アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

OVA/劇場版


 姑獲鳥の夏

 ――劇場版
 京極夏彦原作の小説を、遂に実写映画化。
「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 『20ヶ月を過ぎても出産しない、妊婦』の秘密。
 ……その噂の元になった、事件の真相とは――?
 突然、姿を消した若い医師は……どこへ消えてしまったのか?
 ――怪事件を、陰陽師・中禅寺秋彦が解決する。
「_| ̄|○」
「……まあ、なんというか、『解りにくい』作品だったな」
「原作を読んでいないと、つらいかも?」
「読んでいたら、読んでいたで、また、いろいろいろと_| ̄|○」
「文章を、考えながら読めるっていうのは、やっぱり大きいんだね」
「ばばあ、ワロス(・∀・)」
「久遠寺菊乃さんの演技は、上手でしたよね♪」
「演技はね、京極堂を始めとして、全体的に非常に上手いのだが」
「俺の涼子さんが_| ̄|○」
「レイープコネ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ロリコン医師――菅野だっけ、の表現も、少し曖昧だったな」
「ていうか、あいつがどうなったのかの説明が不足してて……」
「あのあたりは、京極堂が、もっと、みっちりと説明するべきかもね」
「必要なところで、間が取れていない感じかな?」
「しかし、日常場面では、無駄にテンポが悪かったりもするし」
「涼子さん、和服似合ってないよ、涼子さん_| ̄|○」
「それは……持っていたイメージと、違うだけという気もするがな」
「もっと細面で、身体も細くて、今にも倒れそうなイメージが_| ̄|○」
「関口どうよ? 猿顔という設定だったが」
「これは、これで、アリなんじゃないかなーと。おサルさんっぽいし」
「もう少し、丸顔っぽい印象だったんだがな……」
「むしろ、木場の方が……なんか、キザっぽくてだめぽ_| ̄|○」
「榎木津カコ(・∀・)イイ!」
「阿部寛さんか……ちょっと大柄すぎかな。でも格好いいよね♪」
「ギリシア彫刻のような顔……だからな」
「キャスト的には、特に問題ないで、FA?」
「涼子さんが_| ̄|○」「もういいよ……」
「あ、でも……実は、内藤医師のイメージが、ちょっと違ったかも」
「――そうなの?」
「顔『だけは』、カッコイイ人っていう印象だったんだけどなあ……」
「まあ、しかし、キャストなどは、些細な問題でして_| ̄|○」
「演出、かな。やっぱり……」
「意図の解らない演出は、多かった気もするな」
「アイキャッチ? みたいな月の映像とか。意図は、解るけど」
「妊婦だからね。でも、月の表面積だの、なんだのというのは……」
「全体的に、作り物っぽいのが_| ̄|○」
