<史仙の本棚2001> 掲示板総集編

掲示板総集編

<史仙の本棚>
「掲示板」コーナーダイジェスト
        (払暁篇)
--------------------------------------------------------------------------------

過去の「掲示板」の書き込みをよんでいたら、「ああ、こんなこともあったんだナ」とか「この人、こんなこと云
ってくれてたンだ!」とかそんな懐かしい気持ちになりました。
こういう形で再現するのも、また一興かとおもいます。もっとも、旧悪暴露というか、赤面する思いも僕は味わ
いましたけども・・・。
来訪者で、ご自分のサイトをお持ちの方はそのURLを出来るだけ明記しました。
リンク集としてはベツに用意してはいるのですが、本ページはそういう目的でも利用できると思います。
よろしかったら、訪ねてみてあげてください。                       (2004/11.30)

付記。
以下の本文の中の日付は、書き込みされた当時のママです。
--------------------------------------------------------------------------------

<最初の挨拶>
まだHPを開設して数日なのですが、だんだんとそのムツカシサがわかってきましました。
なんというのか、HPの修正というか、保守・管理が大変なのですネ。
たとえるならペットや植木を世話するのに似てますな。
ヤンチャな悪ガキを相手どる親かもしんない(笑)

ま、気長につきあっていきたいと思います。

で、ここを訪れる皆さまにお願いなのですが、HPの管理者としては、まだ
ビギナーなものですから、いろいろ不都合があると思うのです。
たとえば文章が映ってないとか、リンクが切れているのでは、とかですね。

そんなトラブルがありましたら、遠慮なく指摘してもらいたいのです。
この「掲示板」でも良いですし、メールでもけっこうです。
ひとつよろしく、お願いいたします。
(以下、後略)

以上、よろしく。      「史仙庵」主人 拝
                    2001.3/30


--------------------------------------------------------------------------------

<初めての本の紹介>
竹内 与志夫   
「人は誰でも間違える より安全な医療システムを目指して」
米国医療の質委員会 医学ジャーナリスト協会 訳

米国での医療事故は4万3千二人、交通事故4万2千人といわれています。
わが国では、不明なのが実態です。医療事故に対しての関わりかたがオープンであることと
プライバシーを尊重しながら再発防止に医師・看護側に情報を共有する姿勢は非常に
現代の医療行政のあり方を考えさせられます。データをもとに迫る民主的な姿勢はわが国と
まったく反対の中身です。どちらが患者にとって有効なのか考えさせられる本です。
情報公開、再発防止、ニアミスの対応が誰の為か、行政が命を守る姿勢が見えるかも知れません。
2001/3.26 

竹内氏は、僕の大学時代の友人です。現在、福島県に在住。
--------------------------------------------------------------------------------

  <お隣さんのHP>
  一応HPをUPした僕ですが、すこしでも「お客さん」にきてもらいたいということで、プロバイダーに登録した
わけです。
で、あとでそのコーナーを見に行ったんですけど、僕のHPを紹介したお隣に、中国歴史への誘いてなHP
があったのですね。
知ってる人は知ってるンだけど、↑このテのフレーズには、ヨワい僕なものですから、ついフラフラと(笑)入って
行ったわけです。
荘重な音楽、センスあるデザイン、少なくとも僕より洗練されたHPです。
なるほど、こんなぐあいにつくるのか・・・って感心。勉強になる。

  それに、出不精の僕と違い、中国各地に旅されている模様。その体験記など、興味ありました。
やっぱ、現地の風土や、人々の往来を実見した人の強み、でしょうか。その体験でもって、田中芳樹さんや井上
祐美子さんの作品を読み直せば、あらたな発見があるかもしれない・・・。
そんな風にもおもった次第。  2001.3/29


--------------------------------------------------------------------------------
<グイン・サーガで知り合った方>
Marina’s Galleryは、まり坊のイラスト、漫画などを中心に展示するページです。

栗本薫先生のグインサーガファンなので、そちらのパロディや小説、イラストなんかも

力をいれていくつもりです。また、子供のためのデジタル絵本などもありますので、

どうぞごゆっくり、ご覧ください。(グイン等、イラストやパロディなど作品を募集して

おります、よかったら参加してください。

以下、そのまり坊さんと
平井和正「幻魔大戦」のキャラ、河合康夫について
こんな「会話」を掲示板で交わしました。

史仙    
「さっそく、おいで頂きありがとうございます。インターネットを始めて2年。
ひとつ自分もHPを、と思い立ってからも随分と時間がたってしまいました。
で、ようやく完成。ごらんの通り、未熟な内容です。
少しずつでも内容あるものとしていきたいと思います。

河合康夫という人。
人間的なキャラでした。
不良かもしれないけど、純なとこをのこした人物。
彼が東丈のことを、「先生」とよぶ響き・・・好きでしたネ。
そういえば「若き狼の肖像」で、綿貫とかいう若いやくざが犬神明をやはり「先生」と呼んでいた。
なんかこう、相通じるものを感じました」

まり坊
「不良かもしれないけど、純なとこをのこした人物。
そういうキャラ、結構いい味だしてますね。
他には、ソニー・リンクスとか。
真幻魔では、たしかエレベーターの中で壁抜けに失敗して
すごい事になってしまったんですよね。
その後どうなったのか、記憶にないんですよ。(^_^;)」
2001.4/6


--------------------------------------------------------------------------------


<たくせんの小部屋 中国世界>の主宰、
まり坊さんとおなじく、グインのサイトで知り合った謫仙さん。
この方とはこんな会話をしていました。

「グイン・サーガについて。
 いきなり本題です。

 グインの感想に、モンゴールの奇襲の理由を、出し遅れた証文のようとありました。
ところがわたしはここでようやく納得しました。
奇襲するのは戦の手段ですが、読み進むうちに、パロには魔道という大変な情報網があり、どうして気がつ
かなかったか不思議に思っていました。ヤンダルの力で押さえ込まれいたなら可能です。(と、その時は思った)

 しかし、あれだけの大事件は、軍を集めてパロに行くまで何日かかったでしょうか。情報の出所は一カ所では
ない。それを全部封じて、魔道の情報網でも判らなくするのは、最近のヤンダルの様子では、できそうに思えま
せんね。
その辺で史仙さんは証文の出し遅れのように感じたのでしょうか。

さて、読書の案内、ほとんどわたしの知らない本ばかりです。
紹介されても手が出そうにない。恥ずかしいけど。中国ものはなんとかわかりました。あと夢枕獏とか。
 わたしはいま金庸に夢中です。あのハチャハチャなご都合主義的ストーリー、わたしには
考えられません。常識が邪魔をしてしまいます。
では、また」

