アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

美鳥の日々


 6月26日(土)

 ――最終回
 貴子に告白された、正治。
「キター♪」
 けれど、彼は、『今は、そういうことは考えられない』――と。
「綾瀬さん_| ̄|○」
 いつも一緒にいた――消えてしまった彼女のことばかり。
 今の正治は、考えてしまっている。
 『それは、好きってこと』なのだと、貴子は彼に教えてあげる。
 恋に不器用で、どうしようもない、沢村正治という男に。
 そんなことも解らないから、逃げられてしまうのだ――と。
「綾瀬。・゚・(ノД`)・゚・。」
 これで諦めがついたと、笑顔で別れる、貴子だったが……。
「帰ったら、号泣ですよ_| ̄|○」
「経験者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「む、OPは、最後にくるのか」
 憂鬱な表情で、部屋から窓の外を見つめる、美鳥。
 元の身体に戻っても、――だからこそ、気持ちは、晴れない。
「沢村くんにとって、自分は必要ないんだと……」
 眠っていた間のことは、何も覚えていないという、美鳥。
「嘘。……憶えてる。たとえ、覚えていなくたって、きっと……」
「覚えていないというのは、本当のようだけど」
 それでも、とても満たされていたような気がする……。
 記憶は、なくとも――美鳥は、あの日々を、しっかりと感じていた。
 正治の『右手』として過ごして、あの幸せな日々のことを。
 そんな彼女に、本当のことを話すべきかどうかを悩む、耕太。
「ねこーねこー」「ねこ。・゚・(ノД`)・゚・。」
 ――ついでに、猫も振られたらしい。
 家に帰った正治は、美鳥との生活の名残りを目にして……。
「なんか、つらいよね……。本人は、もういないのに……」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「怨霊キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「お、お姉さんか……ビックリしたぁー」
「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
 暗い部屋の中に突如現れた、不気味な姉の姿に、正治は仰天。
「ねこ(・∀・)」「こっちは、こっちで、上手くいきそうかも」
 慌てて逃げ出そうとした際に、猫を彼方へと蹴り飛ばしてしまう。
 飛ばされた先では――。
「ねこレイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━プ !!!!!」
「そこは、それで、またひとつのドラマなのだが……」
 美鳥が、彼の右手から消えていることに気付いた、正治の姉。
 本体は、どうなっているのかと、尋ねるのだが……。
 様子を見にも行っていないという弟の態度に、大激怒。
「お姉さん、ナイス!」
 姉が帰った後で、正治は、美鳥がつけていた日記を発見する。
 そして――明くる日の朝。
 正治は、巨大な春日部邸――美鳥の家の、門前に立つ。
「よし、いいぞ、正治くん、がんばれ!」
「逃げちゃだめだ(・∀・)」
 ちょうど、そこにやってきた耕太に、美鳥が元に戻ったと聞き――。
 正治は、彼に、美鳥の日記帳を返しておいてくれと頼む。
 『どうして、自分で返さないのか――』耕太は、正治に挑みかかる。
 『美鳥は、貴方の元に帰りたがっている』――のだと。
「メイド(*´Д`)ハァハァ」
 メイドに『散歩に行かないか』と誘われた、美鳥。
 彼女は偶然、門前にいる――正治と耕太の姿を見つけてしまう。
 どうして彼が、こんなところにいるのかと、不思議に思う。
 また――あの幸せな時間に、戻りたい……。
 そんな……寂しさに震える娘の姿を見て、彼女の母親は、言う。
 『貴方が変わらなければ――』
 まやかしの世界に逃げたところで、幸せには、なれないのだと。
「お母さん、ナイスです♪」「いいこと言った(・∀・)」
「というか、脚本が、良いな……」
「耕太、いい奴だ。・゚・(ノД`)・゚・。」
 耕太に促され、正治の元へと急ぐ、本物の――美鳥。
 『今度こそ、彼に、本当の気持ちを伝える』
 街の中を、一生懸命に彼の姿を探して走る、美鳥。
 正治は、公園で日記を読みながら、彼女との思い出に浸る。
「ああ……この行き違いが、もどかしい……」
「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 ついに、美鳥は、彼の姿を――その瞳に捉えた。
 そこは、彼と彼女の思い出の場所。噴水のある、公園――。
 踏み出す。勇気を持って、一歩。そして、彼の側近くへと、歩む。
「告白キター♪」
「告白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「告白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 お互いに、相手のことを、ずっと見てきた。
 お互いに、知らないことかも、しれないけれども……。
「雪キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「まるで、天が、ふたりのことを、祝福しているよう……」
 こうして、新たな――少しだけ違う、『美鳥の日々』が、始まる。
「OPキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「映像で、後日譚を、描いてますね。みんな、幸せそうで♪」
「猫もな……良かったじゃないか」
「綾瀬、かわいいよ、綾瀬。・゚・(ノД`)・゚・。」
「いい最終回でした。・゚・(ノД`)・゚・。」
「うん。すごく、綺麗。本当に、素晴らしい、最終回です!」
「――だね」
 非常に良くできた、見事な『作品』であったと思う。
「スタッフ乙。・゚・(ノ∀`)・゚・。」


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