「久遠寺医院とか?」「赤ん坊は……そうリアルに描かれてもな」
「それを、気味悪く見せるのが……ホラー寄りな、この作品のキモで」
「確かに、『怖い』っていう印象は、ないね。『不気味』とか」
「『怪談話』的な要素に期待している客も、多そうだけどね」
「おどろおどろしい、呪いの儀式は、こないのですか(・∀・)?」
「別の、作品だったら……『狂骨の夢』とかの」
「エロい儀式(*´Д`)ハァハァ」
「……ところで、『眩暈坂』って、こんなふうになってるんですね……」
「そういう、視覚的なイメージが補完されたのは、良い部だ分と思う」
「『京極堂』の、内装とかね」
「せめて――クライマックスさえ、上手く盛り上げてくれてれば_| ̄|○」
「無駄に、場面が変わったりね……上手いとは、言えないからな」
「DQNキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……こんなんだっけ、原作の展開って?」「なんか、違うような……」
「これは、また、とても萌え燃えな展開ですね(・∀・)」
「こんなDQN描写は、いらねえです_| ̄|○」
「建物の中に、視聴者の意識を集中させた方が、良かったかもです」
「つ『原作』」「うん。ちょっと確認してみるか」
「……あ、あはは、どうしよう?」
「原作の、涼子さんのセリフ回しは、こんなに萌えるのに_| ̄|○」
「これに萌えるのも、どうかと思うが……確かに、まるで展開が違うな」
「ていうか、原作の演出は『アニメ寄り』なんですよ……」
「声優さんの演技が、しっくりくる感じかも、しれませんね――」
「『富野アニメ』だな。演出的に近そうなのは」
「それは、ある意味、『演劇的』ってことでも、あるんですけどね」
「だから、まあ、力のある俳優になら、問題なく演じられるわけで――」
「演技は、もういいです。それより、それより、あの、○○が_| ̄|○」
「原作には、影も形もない、館の○○ですね……」
「ありがちなネタに、逃げたとも見えるが……」
「私が、原作の展開を、忘れていただけなのかと、思いましたが……」
「DQN(゚听)イラネ」
「原澤さんが、かわいそうな人じゃ、なくなっちゃったね……」
「同情の余地が、なくなった_| ̄|○」
「××の死亡シーンをなくしたのも、よくわからんな」
「涼子さんの印象を、悪くしないためでしょうよ_| ̄|○」
「彼女を『悪者』にする演出は、けっこう、避けていたかもしれないね」
「あの、どうしようもなさ、やるせなさが、作品の魅力なのに_| ̄|○」
「後味、良くないですからね。このシリーズって」
「その、『後味の悪さ』だけは、しっかりと踏襲できたんじゃない?」
「作品そのものの、出来の悪さに対してですか_| ̄|○」
「なんていうか、こう――やっちまった?」
「これは、素晴らしい、クソ映画オブジイヤーですね(・∀・)」