史仙
「謫仙さん、ようこそいらっしゃいました。
 返事がおくれましたこと、お詫びいたします。

 グインの、「証文出し遅れ云々・・・」ですが、(わがサイトの「本棚」グインの世界参照))そういえばそん
なこと書いてたンですねえ。とんと忘れてました(笑)
どういう意図のもと、あんなこと書いたかといいますと、
 キタイの魔王・ヤンダルというファクター、これはグインが始まった当初からホントに計算されていたのか
、どうかすごく疑問なわけです。
いきあたりばったり、とまでは申しませんが「辺境篇」「陰謀篇」「戦乱篇」などを見る限り人間の物語です。
それが、ヴラド大公の陰に、じつはヤンダルがいた・・・とかいまさらいわれても・・・ですね。
それならそれで、いろいろ「布石」をうっておけばいいものを、と思います。
ま、不満タラタラのぼくですが、まだまだグインとはつきあっていくつもりです」
                                        2001.4/8

--------------------------------------------------------------------------------


<さとやさんとの対話>  
作家・丘野ゆうじ専門サイト「ケースS対策本部」で知り合った人でした。
さとや
「初めまして。丘野ゆうじ先生の本がきっかけでこちらに流れてきました
さとやと申します。
ページ拝見しました。
ジャンルにとらわれずいろいろなものを読まれていらっしゃるんですね。
早速『もしかして時代劇』という本が気になったので、探してみようと
思っています。
 雑感も面白かったです。ナスカの地上絵の話題はまったく初耳だったの
でひとつ勉強になったと思いました」

史仙
「HPたちあげて3週間というところでしょうか。五里霧中というか試行錯誤というか七転八倒とい
おうか(笑)
いろんな方々から指摘をもらってやっている所です。
<丘野ゆうじ>さんのサイト・・・
参加したのは今年になってからです。
以前に検索かけたことはあったのですが、どういうわけかひっかからなっかった。
「ひょっとしてあの人のHPはないのか?だったら自分で造るしかないのかなぁ」
とぼやいていた矢先、「ケースS」を発見した次第。ひょっとしたら日本唯一の「丘野ゆうじ専門サ
イト」かもしれない(!)ので、大切にしたいと思ってます。

 「もしかして時代劇」
むかしからそうなのですが、僕は「規格ハズレ」の存在に興味を惹かれます。その意味で、あんな
タイム・トラベラーも一人くらいいてもいいのでは、と思っているのです。
 そういえば、宮部みゆき「蒲生邸事件」の尾崎青年も異色のタイプでした。ただ彼はいやしくも受
験生でしたからネ。
尾崎くんには正統派タイム・トラベラーとして活躍してもらいたかった・・・。

 マリア・ライヘ女史のことですが・・・
亡くなる何年かまえ、TVのドキュメンタリーでご尊顔を拝した記憶があります。
見かけはそのへんのおばちゃん(笑)て感じでした。
尋常じゃないのは中身、の典型的なタイプですか。

付記。
上記のさとやさんは、「表現制作ひすとりふぁくとり」を主宰されていましたが、本来のお仕事に専念
されたいとの理由で2004年10月、そのサイトを閉じられました。
いつの日か復活されることをお祈りしたいと思います
--------------------------------------------------------------------------------


昔馴染みの「SFDB」の方々も我がHP開設のお祝いに駆けつけてくれました!

 カメ山カメ吉 「カメの穴」主宰
「史仙さんこんにちは。
さっそくご挨拶にやってまいりました。
自分と対極にいる史仙さんにはいつも後ろめたさを感じてたりするのですが、スタイルが違うと言う事
で、まあいいか、と思ってたりもします。
 で、せっかくだからリンク張らせてもらってもいいですかね?
ウチは末端のさらに枝分かれした先っぽみたいなもんだけど、こちらは本流なので、嫌でなかったら
張らせてください。(中略)
時々覗かせていただきますんで、よろしくお願いします」

  アンギラス  
[SFDB GEO] に紹介があったので、のぞき見にきました。
以後もおじゃまさせてください。
当方は、最近はコリン・ウィルソン再読中です。
そのうち感想でもまとめます。

当方告発サイトもよろしく。
http://listen.to/ang

 YOKO    
「HP開設、おめでとうございます。
私のHPのほうからも、リンクさせていただきたくお願い申し上げます
今後ともどうぞよろしく。
私も積ん読を読まなくっちゃー^^;」
仮想非現実(仮)

 この「当時」、サイトを開設して一ヶ月、まだまだ手探り状態。
どうすりゃリンクがはれるかとか、そのリンクが切れてるとの指摘をうけ、自分がキレかかる始末(笑)
ったく、五里霧中であった。
2001.4/15〜4/16


--------------------------------------------------------------------------------

<ぶたさんの話>
明の永楽帝に仕えた宦官・鄭和のことで・・・

 さっき雑感読んでたんですが、「エスパイ」懐かしいですね。あんまり昔でちと記憶が薄くなってしまった
のですが、新書版と文庫版とがありましたっけ?
 読みたいから貸してくれとか女の子に頼まれたけどうやむやにして貸してあげな
かった記憶があったりするのは‥‥なぜでしょう(笑)

 あ、そうそう、ちと戸惑ったんで、雑感でのメニューですが、まだ空になってる奴はフォントを背景と同じ
にしておくか、存在感が感じられない位の色に指定しておくと、あーここはまだなんだと一目瞭然でいい
かもしれんですぅ→お節介ぶため (^^;

 鄭和の業績が正当に後世へと引き継がれなかったのは、確かに相応の理由がありますね。鄭和が独
立した海洋国家を創生しでもしなければどっちにせよ消滅せざるをえなかった業績だったのだと思う、ぶ
たさんです。
 鄭和が自前で通商網を作って稼いで艦隊や根拠地を維持できるようにしてゆかなければということなの
ですが、そういう試みは早期に反乱とか謀反とか国家資産の私物化、軍事の私物化ということで潰えてし
まわざるをえなかったであろうし。

 ということは、本気で独立国家を創生して本国と決別する腹を持って周到な陰謀を企んでいればという仮
定の上での話になるんだし官僚国家でそれをするってのは‥‥難しかったでしょうね。
 鄭和自身も軍人というより官僚であったし。

 無茶な仮定としては、秀吉が本能寺で死ななかった信長に、東南アジアのどっかを攻め取って領土にいた
したいと申し出てソレと繰り出したって方が可能性は高いかもしれません。

 陸上戦力の豊富さ、それを支える資金力。なんといっても、それで秀吉がいくら領土を広げても信長の懐が
痛まないとかいう信長の権力意識の問題とかでもって可能性は高いと思う。
 壷なんかをせっせと献上していれば信長ご機嫌。領土を広げたので、いままでの日本本土での知行は返上
いたしますなんて保身策を実際に実行してたりすれば。

