アニメ・マンガ 感想  2004年6月

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天奈(管理人) 神奈(記録者) 美春 ことり

鋼の錬金術師


 8月21日(土)

 ライラの身体を乗っ取った、ダンテ。
「ライラ。・゚・(ノД`)・゚・。」
 ホムンクルスたちを操る彼女の前に、エドたちの父親が立つ。
 かつて、恋人だったという、彼と彼女だが――。
「偽りの愛だったんですね(・∀・)」
「そうじゃないよ。エドのお母さんに、まだ遇っていなかっただけ」
「出逢わなければ――彼はダンテを、本当に愛せたのかな」
「愛していたと思う。ただ、トリーシャさんが、彼の、運命の人だった」
「ここで逢うのも、また運命かね?」
「いたずらな、運命……酷いよね、神様って」
「罰、なのかもしれないよ。神に背く行いをした、彼らへの」
「賢者の石を得るために――自身のために、多くの人を殺した」
「しかし、殺したのは、重病人や、魔女や――異教徒たちだ」
「なにが、違うというのです?」
「信じるものが、違う。神を信じていない者に、神の罰は、下らない」
「信じていないのですか、神を?」
「錬金術師が、神を信じる?」
「その錬金術師が、異教徒といって人を貶める……」
「解ってしまうんだよ。神など、この世界には、いないということが」
「ただの、人殺し――」
「生存競争! そこには、正義も悪もない」
「……たしかに、違うね。なら人類は、敵を、倒さないといけない」
「ホムンクルスにすら、劣るものどもが……」
「これは、誰の超脚本ですか(・∀・)?」
「なんだか、世界に入り込んでしまいました……」
 ホーエンハイム――エドの父――の前に現れる、妻の顔を持つ者。
 ……ダンテから、彼の心を奪った女の顔を持つ、ホムンクルス。
 少しづつ朽ちていくダンテの――ライラの身体。
 ホーエンハイムは、その秘密を、彼女に語る。
「魂が、磨耗していく?」
 磨り減ってしまった魂は、肉体を維持できない……。
「存在が消えかかっている、ということでしょうか」
「400年だし……神でもなければ、存在は、希薄にもなる」
 ロゼの赤ん坊を使い、向こう側への扉を開くダンテ。
 ホーエンハイムは、その向こうへと、引き込まれてしまった。
「死んだ、のかな?」
「消えた、というべきか」
「ロゼの乗っ取りクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「ロゼうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
 次のダンテの身体になるのは、ロゼ?
「これ以上、彼女を不幸にしないで_| ̄|○」
「それより、パパンとママンのセックルシーンは、スルーですか?」
「短すぎて、(*´Д`)ハァハァするヒマもなかったよ_| ̄|○」
「いえいえ、また抗議が殺到しそうですねと(・∀・)」
「別に、問題にするほどの場面とも、思わなかったけど」
 赤ん坊の扱いの酷さの方が、問題なのではと。
「扉の向こうというのは、なんなのでしょうか」
 観念的な意味合いが、強いと思うのだけど……。
「存在として、確かでないもの?」
「これから、生まれてくるものとか……名前のないものとか?」
「ラスト死にそうだよラスト。・゚・(ノД`)・゚・。」




 7月24日(土)