「原作既読者にも、未読者にも、おすすめは、しかねる……」
「役者さんのファンの人なら、見てもいいかなあ……」
「物語なんて飾りです_| ̄|○」
「『爆裂天使』に匹敵する、超クオリティーを胆嚢しるです(・∀・)!」
「いっそ、『撲殺天使リョウコちゃん』にしてくれれば……」
「なんだ、そのネタは……笑えねえ……」「シュールですね♪」




 機動戦士Zガンダム −星を継ぐ者ー

 ――劇場版
「1stの『正統なる続編』キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「TV版を、再編集したものという話だが……」
「新作カットと、古いままの部分の差が、気になるところかも」
「変な技術を使って、違和感が出ないようにしているようだけど……」
「……座席、いちばん後ろだ……」「人多すぎ(;´Д`)」
「それだけ、種死の糞っぷりに、失望した人が多いのですね(・∀・)」
「あれが好きだから、これも……な人も、多いと思うけど」
「トミーノは、種死にムカついているのです(・∀・)」
「舞台挨拶で、そんなことも言ったみたいだけど……半分冗談かな?」
「『姑獲鳥の夏』キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ふぅん……映画になるんだ」
「ようやく、京極夏彦の作品に、手を着けはじめた感じだね」
「激しく微妙なヤカン(・∀・)」
「上手くいけば、『魍魎』などは、3部作になったりするかもね……」
「日本の映画界の、命運を握る……かも?」
「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ――お決まりの新作紹介の後に、本編開始。
「むむ、なにかと思えば、木星か!?」
「木星といえば、シロッコなのです」
「ジュピトリスが帰ってくるところを、イメージしてるのかな」
「すげー、なんて奥行きのあるCGなんだ(*´Д`)」
ガクトさんの歌も、雰囲気的に合ってる感じです♪」
 ――物語は、クワトロが、『グリプス2』に潜入するところから。
「シャアキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「台詞は、録り直してるのかな?」
「今の、池田氏の声っぽいね……なんとなく」
「既に、種死とのレベルの差が、明らかになりますた(・∀・)」
「潜入時の緊迫感を、上手く伝えられている感じ。ドキドキする……」
「いきなり、ヤンマーニでネタに走った種死と比べたら……」
「あれは、『敵』の圧倒的な強さを、知らしめるためだったりするし……」
「同時に、コーディーのショボさが、知らしめられますた(・∀・)」
「その強かった、オクレ兄さんも……ナチュラルに撃墜されて_| ̄|○」
「よその作品の話は、もういいって……」
 ――そして、カミーユが拘束され、尋問される場面へと続く。
「タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!!!」
ジェリドに殴りかかるシーンは、カットですか(;´Д`)」
「……回想で、軽く流しましたね」
「『ガンダム』を初見の人間には、少し、解りにくいかもしれないな」
 ――エゥーゴの襲撃に、混乱する、ティターンズの基地。
「カミーユのDQN行動キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「でも、彼は、ちゃんと人間的に成長してくれるから……」
「種死の主人公は、成長もせずに、どんどん奈落の底に_| ̄|○」
「もういいから……」
 ――成り行きで、カミーユは新型のガンダムを奪い、エゥーゴへ。
「目に入った幼馴染を心配するのとか、細かくていいですよね」
「後の再会を、印象深くするための、演出だね」
「しかし、懐かしさは感じるものの……やや退屈な印象も……」
「うーん……まあ、一度ならず見ているものですからね……」
 ――バスク・オムは、部下の、エマたちを……アーガマに派遣する。
「エマさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「このあたり、かなり、TV版とは変えている感じですね」
「目まぐるしくて、もう、なにがなにやら(;´Д`)」