 まぁ、仮定の話には違いはないけども。 2001.4/17    


--------------------------------------------------------------------------------

<作家・太田忠司氏のサイト>
          よりの訪問者の方々

「こんばんは。しの と申します。
太田忠司さんのところから遊びにきました。
私も自分の読んだ本についてページをつくりたいなぁ、と思いつつなかなか果たせません。
 グインの「忌避される人間像イシュト」ってのは、あまりにそのとおりでちょっと哀しいです。
私はイシュト贔屓なのですが、最初っからずっと楽しみにしているのは、イシュトがグインとの直接対決で
負けるところですから、ひどいファンです。
最近の楽しみは、いつイシュトがカメロンを斬るか、でした。
  でも遠征をはじめちゃったから、そんな展開にはならないかもしれませんね。

『アトムの子ら』とか、『ピープル・シリーズ』とか、好きな作品が重なってい
てうれしいです。
また、いろいろな感想を読ませてください」

いっち    
「史仙さん、こんにちは!
太田さんの掲示板よりおじゃましています。
半村良さんの「夢見族の冒険」さっそく、本屋で注文しようと思っています。
「妖星伝」も「虚空王の秘宝」もやっと完結したし、後は「太陽の世界」ですね!
グイン サーガ、キマイラのシリーズを読まれているんですね。
なんか、それだけでうれしいです!
それでは、また、おじゃましますね」

「はじめまして!
太田忠司さんのところから飛んで参りました。
kum と申します。
それにしても幅が広いですね〜。
読んだことのあるものもありますが、読んでないものもたくさん。
私はまだまだ本読みとしては未熟ですね。
これからの読書計画の参考にさせていただきます。
では」

「太田先生のHPから飛んで来ました。よう☆です。史仙さんの読まれる本ってジャンル広いですね。
(さっき本棚のページを覗きました。)
僕の読んだことあるのはミヤベくらいでしたけど。
でも『天狗風』は未読でした。(来月文庫版が出るらしいです)
 「陰陽師」もお好きなんですか?
NHKのドラマは見てないですけど、僕もあのシリーズ好きです。恐い鬼って言うより、哀しい鬼(女性)
が多いですね。
 怪談+ミヤベつながりで『あやし〜怪〜』は読まれました?
短編集なので、適度な夜更かしにぴったりですよ(^−^)

ではでは、お目汚しでしたが、よう☆でした」
   
「太田忠司さんの掲示板より漂着いたしましたうみぼうずです。
遅ればせながらHPの開設おめでとうございます。
まずはご挨拶まで」

史仙
「みなさん、いらっしゃいませ!    

>kumさん
太田先生のサイトでも、こんごもよろしくお願いします。
あそこは気楽に参加できる雰囲気があっていいですね。
やはり主宰である太田先生のお人柄でしょうか?

本を読むのはいいのですが、感想をまとめてUPするのはなかなか
神経をつかいます。
ま、すこしづつ「本棚」を増やしていこうと思っています。
お暇なときに覗きにきてください。

みなさまの参考になればよろしいのですが・・・

>よう☆さん
宮部みゆきさんの作品は、僕の肌にあうというのか
好きな部類に入ると思います。
ゼナ・ヘンダースンの「ピープル」シリーズを連想させるもの
がある・・・そんな気がします。

夢枕漠さん「陰陽師」
むろんこれまた好きな作家であり、好きな作品なのですが、あの
TVドラマはあんまし好きではなかった。
文章自体にこめられたおどろおどろしさなり、妖しいまでのパワー
というか、それを表現できたとは思えなかったからです。
やはり、映像活字についに及ばず、ということでしょうか?

>うみぼうずさん
さっそくのおこし、恐縮です。
これをキッカケに好きな本の話が交換できたらいいですね。
2001.8/25〜8.29

皆さんがいらしたのは、作家・太田忠司先生のサイトからです。
アット・ホームな和めるHPとなっています。
これも主宰の太田忠司氏のお人柄でしょうか。
一度は訪問されることをお奨めします。

                 (以下、続篇、制作中!)


<史仙の本棚>
「掲示板」コーナーダイジェスト(邂逅篇)
        
--------------------------------------------------------------------------------


つたないHPではありますが、開設してより1年と5ヶ月あまり。
じつにいろんな方々が訪れて、いろんなメッセージを寄せてくれました。
人生とは、出逢いと別れ、そのくりかえしであるとのヤーンの箴言をクチにしたのは元ヴァラキア
海軍提督、今は新生ゴーラの宰相カメロン(グイン・サーガ)です。
まさに真理をついたコトバだな、と実感するこの頃です。

現実には逢うこともない方々かもしれませんが、電脳の世界でのむすびつき、やはり大事にしたい
と思います。今後とも、よろしく!  
ついでに言わせてもらいますと、去年の9月からつけだした「日記」と併せて読むと、内容の理解
がやや促進されます。アクマでも「やや」ですが・・・。     (2002年7月28日) 


<稲葉さんとの対話>
  
*********************************

こちらにおじゃまするのはお久しぶりになってしまいました……。
 で、おじゃましたのはゼロ・ハンターが出た直後に密かに丘野先生にファンレターを出していまして、
今日その返事が届いたのです♪
 以前史仙さんにもご自分のお返事を見せていただいたので、そのお返しってわけではないですがそ
んな感じです(どっちだ)。といっても、他人の手紙を全部書くのは俺的に失礼かなーと思うので要約さ
せてもらいますが(すみません)。

 まず自分が手紙を送ったのが6月25日。先生が返事を書いてくださったのが今月22日です。B5の
用紙にワープロ打ち。最後に署名というのは同じですね。
 ファンレターが転送されるペースはだいたい2〜3ヶ月に一度とのこと。「数が多ければもっとマメに転
送してくれるんでしょうが……。」とのお言葉。

 ゼロ2の締切は9月15日なので発売は「順当にいけば10月?」だそうです。
 そもそもゼロはヒトミ3巻が延期になったので「とりあえず何か新しいものを書かなきゃいかんということ
で、いささか短期間で立ち上げた」作品とのこと。なんとなくそんな感じはしていましたが、こうして作者か
ら”とりあえずの繋ぎ”的な話を聞くとちょっと寂しい気も。ちなみにゼロは全3巻を予定しておられるそうです。
 そして、カーネリアン先生の体調が大分良くなられたので来年にはヒトミ3が出せそうと言うことでした。
 
 手紙の中に『ケースS』の事も書いたのですが、先生も史仙さんのことを覚えておられました。「なお数ヶ
月前になりますが、やはりそちらのサイトに参加(書き込み)されているというかたからお手紙をいただき
ましたよ。もちろんちゃんと返事を出しました。」とのことでした。
 最後に、「(きのう突然エラーが起き、原稿数ページが異次元へ消えました……)」とゼロ2を鋭意執筆中
だそうです。このネタはゼロ2のあとがきに載るかな?

