＞まりしてんさん

「劫火」について。
じつにショッキングな展開でしたね！
イシュトヴァーンがヤンダルにとりこまれレムスと同盟を結んだ形となった
前巻のラスト・シーン。
いずれナリスたちの前に立ち塞がり、必然的にグインとも激突することにな
るとは思っていたのですが、にしてもイシュトの動き、迅かった！
その動きを把握してなかった魔道師たちの怠慢を非難した僕なのですが、そ
れも仕方なかったかな？
そう思うくらい意表をついた今回の奇襲だったと思います。

流石にグイン、まにあわないのじゃないかなぁ。
ナリス、ダメかもしれない・・・。

＞御巣鷹山の日航機墜落事故

まりしてんさんにとって、身近な事件なのですね。
ある意味、自分史ともクロスする・・・。

ども最近読んだ本について語らしてもらいます。
グインの最新刊「劫火]ですが、ナリス絶体絶命というところですね。
ただここでは死なないと思います。
複線かなと思うのは、最後のほうでヤン・インの展開しているリリア湖のほうでときの声が上がったというのが凄い気になったんですよ。
多分サラミスからのグイン軍との衝突ではないかと思うんですがどうですかねぇ
しかし本当にここ数巻の展開の早さは、詰まったものが吐き出されるがごとくで何かすっきりします。
軍人が戦をしたがるのはこういう心境なのかな・・・・

次に鯨さんの「北京原人」、また想像を越えた結論を出してくれたなぁって感じです。
そして友達に薦められて「沈まぬ太陽」を読みました。
なんか今まで山崎豊子さんのは縁がなく読んでませんでしたが、なかなか読み応えがありました。
ただちょっと企業物としたら善悪にはっきり分けて書きすぎかな。
日本航空の内幕なんだけど、親方日の丸企業の暗部を見せられまくってちょっと
お腹一杯てかんじです（＾＾；）。
この沈まぬの3巻は御巣鷹山の日航機墜落(坂本九さんがなくなった事故のやつです)が
メインなんだけど、この事件は私には非常に印象に残ってるんです。
この事故の日、私は小６で父と一緒に富士山いたんです。
そして頂上に上って、降りてるときに高山病でちょっとグロッキー気味だったので、
8合目あたりで、休んでました。
時間ははっきり覚えてないんですが、ちょうど昼に頂上に着いてかなり休んでから
降りたときだから夕方ぐらいでしたか。
その休んでるときに、下のほうに富士五湖などがきれいに見えていて、それに見とれてた
ときに、えらく下のほうで妙に遅く飛んでいるジャンボ機が目に入り、父に「なんであんな下に飛んでるんやろ」と言ったのを今でも覚えています。
そのときに何気なしに、1枚そのジャンボを写真に撮りました。
そして下山して旅館に帰ってロビーでテレビを見ると、日航機事故のニュースが特報で流れて
いて父と、あれがもしかしてその飛行機じゃないかとびっくりしたのを今でもはっきり覚えています。
今でもそのときの写真は実家にありますが、その写真を見るとあのなかで恐怖に震えてた人達が
いて、その結果を考えると胸が痛くなる写真です。

ちょっと暗い話でスイマセンでした、ではまた良き本と会いたいと思います。