「エマの離反、カミーユの母、父の死と……同時にやってしまったか」
「しかし、その目まぐるしさが、緊張感を与えて(・∀・)イイ!」
「カミーユも、つらいよね、この展開……」
「なんだかんだいっても、結局、親は親なわけで……」
「カミーユの、この性格は……後の、フォウの場面にも見られますな」
「名前だよね。嫌いだけど、でも、やっぱり自分の名前だから……」
「その名シーンも、負債の手にかかれば(・∀・)」「デストローイ_| ̄|○」
「あの作品のことは、もう忘れようよ……」
「『種死』が、『Z』を意識した作品である以上、比較されるのは……」
「美味いものを食べながら、不味いものを貶すこともあるまい」
「んー、せっかくの、美味しいものも、不味くなる感じ?」
「……さ、さりげなく、恐ろしい暴言を(;´Д`)」
「あ、いえあの、食べ物の話ですよ……ね?」
 ――事態の収拾を図るため、両軍は、一時的に停戦をする。
ライラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ジェリドを子供扱いですね……こういうキャラも、いいですよね」
「姐御だ(;´Д`)」
「種死には、存在しないタイプのキャラですね(・∀・)」
「こういう、姐御肌のキャラは……最近の作品では、少なくなったから」
 ――地球への降下を図る、エゥーゴのMS隊を、ティターンズが迎撃。
「ライラたちは、ティターンズに組み込まれてるんだね」
「連邦軍と、ティターンズの違いについての、説明も兼ねてるかな」
「活躍を、認められたということでしょう」
「ライラ隊も、ちょっとガラが悪い人が多いかも」
「ライラ自身もね。連邦軍での扱いは、良くなかったのだろうね」
「戦闘、カコ(・∀・)イイ!」
「CMのシーンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「MSで、蹴りか……」「カッコイイから、オッケーなのです〜♪」
メッサーラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
シロッコキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「いきなり、怪しさ満点ですね」「木星で、力を得てしまったからね」
 ――大気圏に突入する、カミーユたち。
「アメリアあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「カクリコン。・゚・(ノД`)・゚・。」「目立たなかったな……」
「一方的に撃てる立場になって……躊躇するカミーユが、いい感じ♪」
「シンならば、喜んで敵を全滅させるところですね(・∀・)」
「自分のやっていることに、カミーユは、気付けるんだよね」
「彼は、本物の、NTですからな(*´Д`)」
「これだけでも、人としての成長が窺えますよね」
 ――敵の本拠地、『ジャブロー』を急襲する、エゥーゴ。しかし……。
カイキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
レコアさんが、辱めを受ける追加シーンは、まだですか(*´Д`)ノ」
「なくなりますた(・∀・)」「いらないし……」「うん、いらない」
 ――爆発する、廃棄された基地から、必死に逃げ出す人々。
マウアーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ジェリドも、『敵側の主人公』として、上手く描けてるんですよね」
「DQNなりに、きちんと成長していると、いうかな……」
 ――大型輸送船を奪った、クワトロたちは、支援組織の人物と合流。
ハヤトキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ん? なんか、声がカッコイイかも?」
「声優が、代わっているのか? 少し、印象が違うな……」
 ――レコアを助けた、カイと、ハヤト……かつての仲間の再会。
「カイさんは、クワトロ大尉を疑って……いえ、好きになれない、かな?」
「彼は昔、自分たちと戦った……シャア・アズナブルだからね」
「でも、今は味方……このあたりが、『Z』は少し複雑なんですよね」
「昔……なぜ連邦が悪者なのか解らなかった自分がいますよ_| ̄|○」
「エゥーゴも、ティターンズも、結局は、連邦軍の一部だからね」
