牛太郎 ありがとう |
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2003/5/4(日):東山小学校への手紙
はじめまして。5月3日、そちら、東山小学校の牛太郎の健闘ぶりを見させて頂きました。
そこで、連休中に友と食べに行ってみよう、と、3日、関越を飛ばして小千谷市に向かいました。
素晴らしい貴重な体験をしている子どもたちにも応援を送るとともに、こんな価値ある取り組みをなさっている地域と、学校の皆さまに本当に心からの敬意を表します。
本当に素晴らしい1日となりました。
機会を見て、またぜひ観戦に出かけたいと思います。本当に本当に、素晴らしい感動をありがとうございました。 2003/6/30(月):お返事from新潟県小千谷市東山小学校 嬉しいmailが届いていた。東山小学校の6年生9名と担任の先生から。 土地は離れていても、私の知っている6年生とおんなじように子どもたちは子どもたちなんだな、嬉しいな、と思った。以下は、今日いただいたmailの抜粋。 いただいたメールを6年生9名で読ませていただきました。 こんにちは。闘牛を見に来ていただきありがとうございました。 こんにちは。闘牛を見に来てくださり、ありがとうございました。 はじめまして。 闘牛をみている時 こんにちは。メールをくださりありがとうございました。 こんにちは。5月に熱い声援をありがとうございました。ぼくたちは、総合では、今はあんまり闘牛のことを勉強してません。なので、闘牛のことをあんまり知りません。だけど闘牛の時に学ぶこともあります。これからも、熱い声援よろしくお願いします。 はじめまして。 はじめまして。お手紙ありがとうございます。ぼくは、闘牛を大勢の人に知ってもらって 大勢の人に見に来てもらえるようにがんばっています。これからも応援してください。 はじめまして。メールをありがとうございました。こんなに感激してもらってうれしかったです。今、総合で地域のことを考えています。東山地域では、牛の角突きと錦鯉が有名です。今度またくる時は、錦鯉も見ていってください。僕は、もっと大勢の人に牛の角突きのことを、知ってもらいたいです。さようなら。 2004/5/3(月):越後闘牛! 今年も、牛太郎に会いに越後闘牛を見に行ってきた。小千谷の闘牛場で見る「角突き」。今年も勢子たちの勇姿と牛たちの闘志に感動して帰ってきた。
たくさんののぼり旗。牛たちに勢子たちに出されたご祝儀を紹介する条幅の垂れ幕がたなびく。初夏の暑さに加えて観客の熱気につつまれて昨年以上に大盛況の小千谷闘牛場。初日の今日はまた見事に晴れた。甘くて香りの良い樽酒も振る舞われて、akyaも上機嫌。 時に血を見る真剣勝負なのだけれど、その中にそこはかとなく漂う牛たちへの愛情を感じる。勢子と牛主と観客とが一つところを見つめながら手に汗して本物の戦いの美しさに酔いしれている。この戦いは一方が力尽きるまでの決着をつけない。ほぼ存分に戦ったと見たところで、勢子長の合図によって、勢子が一斉に動き出し、牛の足に綱をかけ、両雄を引き離して素早く牛の鼻を掴む。血気盛んな牛によって地に倒される勢子もいる。牛同志の戦いのみならず、ここに割って入る勢子の勇ましく手際の良い様が、また一つの見どころだ。 ああ!堪能したゾオ!
牛太郎は可愛い顔して、今年も東山小学校の子どもたちに引かれて登場。今日1番目の取り組みだった。始め、戦うのなんかコワイよおというカンジで逃げまわってたりしてご愛嬌もありだったけれど、最後にはしっかりと額を会わせて組み合った姿はさすが越後の赤牛。来年はどんな姿を見せてくれるのかな。今からもう楽しみ。 2005/6/5(日):男たちの背
母に付けられたあだ名は「泣けみちゃん」だった。微かに覚えている。悲しかったり淋しかったり悔しかったり怖かったり驚いたり、また、感激したり嬉しかったりしても、足の裏から何かがびりびりとせり上がってきて、抗しがたくあーんあーんと大声で泣いた子どもの頃。
聞こえてきた!懐かしい、と思わずつぶやいてしまう実況のおやじさんの声。歯切れ良く、あったかく、少しの訛りがこの上なくチャーミング。そのうえ品が良く、朗々としている。この声を聞くと、ああ、やっぱり、小千谷の闘牛っていい!と思わず背を伸ばして深呼吸してしまう。しばらくはビニルシートの上に正座して聞き惚れた。そして小さく口の中で、「お元気でご無事でいらしゃったんだ。良かった…」と失礼なことをつぶやいてしまった。 土俵を塩と酒で清める。その清めの一升瓶を一人が掲げ持ち、そこへ次々と勢子がやって来てそれぞれ通りざまにくいっと口に含んで土俵に入る。その仕草が粋だ!土俵にそろった勢子がぐるっと輪になって取組を読み上げ手を叩いて確定する。さあ、いよいよだ。今年も開かれる小千谷の闘牛の地に、また私が訪れることができた幸せに心から感謝した。
手綱を引かれて牛がやってきた。盆の形の土俵に踊るように走り込んでくる牛もいる。東山小学校の牛太郎は3番目の取組だった。小学校の男の子たちが牛太郎を引いてきた。わあ!大きくなったなあ、牛太郎!