 おおまかにこんな話題でした。この中からさらに一部をウチの掲示板に書いてきます。
 それではまた〜。
**********************************
稲葉    
 訂正ありがとうございます。お手数をおかけしてしまってすみませんでした。
 ゼロは全3巻ということで第二次東京騒乱はなさそうです。残念。
 次のシリーズは長編を期待したいですね。2001.8/26

<付記>
  丘野先生にファンレター、というのは、以前僕が丘野ゆうじ氏に手紙をだしたことがあります。
「ハイランディア」というシリーズが未完のママにうち切られたことをうけ、せめて励ましの便りでも作者に!と
いう意図の元でした。
どの後、丁寧な返事をいただきまして感激しました。
今では我が家の家宝(!)として、子々孫々へと伝える予定!


--------------------------------------------------------------------------------

<謫仙さんと本について対話>   

史仙さま
 <グインの小部屋>で名を見つけ、また来ました。パソコンは修理したのですか。それとも新品?
 さて。
わたしは現在「金庸」の武侠小説に夢中です。これ、おすすめナンですが、史仙さんは読みませんか。
 内容は「任侠東海道」+「伊賀の影丸」を想像してください。歴史的内容もかなり正確で、中国史の勉
強にも………、なるわけないかな。

 「太陽の世界」 懐かしい名前です。わたしの記憶だと20巻で休止しています。80巻完結するのはご
無理のような気が。
あのころの著名なSF作家は、いまではほとんど名を見ることもなくなりました。わたしは光瀬龍の「百億
の昼と千億の夜」に感動してSFファンになりました。
 わがホームページも少しづつ充実させ「蘭嶼島」の部屋をつくりました。よろしく。

史仙    
謫仙さんへ
こちらこそおひさしぶりです。
返事がおくれましたこと、お詫びいたします。

「蘭嶼島」の部屋、さっそく拝見させてもらいました。 すごく思い入れのある、いいHPだと改めて感じました。
出不精の私でさえ、ちと旅に出たくなるそんな感じでしょうか。

>パソコンは修理したのですか。それとも新品?

 フリーズが日常茶飯事です。一応だましだまし(笑)使っている状況です。
できの悪い子ほど可愛い、といいますし、なによりさきだつもの(?)を確保してから・・・。

>「金庸」の武侠小説
 買ってはいるのです、文庫版を何冊か。
ただし、まだ読めていない。というか、どこにやったか判らない(爆笑)

これ、他のサイトでも最近ふった話なのですが、買った本をどこかになくしてしまうのですね。。
いやむろん本棚のどこかにはあるのでしょうが、どこにつっこんだものやらとんとわからなくなってしまう。
まるでこのアパート、次元断層かタイムトンネルでもあるンじゃなかろうか・・・。

 ま、そのうちにでてくるでしょう。そしたら読んでみたいものです。
って、買い直した方がはやいかなぁ。

>「太陽の世界」

何年か前、でている20巻、古本屋で2000円で売っていまして即、購入しました(タイプミスじゃなく、二千
円です)あまりの安さに、本屋の主人に「ほんとにこの値段でいいのですか」
って念を押してしまいました(笑)作者がこのことを知ったら泣くと思う・・・。

>光瀬龍

僕の場合、最初に読んだのは「夕ばえ作戦」だったでしょうか。
姉御肌のタイムパトロールが活躍するシリーズ、好きでしたねぇ。

では、今後ともよろしくおねがいします。
お互いがんばっていきましょう!
(2001.9/1)

付記。
上記の「グインの小部屋」というサイトについて。
コレは作家・栗本薫さんの今や代表作ともなった「グイン・サーガ」について、その感想をかたりあうファン
の諸子がつどったサイトのひとつである。
--------------------------------------------------------------------------------

<らいむさんと宮部みゆきについて>
   
お久しぶりです、史仙さん。
日記形式になった「雑感」。楽しみに読ませてもらっています。
ところで「本棚」で紹介されていた「霊験お初捕物控2」の「天狗風」、読みました。
今、文庫化されたんですね。
「震える岩」を読んで、続編はでてないのかなーと思っていたら史仙さんの本棚に紹介してあって、
「え?!でてるの?」と驚き、ずっと手にいれたいと思ってたんですよ。
感想は・・・私としては前作よりもおもしろかったかな。
いわゆる普通の捕物帳とは 一味違ってますよね。
その違うところが宮部みゆきさん独特の作風というか・・・。
ちょっと前に宮部さんの「初ものがたり」を読んだんですけど、
これもそんな感じがします。
またまた続編が楽しみですねー。2001.9/26

史仙    
らいむさん、こちらこそご無沙汰していました。

宮部みゆきさんの作風は、なんとなく私の肌にあうものがあり、すべてではない
にしろ、ある程度よんでいます。
最近では「RPG」だったか、文庫書き下しで評判になった作品があり、一読しました。
おゆきこと、宮部みゆき女史、やはり読むに足る作家さんだと思います。

あの作品で他のシリーズで活躍したキャラが出ているのは読者サービス(笑)
でしょうかねぇ。とにかく楽しくよめた一冊です。
よろしかったら、「天狗風」の次にでもどうぞ!
2001.9/27


--------------------------------------------------------------------------------

<凱水さん、謫仙さんと「銀英伝」について語る>
 
こんにちは、「史仙の間」からやって参りました凱水と申します。

 凱水庵へのご来訪、ありがとうございました。
 お互いに「史仙」という言葉を用いるものとして、これからもよろしくお願いいたします。

 SFといえば、最近ケーブルテレビで放映されている「銀河英雄伝説」を時々見ていまして、
ちょっとはまりそうになっています。しかし、如何せん、アニメにするには話が壮大すぎ、ストー
リーが駆け足気味です。
 原作を読んでみようかと近所の書店に行ってみてもなかなか置いていません。
ものすごい巻数になっているという噂も聞き、手を出そうか悩んでいるところです。
 史仙さんはお読みになっていますか。感想など聞けたらうれしいのですが。
 (2001.10/1)

史仙    
凱水さん、ようこそいらっしゃいました!
奇妙なご縁ですが、こんごともよろしくお願いいたします。

<ひょんなことから「史仙」で検索をかけたら、「史仙の間」なるサイトにいきつく。
 凱水さんは、そこの主宰。ただし現在(2002年7月)はロスト・・・>

「銀河英雄伝説」(以下、銀英伝と略)は僕の好きな作品です。
凱水さんとは逆に、アニメの方はあんまり観たことがありません。
優れたアニメに仕上がっている、との思いはありますけど・・・。

時々、お気に入りのキャラに逢うために本をひっぱりだして読み返すことがあります。
(「銀英伝」第8巻の感想は、一応「本棚」にアップしています)