 ――ハヤトの妻子たちは、隠棲中の、アムロ・レイと接触する。
カツキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「そっか……連邦の中に、内通者が……いるってことなんだ、これ」
「誰かが、便宜を図って会わせた……連邦の内部が、混乱していると」
「さりげに、エゥーゴによる内部工作も、匂わせていますな(*´Д`)」
「種死とは、世界の深さや広がりが、段違いですね(・∀・)」
「あれはね……名前有りの主要キャラしか、活動してないから……」
「なんと、すばらしい、嫁クオリティ(・∀・)」
 ――カツは、かつての英雄を、『一緒に戦ってくれ』と焚きつける。
「ニュータイプだから、味方のハズの地球連邦からも、警戒されてね」
「それを、カツは、ハヤトに言われて引っ張り出しに来たのだな」
 ――アムロは、監視の目をかいくぐり、カツと共に空へ飛び立つ。
「アムロ復活キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「さすが、前作の主人公、カッコイイです♪」
「ヘタレアスランとは、大違いですね(・∀・)」
「アスランは、もう_| ̄|○」
「主役の座を、あっさりと奪い取った、キラよりは……ましと思うが」
「種死など、もはや、どうでも良いのですよ(*´Д`)ノ」
 ――ハヤトたちの、アウドムラに襲い掛かる、2体のモビルアーマー。
アッシマーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
ギャプランキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
ブラン・ブルタークか……こんなに、迫力のあるキャラだったかな?」
「ブラン、カコ(・∀・)イイ!」「強そうですよね、すごく♪」
ロザミィキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ――迎撃に出る、カミーユたちも、敵の最新鋭機を相手に苦戦する。
「な、なんてカコイイ戦闘シーンだ(*´Д`)ハァハァ」
「これって……やっぱり、演出の、センスが違うんでしょうね……」
「誰と、誰がですか(・∀・)?」
「え、えーと、まあ……」
「何かを壊さなくても、強いものを、強そうに見せられるのが、良いね」
 ――ついに、アウドムラを捉えた、ブランのアッシマー。その時……。
「アムロキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「輸送機で特攻キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ご都合主義にならないで、カッコよく登場できるって、いいなあ♪」
「カツや、フラウたちとの場面を、しっかり描いているからね」
「すべてが後付け設定の、どこかのクソアニメとは、違いますね(・∀・)」
 ――アムロの劇的な活躍もあり、敵は、撤退していく。
「シャアと、アムロ……宿命のライバルの、再会です♪」
「EDキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」「オワタ(*´Д`)」
「続きが、早く見たいですよね。次は、フォウの、サイコガンダムが……」
「なんと! フォウの声が、ゆかなになってますぞ(*´Д`)ハァハァ」
「挿入歌の『銀色ドレス』は、さすがに、使われないかな……」
「『水の星に愛をこめて』も、どこかで使ってほしいかな♪」
「ハヤトの声が、シローで、アズラエルな、僕らの勇者王だった件(・∀・)」
「あはは……それは、カッコよくなるはずだよね♪」
「ファの新井里美にも、ハァハァしたいところでありますよ(*´Д`)」
「おばちゃんキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「(『まほらば』の)大家さんか……」
「富野さんの力を、まざまざと見せ付けられた、見事な作品です♪」
「完全に新作として作り直してたら、凄まじいものだったでしょう(;´Д`)」
「色を、塗り直して軽く修正するだけでも、また違っただろうね」
「『正統なる続編』の謳い文句は、ダテじゃなかったのですね(・∀・)」