 1時間スペシャル。
 スカーを追い、ロゼたちの住む街へと戻ってきたエド。
 変わり果てた彼女や、街の姿に、愕然とするが――。
 一方、ロゼを聖女に仕立て上げたスカーには、作戦があった。
 街に軍を引き付け、一網打尽にするという罠。
 彼らの生命を使い、賢者の石を練成するという、作戦が。
 エド、アル、スカー、大総統……多くの者たちが集まる中で……。
「ロゼうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
 軍の暴行を受け、言葉を失ってしまったロゼ。
「レイープ。・゚・(ノД`)・゚・。」
 そして、なぜか彼女の近くに在る、ライラ。
「中の人は、ダンテさんなのかな?」
「怪しいよね、こいつ。ホムンクルスを、操ってるんじゃないか」
「あのお方……というのが、いるんですよね」
 大総統や、秘書官の上で、彼らを操る存在が――。
「ママンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
 脱出経路となっていた地下道で、敵に襲われる住民たち。
 エドは、彼らを逃がすために、その敵の前に立ちはだかるが……。
「そういう、ことなんだ」
 襲い来る秘書官の正体は、かつてエドが練成に失敗した……。
「母親の姿を持って生まれた、ホムンクルスか」
「これは、戦いにくいでしょうね」
「それでも、自身の罪を償うために、エドは戦わなくてはならない」
 エドの危機に、言葉を取り戻す、ロゼ。
 街では、斥候部隊――キメラや、キンブリーたちが暴れていた。
 スカーと、キンブリーの因縁の対決。
「スカーさん、頑張れ!」
 戦いは、スカーの勝利に。しかし、そこにアルが巻き込まれ――。
 キンブリーの力で、身体を、爆弾に変えられてしまう、アル。
 彼を助けるために、彼自身賢者の石に変えようとするスカー。
「スカーさん……」
 そんな中で、アーチャーの突入作戦が、開始される。
 かつて兄の恋人で、自身も憧れていた女性の姿を持つラスト。
 賢者の石を求める彼女は、スカーに協力をすることに。
 しかし、ともに街を往く中で、兵士たちの銃撃を受けてしまう。
 彼女を庇って、致命的な負傷をしてしまうスカー。
「ああ……」
「ラストにも、死亡フラグが立ちましたね」
 最後の力で、練成陣を完成させ、力尽きるスカー。
「スカー……さん_| ̄|○」
 赤い光に包まれていく、街、そして軍の人間たち――。
「アーチャー大佐。・゚・(ノД`)・゚・。」
「(ノ∀`)アチャー」
 光に巻き込まれ、あっけなく最期を迎えた、アーチャー。
「彼は、悪い人間では、なかったよ……」
「ただ、少しだけ、野心があった。それだけの、普通の人間だった」
 この作品は、敵は多いが、救いようのない悪人は、少ない。
「キンブリーくらいじゃないですか、最後まで嫌な奴ってのは」
 練成の成功により、助かったかのように見えたアルだが。
 スカーの目的どおり、その身体は、賢者の石と化していた。
「彼ら兄弟は、これから、どこに向かえば、よいのだろう」
「そんなことより、スカーさんが……」
「惜しいキャラを、失った。良い人物を、亡くした……」
「……お前は今、泣いていい。泣いて、いいんだ……」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁん」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「……うるさいわっ!!」
 とても、良い話であったことは、たしかだが。
 これまで、時間をかけて、じっくりと描いてきたキャラだけに。
「見事な死を演出してくれたことに、感謝しようじゃないか」
「ところで、OPEDが、2話目で変わりましたね(・∀・)」
「……微妙だね」
 映像的には、特にOPの後半は、素晴らしいのだが……。
「なに言ってるか、わかんない。発声が、なってない……」
「まだ、前の、とおくー、とおくーの方が、いい歌だ_| ̄|○」
 あれも、どうかという感じの曲だったが……。
「そんなことより、今は、スカーさんを追悼するのが、先です」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
「だから、うるさいってば!!」




 7月3日(土)

 ヒューズの墓を訪れる、ウィンリィ。
 そこに現れたのは、彼の部下だった、記憶力に優れる彼女。
R.O.Dにも出ていた人ですね」
 上司の死の真相を調べている彼女に、ウィンリィは協力する。
 軍内部へと潜入する彼女たち。
「ウィンリィたんの軍服姿に(*´Д`)ハァハァ」
「なかなか似合いますね」
 秘書が怪しいと睨む彼女たちは、電話を盗聴することに。
 ――怪しげな会話。
「バレた((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
 なにかに気付いた様子の秘書。そして、その直後――。
「どろどろっとしたモノが、襲い掛かってきました!」
「鉄人を、鉄人を呼ばないと……」
「がおー(・∀・)ノ」
 必死に逃げようとする彼女たち。
「あの2人、戦えないしなあー」
「攻撃力のないパーティーですね(・∀・)」
 彼女たちの潜入に気付いたロス少尉も、現場へ駆けつけるが……。
「……お母さん?」
 襲ってきたモノには、エドたちの母親の顔が浮かんでいた。
 それは、いったい、どういうことなのか?
 それもまた、秘書と関係のある存在なのか、それとも……。
「重要なシーンですね」
「四つん這いで逃げる2人の脚がエロい感じで(*´Д`)ハァハァ」
「いや、それはどうでも……」
「こうですね_| ̄|○」
「_| ̄|○こう?」
「見えますた(*´Д`)ハァハァ」
「大丈夫、見えてない」
 というか、その辺りは一貫して見せない、この作品。
「エロい構図は、いくらでもあるけれど……」
「グロい描写も、いくらでもありますよ(・∀・)」
「真剣に作ってますから」
「受け狙いだけの、種とは違うのだよ、種とは(・∀・)!」
「作品の完成度を上げるために、必要な部分だと思う」
「その死が、視聴者の心に、何かを残せれば、良いのだけどね」
 さて――。
 もう1つの話の流れで、エドとアルの喧嘩というのも、あったが。
「||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||アルのまね」
 ……そっちは、まあ、別にいいかな。
「兄弟、そして親子の絆を、再確認したという感じですね」
 そこに現れたマーテルと、彼らは行動を共にすることになる。
 目的は、スカーを説得し、止めることだが……。
「マーテルさん、死にそう」
「死亡フラグは、確実に立ってますね(・∀・)」
「また、欝なのか_| ̄|○グロなのか……」
「見えた(・∀・)!」
「いや、見えなくていいし。見えても、――困るし」


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