 銀英伝が日本SF史上画期的といわれるのは、戦略と戦術を峻別したこと、そして戦いにおける
「補給」の重要性をキチンと見据えたことです(注)
その意味では、戦略・戦術のテキストの一冊としても使えるのではとも思っているくらいでして。
たしかに本編前10巻ですから、長い物語ですよね。ですが、のめり込めば最終巻まではあっというま。
現在4巻でている外伝をもとめて街を徘徊することになるのは確実です(笑)
よろしかったら、挑戦されてみてください。

(注)
吉岡平「教えられた戦略と補給」を参照
      (早川書房「田中芳樹読本」収録)

謫仙
銀英伝 わたしも夢中になって読みました。
 ただし、外伝は2巻しか読んでません。第2巻のあとがきで、これで終わりにし、外伝はこれ以上書
きません、と言っていたと思いますが。だから続きが出ていたことも知りませんでした。
 戦略と補給はこの物語では際だっていますね。名将とは「優れた策戦で僅かの兵をもって大軍を破
る人」と錯覚している人が大勢いますが、日本でも中国でもそれは例外で、織田信長さえ、奇襲は桶
狭間の戦い一回きりです。
 
 さて、それとは別にいつも思うのですが、宇宙時代になっても、人々は腰に短銃をぶら下げているの
でしょうか。そして戦争ばかりしている、そういう世界は考えられません。
火の鳥 では最初の一秒で終わってしまいました。これが本当のような気がします。
「銀河乞食軍団」では舞台をそう設定したためか、抵抗なく読めま
した。(2001.10/17)


--------------------------------------------------------------------------------

<樽井さんとの交流の始まり>

樽井  幸雄 氏(「樽井さんのページ」の主宰)
 おはようございます。樽井です。
先日はうちのサイトに遊びにきていただきありがとうございました。
 
 何を勘違いしていたのか史仙さんとこにはページはないのだと思いこんでいて、お返事にあがる
のが遅れてしまいました。まだ、見て回ってないのですが、まずはお礼方々。
これからもときどき遊びに来させていただくと思いますが、宜しくお願い
します。(2001.10/18)

史仙
わざわざご来訪いただいて、恐縮します。
ロクでもない文章しかおいてなくて赤面ものです。
それでもなにかしら、参考になるものがあれば、と念願します。

また樽井さんのHPにもお邪魔させていただきたく思っています。
これからもよろしく!


--------------------------------------------------------------------------------

<田中芳樹原案「クラン」シリーズのこと>

「日記」に以下のようなことを書いた。

(2001年)10月27日(土)
昨日は少し曇っていたが、いまはいいお天気である。
昨夜、仕事の帰りに書店に立ち寄り、二冊新刊を買う。

丘野ゆうじ「TOKYOゼロハンター2」
そして、
「KLAN2」
(共に集英社、スーパーダッシュ文庫)

深夜、酒をたしなみながら、二冊の本を通読。
至福のとき。

だったはずの時間が、一変したのは、「KLAN2」に眼を通したとき。
率直にいって、コレは読むにたえないシロモノである。
少なくとも、僕はそう思う。
(以下、略)

今にしておもえば、少し「暴言」があったかも?
そんな風に反省する気分が(2002年7月現在)少しはあったりする。
少し筆がすべってしまったか?
このことで、しのさん、稲葉さんより如き書き込みがあった。

しの 
こんにちは、しのです。
『KLAN』[2]は、ずいぶんと...だったようですね。
私も本屋で数ページ立ち読みして購入をやめました。
どうも正解だったようですね。
『銀英伝』に惚れ込んだ身としては、最近の田中さん自身の作品にも一部???
ということが多かったので、警戒していました。
書きたいものが変わってしまったのかなぁ、と思うと少し淋しいです。

変わったわけでなく、本人の書きたいところでないところを読者が求めていると
いうことなのかもしれませんが...

稲葉    
「こんにちはです。
 今月SD文庫からクラン2が発売になりますけど、田中芳樹先生は原案で文章は別の方が
書くんですね。挿絵の方が変わるというのは聞いたことありますが、文が変わるというのは待
ち望んでいた方にしてみればどうなのでしょう?」

史仙    
稲葉さん、しのさん
わざわざのお越し、恐縮です。

さっそく「クラン2」のことですが、一応「日記」に書いたのですが、ここだけの話(って、オープンな
HPでちとムリか?)アレは駄作、失敗作凡作(・・・いくらでも貶す言葉はでてくるのですが、このく
らいで)だと思います。
むろん、いろんな見解があって当然だし、それに干渉する気はないのです。
少なくとも、僕はかの作品を評価する気にはなれない。それだけです。

具体的にいうならば、かの作品、160ページの銭湯じゃなく(笑)戦闘シーンの描写、まさに噴飯
モノでした。とうていプロの作家がかく文章とも思えない。
中学生だってもっと気のきいた文章運びをみせるのではないでしょうか?
こんな文章を垂れ流す作家など、プロの作家、お金をとる職業文人とは僕は認めない。
こんな手合いの筆で再生された虎之介、風子、ルネ、アリョーシャたちが気の毒です。

 現在のところ性格温厚、君子人として売っている僕も(笑)この一件でずいぶんと気が荒れています。
いましばらくの時間をもらえれば、もう少し冷静、かつ適切な評価が下せるのかもしれませんが・・・。

 こんなことで、稲葉さんへの応えになったでしょうか?
では、また、「ケースS対策本部」の掲示板にて・・・。

しのさんへ。

「クラン2」のことですが、すこし感情的になりすぎたか、とも思っています。
ぼくの拙文がしのさんの購買意欲に少なからぬ影響を与えていたとしたら・・・あの作者さんの営業活動
を妨害したことになり、申し訳ない気持ちです。
なにをいうにもあの方はそれで生計をたてているのであって、こちらは趣味の範囲を越えるものではない。

 一般論として、安易に無責任な言辞を呈することは、控えるべきです。
今回でもそういう一面がなかった、とは断言できない。
が、しかし。
稲葉さんへの返信で指摘した部分、ぼくはなんどか読み返してみたのですが、どうしても書きとばした、そん
なイメージがあるのです。
スピーディな展開とか、そんなものじゃなく、とても読むにたえないものがある。

丘野ゆうじさんの「ペイン・キラー2」は「疾る」感じでもって書かれた作品とのことですが、そのノリの良さと比
較しても「クラン2」の劣悪さは明らかです。
(いや、つまりこの僕はそう感じるということですネ)
これ以上、貶してあの作家さんの営業活動(!)を妨害してどうする?