 AIR

 ――劇場版
 とある海辺の田舎町を訪れた国崎往人は、1人の少女に出逢う。
 ……彼女の名前は、神尾観鈴
 往人は、彼女の宿題――フィールドワークを手伝うことになる。
 代わりに、しばらくの間、彼女の家で居候をすることに……。
 町に伝わる伝承を調べながら、次第に心を通わせていく、2人。
 だが、観鈴には、1つの大きな秘密があった……。
「まあ、今さら、内容を説明するまでも、ないと思うが」
「そうなんですか?」
「原作ファンの人から見ると、あまり出来が良くないという話も……」
「TV版(京都アニメ製作)の方は、評判も良いみたいだけどね」
「なんだか、不安なんですが(;´Д`)」
「せっかく近場でやっているのだから、観てみようではないか」
「川崎もうオワタ(・∀・)」「なんてこと_| ̄|○」「ま、まだ池袋が――」
 ――というわけで、池袋シネマサンシャインにて、当作品を鑑賞。



「特に、悪いと思える点は、ないようだが」
「お話的には、けっこう変わっている部分も、あるみたいですけど」
「時間的な制約も、あるからな」
「観鈴と、えーと、過去の翼人さんとは、関係性が、ないのかな?」
「劇中では特に触れていないが……あったのかも、しれないな」
「原作では、完全に繋がっているわけですが(;´Д`)」
「観鈴さんとしては、その人に、自分をなぞらえている感じかな?」
「自分と似た境遇にあった彼女に、共感を覚えたのだろう……」
「これはこれで、解りやすくて良いのではと(;´Д`)」
「原作の通りにすると、展開が、少々ややこしくなってしまうからな」
「でも……過去の神奈さんって、こんなふうに、笑えてたんだね……」
「……ま、まあ、そんな時間も、確かにあったということだ」
「あんなに、つらい目にあって。・゚・(ノД`)・゚・。」
「この、過去の場面は、良いと思うぞ。『改変』は、あったとしてもな!」
「セックルが(・∀・)」
「……いいじゃないか、本当に、好きだったのだから、それで……」
「そうですよ! 別に恥じることなんてないですよ、ね♪」
高野山こねーし(;´Д`)」
「だが、神奈の想いは、しっかりと描けていたと思う」
「うん。せつないよね……それを感じとってしまう、観鈴さんの境遇も」
「柳也の『独楽』は、往人との繋がりを、暗に示しておるのだな」
「ちょっと、気付きにくいところかも、しれませんけどね」
「原作を知らないと、ついていけない話のようにも感じますな(;´Д`)」
「知りすぎていると、『改悪』にしか見えない罠(・∀・)」
「頭の固い信者は、そうだろうがな」
「昔の神奈さんって、すごく、『お姫様』してるよね……言葉遣いとかも」
「原作では、そうでもないのですよ、これが(;´Д`)」
「うるさいなー。この、淑やかで繊細な描写は、気に入っておるのだ」
「これは、とてもすばらしい、改悪ですね(・∀・)」
「この作品は、いうなれば、『神奈異聞伝』という感じですか(;´Д`)」
「原作を、『正伝』とするのならね」
「違うのですか(・∀・)」
「いや、違わないけど……」
「つまり、原作でも、柳也とのセックル描写が必要なのですね(・∀・)」
「ち、違……あ、いや、それは、ただの願望というか、あ、いや……」
「わかりました。オナーニ描写が、必要だったのですね(・∀・)」
「それは、また、エロい神様ですな(*´Д`)ハァハァ」
「神様ね……」
「しかし、美凪や佳乃は、ただの背景ですか_| ̄|○」
「そこは、しょうがないよ……時間ないし」
「観鈴の声は、冒頭では、やや違和感もあったが……悪くないかな」
「すぐに慣れましたね。神奈さんも、大人びてて良かったですよ♪」
 ちなみに、観鈴=川上とも子、神奈=西村ちなみである。
「演出が、やや微妙かのう……」
「ていうか、出崎演出キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「『あしたのジョー』とかを、作ってたんですよね、監督さんは」
「激しく、ほとばしってますね(・∀・)」
「音楽は、原作曲のところは、良かったのですが(;´Д`)」
「『青空』とか?」「ごーる(・∀・)ノ」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「もう少し、溜めがあれば、もっと感動的にできたかもね」
「ちょっと、あっさりしちゃったかな、そこのシーンは?」
「EDは、『Farewell song』のまま、ずっと流してほしかったのですよ」
「途中で、変わっちゃいましたからね……」
「作画は、京アニの勝ちですね(・∀・)」
「そうだね、TV版の方が良さそうかな。これも、悪くは、なかったけど」
京都アニメの品質は、異常なので(;´Д`)」
「ていうかさー、席の位置が、悪かったんじゃないの?」
「たしかに、最前列って……」「首が変な向きに固まったです……」
「混んでたんだもん。立ち見よりマシじゃないか_| ̄|○」
「これを観たい人間が、こんなに存在するというのも、驚きなのだが」
「CM効果じゃないかな、やっぱり」
「個人的には、過去編だけを延々とやってもらっても良かったかな……」
どろり濃厚な、セックルシーンが観られたのですね(・∀・)」
「それは、エロすぎる映画ですな(*´Д`)ハァハァ」
「な、待、ち、違――」
「あはは、でも、面白かったと思いますよ、この映画は♪」
「手放しで誉められるほどの作品では、ないと思うけどね……」
「――原作からの、大きな改変を許せる人になら、薦めても(;´Д`)」
出崎統監督の、独特の演出に馴染めるかも、重要かな?」




