LSー30は私も持っていますが、アナログで普通の14素子程度のアンテナで
全く受信できない電波は、受信できたとしてもまず、まともには映りません。
デジタルの場合は、ある程度以上のレベルがなければ全く映らないので、
普通のアンテナで向きを調節してもレベル表示0なら「無理」とお考えください。
チューナーのレベル表示というのは、電波の強さというよりS/N比と考えた方がよく、
URLの日本アンテナHPを参照されればわかりますが、ブースターではあまり改善されません。
ブースターは一応アンテナの近くにつける屋外型が必要ですが、これはケーブル伝送によるロス、
2~4分配程度の分配器によるレベル低下を補うのが主と考えた方が良さそうです。
さらに分配が多ければ、卓上型ブースターも必要です。
遠方(水戸などの)局のアナログUHF波がこれまでも弱いながら入ってきたのであれば、
同じ場所からのデジタル放送も受信できる可能性があります。
なお、地元局と同じchは受信できません。(たとえば13,17はいわき局と
水戸局・日立局が重なりますから、いわき局が電波を出せば水戸局等は受信できません。)
もし遠方(水戸等の)局のいずれかの電波が映る場合はもちろん、映らないまでも
レベル表示される程度に飛んできている場合、同じchについては地元(いわき)局を
妨害する電波となり、その強さの分だけ地元(いわき)局のレベルが下がります。
地元(いわき)局を安定して受信するために、遠方(水戸等)局などの妨害波を排除する
ということで、LS-30のような指向性の強いアンテナが必要になるかもしれません。
たとえ遠方(水戸)局が視聴できるレベルでなかったとしても、
アンテナ自体は役に立つこともありうるということです。
遠方(水戸)局が視聴できた場合、以上のような理由から地元(いわき)局の電波とは
混合せず、2本のケーブルをデジタルチューナーのそばまで引いて、
アンテナ切り替え器で切り替えた方がよいでしょう。
(周波数選択型混合器を使う方法は、いわきと水戸の場合は無理なようです。)
なお、LS-30は重いので、自分で取り付ける場合はくれぐれもご注意ください。
[2006/11/02 18:02:05]