あの作家さん。今回はちと不運でした。
人様の作品の代作(というのは、不適当でしょうが)で、本家と比較されたうえ丘野ゆうじさんの作品と一緒
の刊行。贔屓の作家が発表する場もロクにないのに、この程度のヤツ(失礼!)が田中芳樹さんの作品を
引き継いで書くだと!
そんな憤懣があったことは否定できないし、するつもりもない(おい、おい)
つまり、かの作家さん(名前もロクに覚えちゃいません)は、そんな僕の八つ当たりの犠牲者だったのです。
ったく、私とは、なんて凶悪な人間であることか!

 そんなわけで、あの作家さんの「クラン2」への評価、ちとシビアなものになりすぎたかもしれません。
誤解をあたえる結果となったら、ご容赦ください。

では、近い内にまた、そちらにもお邪魔させていただきます。
  (2001.10/29)


--------------------------------------------------------------------------------

<だるにゃんさんの来訪> 
「西川貴教くんとミステリーを愛するだるにゃんのHP」の主宰さま

こんにちわ、遊びにきてみました。
あちこち、読ませていただきましたが、史仙さんは、読むことも、書くこともお好きな方なんですね。
読みものとしてすごくステキな文章で、いいなぁと思いました。
私は書きたいことがあっても、なかなかカタチにならないんですよ。

ところで、ときどき“僕”と書いておられるので、男性なんですよね。史仙さんって。
でも、ドラマの話などを読んでいると、同世代の女友達と錯覚してしまいそうです。
失礼な言い方だったら、ごめんなさいね。なんとなく、嬉しかったので。
『救命病棟24時』私も大好きでしたよ。
              2001.11/3

史仙
だるにゃんさん
いらっしゃいませ、ようこそ、です!
たしかに文章を書くことは好きですし、苦にはならない性質ですがはたしてマトモなものかどうか、
はなはだ疑問です(笑)おもしろい本を読んで、人に薦めたくなったとします。
で、そのおもしろさ、良さを文章にしようとするのですが、真意というか、思いを半分も伝えられて
いないのが現状です。ったく、もどかしい・・・。

>私の性別
むろん、男性です(笑)
うーむ。女性的なファクターなぞ、ないはずですけどね。
気をつけようっと(爆笑)

>「救命病棟24時」
あの番組、みていたという人、だるにゃんさんで三人目です。あのレビュー、進藤と神宮教授にスポ
ットをあてましたけど、もっと語りたい人々もいたのです。
が、ああいうチト斜めの切り口もいいかな、と思って書いてみました。
少しでも楽しんで頂けたら、幸いです。
そちらにもまた、お邪魔したいと思います。
本の話ができるといいですね。
では、また!

(注)
「だるにゃんさんで三人目」というフレーズ。
かって、「日記」にこんなことを書いた経緯がある。

9月22日(土)
「救命病棟24時」のことを書いたけど、まったく別に二人、それを読んだ方から
メールを頂いた。アレって、けっこう視聴率あったのかなぁ?

まただるにゃんさんも、僕の「日記」を読んでくれてたみたい。
恐縮である。


--------------------------------------------------------------------------------

<ミヤさんの訪問、そして対話>    
ミヤさん。大阪在住の主婦。
「宮ちゃんズのお部屋」高校生のお嬢さんと共同で運営しておられる。

ミヤ
「おじゃまします。いろんなジャンルの本を読まれているんですね。
わたしの好きな作家は、リストの中では、宮部みゆきと恩田陸かな。
また、ゆっくりとおじゃまして、いろんな書評を読ませてもらいますね」
                             2001.11/3

「おじゃまします。わたしのHPにリンク集なるものを作りまして、史仙さんのHPをリンクさせてもらいました。
今、本のリストを改めて拝見させてもらったのですが、「ビザンツの鷲」という本があるのですね。
最近、わたしの掲示板でビザンツ関係の本が少ないと話していたところだったのです。
ノベルスは、ほとんどよんだことないのですが、探してみます。
今日は、本屋さんへ行って、いろいろ買ってしまった。
明日は、古本屋さんへ行く予定です。史仙さんにご紹介いただいた本も探し
てみます」

史仙
つたない僕のHPをご訪問いただき、恐縮です。
小説や漫画から歴史へのアプローチする・・・ひとつの、方法ですよね。

田中芳樹さんなんかもいわれていますが、学校の歴史の教科書を読んで歴史好きになった人なぞ
、そうそういるわけもない。
一応、僕も歴史学徒を自認している一人ですが、たしかに小説から入った記憶があります。
高校生の頃読んだ辻邦生先生の「背教者ユリアヌス」という枕にできそうな分厚い本・・・二晩徹夜し
て読んだ記憶があります。
辻邦生というひと。この人がもし歴史家だったら、どれほど壮麗かつ雄大な歴史書をものしたことでしょうか?
漫画では、川原泉さん「バビロンまで何マイル」(白泉社文庫)が、僕は好きです。
歴史の専門家でもないのに、どうしてああまで的確な歴史への理解が可能なのか?
同時に膨大な歴史情報が、優れたエンターテイメントとしての漫画へと完全なまでに融合している。
 鹿児島に異才ありき、というべきか。

長々と失礼しました。
当方にはあまりお目にかけるものもないと思いますが、ご笑覧い
ただければ幸いです。
では、いずれまた、お目にかかりましょう!

ミヤ 
「日々、雑感」を読ませてもらいました。アフガン情勢に関心がおありなんですね。
最近話題の『タリバーン』という本を書かれた田中宇氏をご存知ですか?
わたしは彼のメルマガを購読しています。結構おもしろいですよ。
良かったら、「田中宇の国際ニュース解説」
をのぞかれてはどうですか?                      
  (2001.11/17)

史仙
アドバイス、ありがとうございます。
田中宇氏のメルマガ、さっそく申し込んできました。

>アフガン情勢
現在の情勢もそうなのですが、いにしえの歴史でも世界の焦点のひとつでしたからイヤでも関心をもつ
ことになります。アレキサンダー、ササン朝ペルシャ、チムール、ムガール帝国の興亡・・・。

「光は東方より」とのコトバがありますが、西ヨーロッパからみると、かの地はまさに「東」です。
そしてさらに「東」にある日本からは、「光」ならぬ自衛隊が海をわたってやってきつつある。
かの地の人々は、それに何をみるのでしょうか?

現在の世界情勢を見るときに「歴史」への視角を忘れてはならないと思います。
むろん、いうまでもないことですけども。
では、また!

ミヤ
「昨日掲示板の内容を整理していたのですが、今日になって、以前史仙さんにご紹介いただいた本が抜
けていることに気付きました。「YAWARA」の作者が書いた本だったと記憶しています。
(史仙さんでしたよね?)
古い掲示板は、どんどん古い書き込みが消えてしまうので、メモを取っていたのですが、
ちょうど取り忘れたようで、記録からもれてしまいました。
誠にすみませんが、もう一度教えてください」(2001.11/21)

史仙
浦沢直樹「MASTERキートン」(小学館)です、コレ!


