくレベル高いかも」
「動画はね。人物の作画が、安定しないわけだけど」
「崩れるのが前提の、デザインなんじゃないかな」
「ヘルガ以外は、顔を整えるつもりは、ないかもね」
 萌えアニメとは違う――という、主張かどうかは、知らないが。
「『巌窟王』くらいの造形で、良さそうな気もするけど」
「ちと、濃すぎなような気も(;´Д`)」
「そうか……?」
「それはそうと、ロボキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ホワイトドールキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「あー、遺跡の像から、出てきましたね」
「ロボ、だめぽ(・∀・)」
「カッコよくは、ないですけど……」
「もう少し、おもしろみのある動きをしてくれると、良いかな」
「ロボットというより、飛行機と考えた方が、いいのかも」
「戦闘もできる、移動用のメカですな」
「ところで、この人たちは、なにをしてるんですか(・∀・)?」
「え……?」
「な、なんらかの、情報を、集めてるんじゃ……ないのか?」
「変な死に方をしている人が、いるのと……関係ある、かも?」
「黒い影と戦っているのです。たぶん、世界平和のために(*´Д`)」
「つまり、謎の黒い影から世界を守る秘密組織がある(・∀・)!」
「それが、不死身の肉体を手に入れた、白髪軍団なのです(・∀・)」
「なんだか、的外れっぽいんですが……」
 ――公式ページ読めっていう、話だよな。
「本当は、脚本の中で情報を提示しなければ、ならないのだが」
「彼らが、どこから、なにをしにきたのか――くらいは、ね」
「白髪がヘルガを探しているなんて、わかりませんよねえ(・∀・)」




 10月4日(月)

 新番組
「……なんか、微妙」
「絵柄だけ見れば、鉄人ふうなのか?」
「わからん_| ̄|○」
「話が、掴めないなあ……」
サイファイ・ハリーとか、そのへんの系譜?」
「謎の組織とか……? 素質のある子供を集めてる?」
 子供たちだけで、自発的に何かを成そうとしているようにも。
「抜けるのも、自由みたいなんだけどね」
 それも――あまり楽しいことでは、ないらしい……。
「これは、アベンジャイなアニメですね(・∀・)」
 決して、面白い作品とは、思えなかったのだけど――。
「後半は、ちょっといいかも」
 舞台が、作品内における『現代』に変わったようだ。
「む、萌えキャラの予感(*´Д`)」
「謎の女の子キター」
「これは……もしかしたら、宮崎系だったりするか?」
ラピュタっぽくなれば、面白そう♪」
「欝展開の悪寒(・∀・)!」
今、ここにいる僕……だったりしてな」
 ――あれは、救いようのない、欝作品だったが。
「レイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━プ !!!!!」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「その展開は、ちょっと、イヤだなあ」
「でも、暗い感じの陰謀とか、見え隠れしてない?」
「明るいお話が、いいですー」
「なぜ、これが深夜なのかを、考えないといけませんね(・∀・)」
 絵柄から見れば、休日の朝や夕方でも、おかしくは、ないのだが。
「ロボットとかも、出てこないだろうし」
「甘いですな。あのデカい仏像みたいなのの中に、太古のMSが!」
ホワイトドールキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「たーんえーたーん、たーんえーたーん♪」
「ありえない……」
「最初に出てきた少年少女は、未来の十傑衆なのです(*´Д`)ノ」
「工エエェ(´д`)ェエエ工」
「我ら、ビッグファイアーの為に(・∀・)ノ」
 よくわからない作品だが……。
「化ける可能性は、大いにあると思う」
「隠れた注目作ですね♪」
「大コケする可能性も、十分にあるのだけどね……」
 謎で引っ張るようだと、失敗。
 冒険譚にしてしまえれば、成功に近づくであろう。
「渋いEDは、(・∀・)イイ」
「NHKで放送しても、良さそうに見えるけどなあ……」
「やっぱり、レイープアニメなんですよ(・∀・)」


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