いつも半分身を引いてしまうような牛太郎が、今日はしっかりと額を合わせて角を突いた。
今日の取組はどれも見応え充分だ。牛たちの気迫に満ちた鼻息と、ゴッと鈍い音を立ててぶつかり合う牛の角、そして勢子の威勢のいいかけ声とおやじさんの絶妙な実況と。見事に引き分けられていく取組が終わるたびにおもわず手が痛くなるほど拍手してしまう。闘い終えた牛の鼻に付けた手綱をさっと長く伸ばし、場内を引き回す牛持ちの誇らしげに上気した頬。その姿を満足そうに微笑み顧みつつ先に引き上げていく勢子。そのとき、突然、私の中にかっとあつい風が吹き込んできた。とどめる隙もなく一気に涙が溢れてきた。
これまでに、たくさんのライブやコンサートを楽しんできた。芝居や映画に涙したこともある。ロックフェスティバルは素敵だ。舞台に立つ私自身におくられる拍手には何度でも胸を熱くする。
帰りがけ、駐車場に戻ろうと歩いてゆくと、数名の若い勢子が談笑しながら足早にこちらへ歩いてきてすれ違った。 ああ、小千谷の角突き!全てが見事に調和して素敵だった。
2006/5/3(水):GWの過ごし方:その五。小千谷闘牛! さ、私の春のお約束。小千谷闘牛!
2008/5/3(土):角突!角突!!角突!!! 巷はGW真っ只中で…え?海外へ?テーマパークへ?ショッピング?………NO!私はそんなもの全然興味ない。 そう、何があってもこれだけは欠かせない!今年も小千谷の角突き初場所へ。 この一週間は、校内研修や自分自身の勉強や、学習参観の準備や学級懇談会の資料作りや、落ち着きのない子どもたちの対応や、日々の学習への仕込みや…朝は鍵開け、夜は鍵締め状態で、狂ったように働きまくっていたのだが、なんの、5月3日が来れば、また小栗山へ行けるんだって……そう思うだけでもうワクワクして、疲れなんか吹っ飛んだ。そう、小千谷の角突き! 今朝は目覚めと同時ににパジャマをほうり投げて、おきまりの角突Tシャツに着替えた。朝ご飯を食べながら、昨夜からの頭痛にしかめっ面しながら、次にはうっかりにやついてしまう。まったくもう。ヘンなヤツになっちゃう。
牛たちの戦いぶりはもちろんのこと、私の視線は6割方が勢子の表情へ、背へ動きへと釘付け。牛たちを見守る本物の男たちの目と、おおらかできりりとした背は、ここでなくては見られない。 最高!今年も取り組みを確定する円陣にまずはレンズを向ける。小栗山の闘牛場。今日はアツイ! そして耳は9割9分この実況へ。名物司会者監物さんの名調子。流暢で語彙が豊かで機知に富んだ語り口。柔らかくて張りのある声。この方の名調子なくしては小千谷闘牛はあり得ない。越後訛りがサイコーに粋なアナウンスに、時に頷き時にクスっと笑いを誘われながら夢中になってしまう。
さて、来た来た。今年も牛太郎が来るや、
いつもなら監物さんの
戦いを分ける勢子たちの一瞬の興奮と緊張の高まりには、毎回こぶしを握りしめて、肩に力が入ってしまう。後半はカメラをしまい込んで、とにかく見入っていた。素敵だ!角突き。 2009/5/3(日):小千谷角突き初場所 あざやかな幟の立ち並ぶこの場所に今年もやってきた。
ただいま、牛太郎。勢子の皆様。東山小学校の明るい声の子どもたち。おひさしぶりです。今年も皆さんにお会いしたくて、ここに帰って来ました。 春萌えの山あいに、牛たちの雄叫びが悠々と響く。う〜ん。深呼吸。 始まった。今年も角突きの季節。
愛牛を見つめる真剣な眼差しと温かく威勢をつける心意気と。今年も変わらない、角突きの風景。
あ、来た来た。牛太郎と子どもたち。君たちがやってくるとふっと心が和むなぁ。
考えてみれば、角を突くのは牛の本能、というが、牛たちは実際、どんな思いでここに来るんだろう。
