コスメルはメキシコの東側に位置し長さ53km幅14kmの島で、
カリブ海に囲まれています。コスメルの海はコスメルブルーと言われるほど
とても青く澄んでいて、海のコンディションが良く、太陽の日差しも差し込むと
透明度は50m以上にもなります。 実際に潜ってみると、透明度は深度より
水底の地形に影響されるようで、 砂地よりもドロップオフの方が透明度が良く、
太陽が雲の間から顔を出すと 一瞬にして海の色が濃い青に変化しました。

 魚はカリブ海の固有種がたくさんいて、日本にいる時に予習をしていったほうが
いいでしょう。 有名なクイーン・エンゼルフィッシュやグレイ・エンゼル フィッシュ
は あちこちにいて、向こうからダイバーに近寄ってきます。 スポッテッド・ドラムは
岩の下に隠れていて、なかなか見つかりません。 スプレンディド・トードフィッシュ
も同じで、岩の隙間に入っています。 これらの魚はあまり移動しないようなので、
最初にインストラクターに見たいと 言っておいたほうがいいでしょう。
あと、ターポンはチャンカナブ公園の洞窟に 行けば必ず見れると思います。
ここにはライトを持っていったほうがいいようです。ただし、BCDのポケットに
入るくらいの物しかダメのようです。

  今回使用したホテルはフィエスタ・アメリカーナ・コスメル・ダイブ・リゾートで
ダイビングショップはホテルに隣接したダイブハウスというショップでした。
ルームはツインでしたが、とても広く綺麗でした。 バルコニーからはカリブ海が一望
でき、機材等も十分に干せる広さがありました。 食事は朝バイキング。
昼はサンドイッチを作ってもらって船の上で食べていました。
夜はホテルで食べるのが一般的でしょう。が、一日だけ町に出て食事をしました。
やっぱりメキシコといえばタコス。向こうのタコスは皮の主な中身を頼み、
その他の 具はとり放題というスタイルでした。(その他の具とは、野菜類やソースの
ことです) これが一枚約100円。とっても安い!しかもとってもおいしい。
ビールはやっぱりコロナで決まりでしょう!! ただし、これはここでの食事が原因か
どうか判りませんが、次の日くらいから おなかの調子がめちゃめちゃ悪い!
薬を飲んで何とか急場をしのぎましたが。 くれぐれも生水?には注意しましょう!!

 ダイビングショップには日本人のインストラクターが常駐しているため、
とても安心でした。ただし、ボートが4艘くらいあるために全てのダイビングに一緒と
いうわけではなかったです。コスメルの公用語はスペイン語のためまったく
わかりませんでしたが、ダイビングインストラクターは英語が話せました。
もちろん、ブリーフィングも英語のため多少の英語が理解できないと、難しいかも
しれません。ダイビング中は完全なバディーシステムでどちらかの エアーが
決められ た残圧以下になった場合は2人で浮上をします。
安全停止も2人で行います。 ダイビングコンピュータも絶対ではありませんが、
持っていったほうがいいでしょう。 コンピュータを持っていないとマルチレベル
ダイビングが行えないために、 ダイビング時間が短くなったり、深度を浅くしなけれ
ばなりません。 ダイビングスタイルはチャンカナブ公園以外はすべてボートで、
ドリフトダイビングでした。 ほとんどのダイビングポイントは島の南西側にあり、
潜った感じでは南に行けば行くほど 地形がダイナミックになり、面白いポイントが
多そうでした。 ケープポイントが多く、たくさんの穴をくぐりますし、ダイビング中
は魚はおろか、 岩や砂にも触ってはいけないので、中世浮力が取れないと大変です。
しかし、ダイバーが触れていないためか岩にはびっくりするほどのカイメンや水草が
ビッシリ付着し、魚もダイバーを怖がらず向こうから近寄ってきます。
2000年8月に行きましたが、水温は約28度で気温は30度~32度くらい。
日中は船の上にいるために暑さはそんなではありませんでしたが、 最終日に
チャンカナブ公園に行ったときはとても暑くて大変でした。 ウエットスーツは5mm
のワンピースでしたが、2本目はちょっと寒く感じられたので、 ウエットのインナー
を持っていったほうがいいかもしれません。

 コスメルへはまず成田空港からアメリカのヒューストンに行きます。
コンチネンタル航空で約12時間かかります。トランジットをしてメキシコの
カンクンへ行きます。約2時間30分です。そこからフェリー乗り場へ。タクシーで
約1時間。 フェリーに乗り換えて約1時間でつきます。トランジットが多くとても
長旅でした。 時差はサマータイム期間中でー14時間でした。



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