何よりも自分がやっていて楽しいものにするべし |
以前非常に勤務しづらい学校にいた。授業の空き時間どころか勤務時間中、空き時間がないのである。それでも「学級便り」が続けられたのは、「これは仕事ではない。楽しみで、趣味でやっているのだ。」というつもりで楽しんでやれたからだ。
タイトルに「週刊」と入れるべし |
子供と同じである。自分への最低ノルマとして週に一回の発行を果たす。やり きるには、タイトルに「週刊」と入れてしまうとよい。また最初の保護者会で公 言すると更に自分を追い込められるのでよい。
実質1時間で完成させるべし |
あまり質にこだわって時間がかかるものでは、おっくうになる。2時間空きの ある日に一日で完成できる程度にし、気軽に作るとよい。
準備は隙間時間にすべし |
生徒の班ノートなどで、これはと思ったものはすぐにコピーをとっておく。さらに隙間時間にパソコンに打っておく。これで紙面の半分は終わりである。
大いに生徒を利用すべし |
班ノートを中心に道徳、学活、教科、日誌など生徒が書いたものをどんどん紹介していく。どんなに力を入れて教師が書いても、生徒は仲間の書いたものの方をよく読むようだ。
意図を持って選択すべし |
行事の作文など全生徒の作品を載せる必要はないと考える。第一それではおもしろくない。教師も子どもも保護者も、読んでおもしろい、何かを考えさせる作品を載せるべきだ。
それでも多少の配慮はすべし |
全員の生徒が1年間に一回は載るように、名簿にチェックをしておく。しかしあくまでおもしろいものを載せる。おもしろくないのに、まだ載っていないから載せるということはしない。同じくらいおもしろく、似ている内容の作品が複数ある。どれにするかというときに、配慮するくらいである。
教師の主張文は、半分までにすべし |
教師の語り、主張の部分は半分まで。10行〜20行程度がよい。長くなると初めから読まない生徒も出てくる。多少段落分けがおかしくても、改行で隙間をとると読みやすくなる。
保護者にとっては、多少わかりづらい内容にすべし |
道徳の授業の様子や感想を載せる場合、教材文などははしょったり、カットしてしまう。保護者の方が「どんなお話だったの?」と子どもに聞いて下さればしめたもの。親子の会話も弾むのでは?これについても最初の保護者会で説明しておくとよい。
カットは必ずひとつは入れるべし |
文字だけのお便りに、カットが一カ所入るだけで、ずいぶん読みやすくなる。カット集をコピーして張るだけの手間を惜しまない。生徒が書いたものでもよい。
生徒の作品もなるべくパソコンで打つべし |
時間がないときは、縮小コピーをして張るだけにしてしまうが、自分の字がイヤだという生徒がけっこういる。またあまりにも簡単な字は漢字に直して打つ。これがいいことなのかは、今のところわからない。