史仙さんは相変わらずお忙しいのでしょうか。
お言葉ですが… を第6巻まで読みました。
全体的なイメージは、
1,2は、日頃思っていることを書いた。だから歯切れがよく、奥が深い。
3,4は、ネタを探したがこなし切れていない。
5,6は、探したネタを無理してこなそうとせず、できる範囲で闊達に書いている。ただし、間違いも多くなり、その分、他の文の信頼性をおとしているが、それでも教えられることは多い。
2 はレベルが高くなり、わたしの知らないことも出てくる。
えっ、そうだったのですか。と思うところが何カ所かある。
わたしには気付かないことやわたしが間違っていたことなどをいろいろ取りあげてあり、
「恐れ入りました」
3 は、かなり専門的になってくる。
辞書の間違いを指摘して、原典を調べぬのか、と辞書を叱っている。
いろいろ間違いを指摘しているのであるが、いくつかは、「そうですか。しかしお言葉ですが…」と返したくなるところもある。
言葉は変化する。誤用か変化したのか、この判断の基準がわたしとは少しずれている。
なお「アーロン収容所」を読んだ話が載っている。
4、江藤総務長官の「失言」問題で、部分引用の怖さを指摘している。どこを引用するかによって意味が逆転してしまう。
引用するときは、引用の恐ろしさを自覚して、充分に注意して、主旨が変わらないようにしなければならない。
時に悪意をもって部分引用する人もいる。
あとは省略しますが、久しぶりに夢中になって読みました。