--------------------------------------------------------------------------------

<樽井さんと中断したシリーズものについて語る>

コレって、荻野目悠樹さん「双星記」シリーズ(角川スニーカー)が第五巻
をもって完結(?)のやむなきに至ったのをうけてのこと。
よろしければ、わが「本棚」のくだんの項、そして「日記」2001年11月分
を参照のこと。

 こんばんは〜、樽井です。
 史仙さま、他みなさま、御無沙汰しております。
さっそくですが、史仙さま、紹介の本読ませていただきました。
千年周期でめぐっている惑星系の合。なんとなく、アシモフの『夜来たる』を思い出してしまいました。
 結構面白そうなお話なのに、文面から察すると出版社の都合で消えてしまったようですね。残念で
す。13年振りとかで続刊が出るおちゃらけSFがある一方でそういうこともあるのですね。本当に残念
です。2001.11/4

 史仙
再度のおこし、恐縮です。
荻野目悠樹「双星記」、最初に読んだとき、たしかにアシモフを想起しました。
なにしろ、第一巻のタイトルが、「千年に一度の夏」ですから、ほんとスケール雄大な話ですよね。
ほんとはもっと続くハズだったことは確かです。
どうも、売れ行き不振ということで、うち切りになったらしい。
出版社といえどそれは商売ですから利益をあげるのが大前提なのは判りますが、どうもネ。納得
いかないものが残ります。
その辺、「日記」で憤懣をぶちまけてます(笑)

で、「双星記」に限らずですが、不幸にも中断させられたシリーズの再開のために何か、できること
があればと思っているのですけどねぇ。ダスティ・アッテンボローの「有害図書愛読会」みたく、「中
断シリーズ輪読会」でも組織して・・・(笑)

ところで、樽井さんがおっしゃってる
   「13年振りとかで続刊が出るおちゃらけSF」(どういう本なンだ?)
って、なんという本ですか?
ここだけの話ということで(笑)教えてください。
具合がわるいなら、メールででもかまいません。
では、いずれまた!


--------------------------------------------------------------------------------

<宮崎のつかささんの来訪>

「ケースS対策本部」で知り合った方です。

宮崎のつかさ    
お邪魔します。HP運営大変でしょうね。私もいろいろな本を読みますので、
電脳の海を泳いでいます。が熱心さが足りないのか田中氏の野望円舞曲が3巻
まで出ているなんて知りませんでした。ドラよけお涼の新刊もしかり・・・今
後もちょくちょくお伺いしますのでよろしくお願いします。
                      2001.11/4

ようこそ、です!
このHP、そう大した内容でもないのですが、ご笑覧いただければ
幸いです。
ところで、田中・荻野目「野望円舞曲」が3巻まででているのは、
事実ですが、ドラよけお涼の新刊・・・どうも未だ刊行されてい
ないようなのです。
そんな情報が掲示されていたのは事実なのですが、どうやらアレ
は本屋の宣伝だったらしい。
他の小説系のサイトの人々からは、ゲットの報告がありませんし
・・・誤解をあたえる結果になったなら、お詫びします。
一応、「日記」には、その旨、明示してはいるのですが。
では、今後もよろしく!

付記
宮崎のつかささんがおっしゃった、ドラよけお涼の新刊は、「クレオパトラの葬送」
として、福岡市では2001年12月24日書店にならぶことになった。
「野望円舞曲」第四巻は、徳間デュアル文庫の一冊として、2002年8月末、刊行
の予定。


--------------------------------------------------------------------------------

<まりしてん氏の来訪>
   
たけぼんさんのところでレスを貰い、こちらの方に来ました。
(正式名称を「岩本隆雄研究所」といい、日本有数の、伝説の作家、岩本隆雄氏の
 ファン・サイトです・編者注)
まさに同士よ!!と思っていたのですが、こちらのサイトで書評を見て一言・・・”めっちゃ俺と本を
選ぶ趣味が似ている!!”
いや本当に共感出来る物ばかり・・・菊池秀行以外はほとんど同じのを読んでるし、感想も我が意
を得たりってのが結構あって、仕事中にもかかわらず思わずニヤッとしたりして・・・
(さぞ周りは気持ち悪かったろう)
ただ読んでなかった本で「夢見族の冒険」があり、こいつは早速探して読んでみようと思ってます。
史仙さんもよく言ってるように、良い作品なのに途中になったままとか打ち切られたものとか結構あ
りますよね。
ハヤカワのタリオンシリーズ(宮本さん)、
たけぼんさんのところでも書いた黄金拍車シリーズ(王領寺靜もとい藤本ひとみさん)、ラバウル烈風
空戦録(川又千秋さん)、あと大陸書房にあった数々の作品・・・・
まあ想像力をこれで思いっきり養ったと思えば立派な作品なんやけど、けどやっぱり読みたい!!
本当に『再版及び再執筆要望委員会』でも作って、強力な圧力団体にでもしましょうか(笑)
  もう読んでるかもしれませんが、双頭の鷲、傭兵ピエールはすごく面白いのと日本人にはなじみ
の薄い中世フランスの入門書として最高の本だと私はお勧めしてるんですがどうでしょう?
他にお勧めの本があれば紹介して下さい。
さてまだ仕事中・・・・この辺にしないと・・・
ではまた来ます。2001.11/15

史仙    
まりしてんさん
ようこそいらっしゃいませ!
気に入っていただいたようで、嬉しいです。
SFは子供のころから好きで、ずいぶん読んできたつもりですが、ハード系ってのは
あんまし好みではないのです。J.P.ホーガンとか二、三の例外を除いては・・・
(ホーガンさんの作品がハードSFかどうか、異論もあるかもしれない)
ですから、主にファンタジー系が好みの主体となります。
岩本隆雄という作家さん。ああいう作風、僕の理想です。
で、その作品のことを語り合えるサイトを見いだしたことは今年一番の収穫といえるでしょうか。
アソコにはちょくちょくカオをだすつもりでいます。

>再版及び再執筆要望委員会

うーむ。これって、いいかもしんない。
そうですね、候補作品としては・・・

清水義範さん「パステル学園大乱戦」の続き
「遙かなる大地の伝説」下巻の刊行
みぶまさよし氏「アルテイシア史伝」の続き
丘野ゆうじ「ハイランディア」の続編
加藤正和「念術小僧」の後日談
田中芳樹「冬木涼平シリーズ」
筒井康隆「闇に呼ぶ声」の続編

ざっと思いついたのでこんなとこですが、SF文学史上的にいうと、屍累々って気が
して、なんかこう哀しくなってきた(笑)
彼らが復活する日は、はたしてあるのでしょうか?