 雲のむこう、約束の場所

 ――劇場版
 『Wind』(ゲーム)や『ほしのこえ』で有名な、新海誠監督作品。
「ヒロインに侑香たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ……ということもあって、観に行ってみた。
「飛行機を作る話ですか(・∀・)?」
「青春ですね♪」
 主人公は、藤沢浩紀(ヒロキ)、白川拓也(タクヤ)という――
 2人の少年。
 そして、沢渡佐由理(サユリ)という、同級生の少女。
「サユリ役は、南里侑香で、本職の声優なわけだが……」
吉岡秀隆とか、萩原聖人とか、書いてありますよ(・∀・)?」
「役者さんですね。声の演技は、どうだろう……?」
 ――と思ったが、さほど気にならないくらいに、上手い。
「南里とだから、上手く合った部分も、あるかも」
「侑香たんの演技が、微妙だとでも_| ̄|○」
「いやいや――皆さん、上手でしたよ♪」
石塚運昇、カコ(・∀・)イイ」
 青森に住む中学生だった彼らは、飛行機を作ろうとしていた。
 北海道の中心に建つ、謎の巨大な塔に、辿り付こうと――。
「歴史が、ちょっと違うんだ?」
平行世界だって」
「よくわかりませんが、これは、パラレルな、お話ですね(・∀・)」
「『イリヤの空』の世界観に、近いかもしれませんな」
「謎の、『ユニオン』なる国家に奪われた、北海道――エゾか」
 あれは、結局、OVAらしいが――。
「日本とアメリカが、完全に協力体制にあるんですね」
「サヨクな人が見たら、卒倒しそうな設定ですね(・∀・)」
「おそらく、ロシアあたりを想定しているものと思うが」
「科学力が、こちらとは、段違いのような気も」
「じゃあ、ソ連だね。謎のベールに包まれた、超先進技術国家」
「宇宙人の侵攻では、ないのですか(・∀・)?」
「むしろ、異次元人の侵攻では――」
 そのあたりは、特に説明がないのは、『イリヤ』と同じか――。
「さゆりん(*´Д`)ハァハァ」
「『Kanon』を想起させる名前ですね(・∀・)」
「北海道といえば、沢渡――? 雪も降ってるし……」
「微妙に、エロゲーテイストかも?」
「シナリオ重視型のね。キャラデザも、そんな感じ」
「見えませんけどね(・∀・)」
「背景が、すごく綺麗ですよね♪」
「構図とかも、凄いよ。このセンスは、さすが――だね」
「話としては、やや退屈に感じる人も、いるかもしれませんな」
「またーり、青春してますね(・∀・)」
 ――しかし、突然、サユリは彼らの前から、姿を消してしまう。
 飛行機の製作も諦めてしまったヒロキたちは、高校生に――。
 サユリがいなくなって、3年の月日が、たった……。
「急展開ですか――?」
「超展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「このあたりの理論展開は、ちょっと、危ういところだな」
「SFですね……。正直、難しくて、よく解らなかったりします」
「簡単に言えば、エゾの『塔』は、兵器じゃないかという話ですな」
「でも兵器(・∀・)」
 それぞれ、別の道に進んだ、ヒロキとタクヤ――。
 東京に行った今でも、サユリの夢ばかり見てしまう、ヒロキ。
 研究施設で、『平行世界』の研究を手伝う、タクヤ。
 そして、サユリの、いる場所は――。
「ネタバレなので、多くを語るのは、やめておきましょう」
 ――サユリを助けるために、再び、飛行機を作り始める、ヒロキ。
 そんなヒロキと衝突しながらも、手を貸すことになる、タクヤ。
「タクヤがフラれたということで、いいですか(・∀・)?」
「そう――なんだね」
「しかし、奴には研究所の、年上のお姉さんが(*´Д`)ノ」
 石塚演じる工場長の協力(?)もあって――。
 無事に、サユリを助けるための飛行機は、完成する。
 舞い上がる、白い翼。
 ――ヒロキは、彼女を助け出すことに、成功したのだった。
「オワタ(・∀・)」
「んー、どうかな、これ……」
「傑作とは、さすがに呼べないとは、思うけど……」
「少年少女の青春物語としては、かなり面白いと思いますよ」
「SF設定が、難解なんだよね。敷居が高い――というか」
「『ダイバージェンス・イヴ』に比べれば、遥かに_| ̄|○」
「うん。なんとなくは、解るんだよね」
「サパーリ、わけわかめでしたが(・∀・)」
「観る人を、選ぶかもね」
 決して、一般人に、見せては、いけない――気がする。
「なんとなく、解った気になって感動できるのも、一般人ですよ」
「TVで、感動的とかいって煽られれば――だろ?」
「きつ……」
「世に溢れる、『感動巨編』とやらを見てみれば――解るだろ」
「私は、この作品、心に残りましたよ」
「音楽が、悪くないからね」
「EDは、侑香たんに歌ってほしかった_| ̄|○」
「あれで、良かったと思いますけど」
「南里だと、『マクロス』っぽくなりそうだな。プラスとか、ゼロね」
「ならば、『イリヤの空』にこそ、侑香たんを(*´Д`)ノ」
「ドッグファイトを、マクロスっぽくしてくれると、面白いかも」
「だねえ……。どこが作るのかは、知らないけど」