さて、今日もありがとう。牛太郎、また来るね。 2010/10/03(日):やっぱり大好きなキミに会いに
ちょっと早くに小栗山に着いた。早速に観戦の場所を確保したら、今日はちょっと散歩に出た。いつもの牛太郎のつなぎ場に行って、おしゃべりした。いつもよりのんびりと話が出来て嬉しかった 。けど、もっともっとずっとそばにいたかったな。
てくてくと歩いていくと共同牛舎建設中。すごく立派な建物が仕上がりそう。すごいなあ。 さらにてくてく。この先の観音堂に行ってみたかったの。
そして、角突き。もちろん、素敵だった。牛たちも、勢子の皆さんも。今日は私の座ったところの真後ろに、恐らく紅桜さんのお祖父さまとおぼしき方々が座ってらっしゃったんだと思う。ふり返って見るのははばかられたので、ずっとお声だけ聞いていた。そう、今日は解説付きの角突き。いつもの監物さんの名司会に、勢子OBのサブ音声付き。思いがけずの特等席。ふふふ。らっきいでした。
2011/08/15(月):小千谷経由なナツヤスミの日
Sappyと角突き。ねえSappyは楽しかった?
Sappyのフォレスターで小千谷へ。いろんなおしゃべりしながらのドライブ。
駐車場もまだゆるゆるに空いてる10:30。。。
入り口で頂いた取組表には24番と26番の抽選番号。はや!こんな数字をもらったのは初めてだなぁ。
さて始まり始まり…
牛たちは暑さが苦手で本来は余りケンカなどしたくないと…監物さんのいつもの解説を聞きながら、でも今回は活躍する若牛が多くて、序盤からなかなかに楽しい展開。 後半戦はケンカの苦手な牛太郎登場。応援の歓声だけはおじや闘牛ナンバーワンの牛太郎。そして…今日はなかなかの頑張りを見せてくれた。なぜかどの牛よりもはらはらさせられる牛太郎の取り組み。逃げずにいてくれてよかった〜と胸をなで下ろす。ほんと希有な存在です。キミってやつは!
えらいえらい!がんばったねえ。牛太郎。
そして26芝締めくくりは三代小金石vs平野屋の黒牛対決。一触即発の力比べ。ふうううとため息と共に拍手。
紅桜さんの気合いの入ったかけ声身のこなしとM1さんの落ち着いて的を得た牛たちのあしらいと。やっぱり小千谷の角突きは良いな。力強くて素朴で粋で。 今日の取り組みは、牛たちがもっともっとと突きあう最中を分けるような場面が多くて、勢子の皆さんの活躍も凄かった!うわー、そこに入っていくの?と思う場面がしばしば。なのに、ほんの一瞬の機を見てするっと鼻をとってしまう腕のよい勢子達にうわぁ…と感動しきり。 帰り道、Sappy情報では関越がUターン渋滞ということでR17を選択。で、道の駅マニア?なSappyのチョイスで道の駅小千谷「ちぢみの里」に立ち寄り。二種類のにんじんジュースの飲み比べ。うん。これで元気になった。と。そうか。 2011/09/11(日):闘牛サミットin小千谷
この約3週間くらいの間にSappyのびゅんびゅんな走りを数度経験したおかげで、何だかスピードに対しての感覚が麻痺してる。
よし、この感覚の残ってる内にびゅんびゅん。…ワタシにしてはあり得ない高速走行。で、超早く小栗山に到着しちゃった。 一人で行ってきました。闘牛サミット。9月とはいえ、まだまだふつーに真夏の陽射し。うっかりTシャツで出かけてしまって後悔…別に日焼けしたくないわけではなく…素肌を刺す太陽があまりに痛くて…。でもやっぱりいつもの日向ど真ん中の席に座りたくなっちゃうの。やっぱり、角突きは青天井を頂いて見る物だと。
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