>双頭の鷲、傭兵ピエール
読みましたよ!
ああいう書き方ができる作家さん、これまた貴重ですね。
そしてああいうキャラを知ることができた我々読者もまた幸せです。

ではまた、まりしてんさん。
たけぼんさんのサイトもしくはどこかの電脳空間でお会いしましょう!


--------------------------------------------------------------------------------

<ぱるうぃーずさんとの対話、そして指摘>

ぱるうぃーず氏  「ぱるうぃーずの箱」主宰
史仙さん、はじめまして。
ご訪問ありがとうございました。
早速拝見させていただきましたが、圧倒です。
『歴史関係の本の紹介かな?』と思ったら、SF・ファンタジーとジャンルの広いこと(汗)
凄い数の本を読んでいらっしゃるようですね。
私の本棚は、2/3をマンガが占めております。少しは見習わなくては(汗)
ここは絶対に紹介すべきホームページであると思いますので
リンクを貼らさせていただきたく思います。
まずはご挨拶まで。2001.11/23

史仙    
ぱるうぃーずさん!
いや、こちらこそおこしいただき恐縮です。先ほど、外から戻ってきたとこです。
きょうの「収穫」は「日記」に書いたとおりですが本というのはどうしてこうも高価になったのでしょうねぇ?

むかし僕が覚えているのは、創元推理文庫で一番高いのがジョン・ウインダム「トリフィドの日」でたしか
200円でした。
あとは180円とか、170円とか、ドイルの「マラコット深海」など120円くらいじゃなかったでしょうか。
政治がわるいと、本も高いし、うっかり旅行にもいけやしない・・・。

ぼやきはともかく、「私の本棚は、2/3をマンガが占めております」とのことですが、なに、僕だって漫画
はよく読んでいるのですよ。
目の前には「バイオレンス・ジャック」がずらりと並んでいるし、むろん「マスター・キートン」は愛読書のひと
つです。樹なつみさん「パッション・パレード」(白泉社文庫)は何回読みなおしたことか。
あと「エロイカより愛をこめて」だって好きですしね。

次回は歴史の話などで、お邪魔したいものです。
ひとつよろしくお願いします。 
追記
リンクしていただいて、ありがとうございます。
ミヤさんにも申し上げてのですが、まだリンクする設定を当方はとって
おりません。近々、とは考えています。
その時にはミヤさんと同じくリンクをはらせていただきます。
よろしくご了解ください。  

ぱるうぃーずさん
またまた本の収穫があったようですね。
私はボンビー生活が続いている為、本の購入は我慢の今日この頃です(笑)
もっとも、同じ本を何度も読み返すタイプですのでそんなに頻繁には本は買わないんですけれどね。

あっ、それと1つ気付いたことがあるのですが私がホームページを立ち上げた時に友人から指摘さ
れたことで「日記のような物は、最新の物を上に持ってくるようにした方がいい
 読む度に下までバーを移動させるの面倒でしょ?」ということがありました。参考までに。

史仙
「日記」についてのご指摘、ありがとうございました。
ですよね。
じつは僕も不便で難儀なことだと思っていました(爆笑) 
すこしずつ直していくつもりでいます。
本の件。
つんどく状態のがある一方、何回も読みなおすものもあります。
司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」なんか手元にある文庫版など
ボロボロになってしまった・・・(笑)   

付記
ぱるうぃーずさんからの、「日記」についてのご指摘。
コレってとても重要なものであった。このことは、訪問する人にとっても、また
主宰側にとっても大切なことである。
さっそく色々アタマをひねった結果、「日記コーナー」に「最新の日記へ」との
リンクを追加した。
多くの方からのアドバイスに、感謝!
そしてこのあと、「リンク集」も一応つくるのだが、これはミヤさんの影響によ
るところが大きい。なんとかつくらねば、と奮起した記憶がある。
やっぱ、女性の力は偉大ってか?


--------------------------------------------------------------------------------


<夏見正隆氏との出逢い>

 実を云うと、以下に紹介する一件、冷や汗三斗というか、いま思い出しても赤面もの
の体験であった。他人様の名前って、気をつけてあつかうべし!
得た教訓はそれである。
 
 史仙    
なんとも気まずい話ですが・・・。
今回、夏見正隆さんの「たたかう!ニュースキャスター」の新装改訂版がでて、それをキッカケにHP
を更新しようとしたところ、作者さんのお名前を間違えていることに気づいたしだい。
「本棚」に並べていたタイトルの著者名が「夏見正隆」のハズが「夏目正隆」になっていた・・・!

なんというドジ!
ご本人が見られたら、さぞご不快だったことでしょう。いや、ファンの人だってカオをしかめられたので
はないでしょうか?しかもそれに半年も気づかなかったのですから、救いのない話です。
 さっそく訂正いたしました。

 どういうワケか、「なつめまさたか」さんだと覚えていたのです。
にしても、思いこみってのは、コワい・・・。つくづくそう思います。

皆さんもそういう経験はありませんか?

 てなコト書いて数日もしないと或る日、
下記のごとき書き込みがあった。これには、仰天した。

 「夏見 正隆    
ご愛読ありがとうございます。全然、気にしません。
<僕はイーグル第三巻>を、苦しみつつ一生懸命書いております。
来年春をお楽しみに(と言っておきます)皆様ご自愛下さい。早々」 
 
 史仙    
え、ええーっ!
おもわずのけぞってしまった。
ホンモノの夏見正隆氏、か?

だとしたら、なんかヘンなこと書いてやしなかったろうな?狼狽してこけつまろびつ「本棚」に駆けつけ、
夏見正隆氏の項を読みなおす史仙であった(笑)

冗談はともかく、夏見正隆さま、こんな陋屋においで頂き恐縮です。
あなたが創造された作品世界にすむ住民たちが僕は大好きです。

「僕はイーグル」第三巻、楽しみです。
無事に書き上げてくださるよう祈っております。
ただですね。
天翔ける美女の麗姿もいいのですが、風谷修青年をもっと活躍させてください。
初スクランブル後、撃墜され、ソッコーで入院!というのではあまりにも哀れです。
夏見さんの作品では、女の子たちに比べ、男性の扱いがぞんざいな気が・・・(笑)

その後、夏見さんへ「ファンレター」をだしたところ、ご丁寧にも返事のメールをいただくことになった。
わがHPに掲載。
(中略)

にしても、いつ誰がどこからみているかわからない。
インターネットの「怖さ」を実感した一件である。
その後、

夏見正隆 氏よりのメールが今年になってあった。

 やっと三巻、書き終わりました。
  七月に出ます。 書けども書けども終らず、しんどかったです。
  (2002.6/11) 
 

そして、「僕はイーグル第三巻」たしかに7月に刊行!
トクマノベルスより610ページという大冊となっていた。