 総評――。
 SF設定にも混乱しない、青春と、淡い恋愛ものの好きな人へ。




 蒼い海のトリスティア  1巻

「ぱんつはいてない━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「見えねーヽ(`Д´)ノ」
 海洋都市トリスティアに住む、天才発明家の少女、ナノカ。
 街興しに励む彼女のもとに、学生時代のライバルが現れる。
 お互いの持つゴーレムで、勝負をすることになるのだが――。
美少女海洋アドベンチャー(゚∀゚)キター」
「たしかに、冒険では、あったかな。海に沈んだりしてたし……」
 ライバルキャラのバナビアが、波にさらわれて――だけど。
「絵は、綺麗な感じですね」
「崩した時とか、全体的に絵のセンスは良いと思う」
「ネネの妄想のデフォルメ絵が、(・∀・)イイ」
「百合(*´Д`)ハァハァ」
 主題歌は、そのネネ役の野川さくらだが――。
 サビのあたりが、もうひとつかな。
千葉紗子のアニメオリジナルキャラ(たぶん)は、(・∀・)イイ」
絢爛舞踏祭の、エノラ風のキャラですかね」
 仮に、千葉があの役をやっていても、上手く嵌っていたと思う。
 エノラ役の村田秋乃とも、声質は近いようだから。
「陰謀の匂いがしますね(・∀・)」
 バナビアの背後にいるのは、トリスティア政治顧問のグリフェン。
 はたして、彼の目的とは――?
鉄人風味にロボがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「テンザン(・∀・)ワラタ! でもカコ(・∀・)イイ!」
「余興の家事対決は、あってもなくてもよかったと思うけど……」
 こういう変なノリが、トリスティアらしいといえば、らしいかな。
「がんがれーヽ(`Д´)ノ」
「イエス、サー(・∀・)ノ」
 戦闘は、もう少しだけ重量感を出せれば、文句なしというところ。
「カッコよく描けてましたよ♪」
「敵ロボのフッケバインも、カコ(・∀・)イイ!」
 次の――後編に期待かな。本格的な戦闘に、なると思うし。
 キャラの描き方に関しては、特に不満はない。
「フォーリィのエロコスチュームに(*´Д`)ハァハァ」
「Gガンダムの、モビル・トレース・システム?」
「ネタ的には、そのあたりかも」
「変なEDキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「……人形?」
 アニメではなく、人形とCGを合成したEDで、歌も妙に渋い。
「うん。これはこれで、アリなんじゃないかな?」
「千葉の歌で、いいと思うんだけどナー」
「さらに微妙な映像特典キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「本編と、まるでキャラが違うし……」
「誰の絵なんだ、これは_| ̄|○」
「まあ、これはこれで……」
 オマケだし、別にいいんだけど。
「ゲーム版のファンの人なら、この作品は楽しめると思いますよ♪」
「それ以外の人には、特に薦めはしないけどね」
「コストパフォーマンスがね。ちょっと高いかなー、と」
 OVAだし、こんなものだとは、思うけど。
「エロは期待しない方が、いいですけどね(・∀・)」
「ナノカたんのエロかわいさが解らない奴は、素人(・∀・)!」
川澄綾子さんですからね。声もカワイイですし」
「むしろ、ネネたんに(*´Д`)ハァハァしる!」
「アニメだと、別に腹黒キャラじゃないみたいだしね……」
「そうやって、音夢先輩をバカにするなぁーヽ(`Д´)ノウワァァン」
「後編も、期待しています」


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