2008/7/24(木):フジロック'08
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夏の始まりはフジロック。あたりまえの顔して苗場に帰る。仕事?出張?モチロン行くとも。ただ、AFTER5に向かう我が家がちょっとのあいだ引っ越してるというだけのこと。
「ただいま!」
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2008/7/25(金):こちら音の鳴るほうへ フジロック初日は午前が学校勤務。午後は出張で、なんと新治村にいたのだけれど…ああ、あっちの空の下ではエゴ・ラッピンが、オゾマトリが、大統領が、くるりがぁ…と気にしつつお仕事お仕事…ま、それはそれ。
さて出発。昨年の毎日苗場出勤のおかげでもうとっくに走り慣れた苗場への道。でも夕べの寝不足がたたって、途中サービスエリアで熟睡〜。。。ようやく会場に着いたのはとっぷりと日も暮れた19:22。場内へのゲートもライトアップされてる。
あちゃあ。 で・・・いきなり本日のヘッドライナーMY BLOODY VALENTINEですの。 な・な・な・なんだか…なんだか…
KI-----------イイイイイイイイ----iiiiiiNNNNNNNNNN--------NNNN--------ンンンンンンン--------!!!!!
頭の中というよりか首筋の奥がね、痺れてんの。ノイズ初体験。 ああ、フジに来なきゃあ、こんなの生で聞く事ぜったいないって。魂抜き取られて足どりふらふらpalace of wonderへ。毎年お馴染みの豚骨ラーメンをすすったら、なんかようやく夢現からこの世に帰ってきたカンジ。あ、地面に足がのっかてた。やれやれ。そんな気持ちで…。 なかなかテントに帰る気持ちになれなくて、crystal palace tentへ。甘いお酒を飲みながらうとうと…何となくコールタールに似た木の匂いがするフロアでは紅い光の中で元気な子たちがゆらゆら踊ってる。 柱にもたれかかって、夢の世界を漂っていたら、気づけばフロアも私の周辺も熱狂の渦の中に。トラベラッピンが景気よくブラスの音を響かせていた。立ち上がるわたし眠ってる。でもそのまま踊ってた。もう音の鳴るほうへ、勝手にこの足はずぶずぶと踏み込んでしまう。そういう足なんです。こいつ。 ほら。ね。そっち行っちゃうでしょ。小鬼さんたちこちら。音の鳴るほうへ。
2008/07/26-27(土-日):目覚めてから眠りにつくまでそして目覚めてそこに音楽がある
こんな夢のような時間。一日中を音楽とお祭り騒ぎと一緒に過ごす。フジに来なかったらきっと一生出会えなかった人生のそばを歩く。
なにしろ一日中音漬けなカンジで。…特に今年はフジでの出会いを期待して、嗅覚を頼りに…ステージを渡ってみた。そして当然のことながら外れなしのフェス故に、どこでももう、楽しくて!いつも音の鳴るところで踊って跳ねて叫んで…雨なんか一滴も降らなくたって 汗だくずぶ濡れ。雨が降ればモチロンヨロコンデずぶ濡れ。そんなのどっちだっておんなじ事さ、な、おきまりの脳天気で歩く。 夕方にはちょっと疲れちゃって車で昼寝したりね…これがまた超キモチよしー…。 2008/07/27(日):雨ガエル ようやく降った!といったら怒られちゃうかな。雨のないフジロックがすでに物足りないワタシ。これもなんかの病か。
夢中になってる頃、天気予報通りに雷雲がぐいぐいと近づいてきた。お!いよいよだあっ!と、いさんでレインウェアに着替えた。これさえあれば、雨なんかへっちゃら。どかっと来い!ってなもんさ! まもなく盛大な雷鳴も轟いて、気分もノってきた。いえい♪雨だ雨だ♪♪ 大好きなBEN
FOLDSは雨の中で。もうフジロッカーは慣れたモノで、色とりどりのレインウェアに可愛い長靴で完璧ないでたちのコが多い。でも、ふと気づいた、ワタシの隣にいたアジア系の英語ペラペラ女の子と、イギリス英語な碧眼お嬢さんは
、足許ぺたんこな草履履き&華奢なミュール。カッパも着ないで
ア・シードの配ってるゴミ袋をびりびり破いてすっぽりかぶっちゃってる。タンクトップだしめちゃ短いパンツだし、色白なお肌が寒さで一層蒼白くて、心配になっちゃうくらいだったのに……超元気。叫ぶわ踊るわぬかるみですっころぶわで、おもわず助け起こしながら、若いってスゴイのねえと、おばさんな苦笑とため息を漏らしてしまった。でもさ、絶対カゼひいたと思うな、あのあと。くしゃみしまくってたし。 ELLEGARDENの大興奮を通路から眺めつつしみじみと思うのは、やっぱフジの雨は素敵だなあってことで。モッシュピットに注ぐ雨は瞬時に気化して歓声の陽炎に狼煙に照り映えている。 ここにしかない舞台効果。舞台監督は大自然。 サア 今年最後ノ 散歩ニ 行カフ。
AVALONからHEAVENへ。そして’08ラストステージはWHITE。大好きなTHE MUSIC…! うん。また一年、わたしは私のステージを深呼吸して踊り続けよう。
see you FUJI!
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