Aline Khalaf "A'zza A'laya"
エリッサと肩を並べるセクシー系のレバノン人歌手、アリーンの最新アルバムは得意のノリの良い曲がつまったアルバムになっています。前作のラ・リ・レのヒットから1年、すでにシングルカット2曲がヒット中。1曲目のタイトル曲は♪アザーアレイヤ トーボルニー♪とつい口ずさんでしまうキャッチーな曲。意味不明?なビデオクリップも見ものです。2曲目、3曲目とノリノリの曲が続きます。特に3曲目wala
wala kanは今、アラブで流行ってるサウンドがすべて詰まった、シングルカットも期待できそうな曲です。一転、4、5曲目はバラード。5曲目のHawelt
Ansakはシングルカットもされて、アリーン、バラードも歌えますよというとこをアピール(けっこういいです。)6、7曲目は湾岸風テイスト(湾岸調ではないです。)、そしてちゃかぽこはないのかな?と思ったら、ありました!ラストはやはりちゃかぽこ。これでエジファンも満足?私的にはかなりおすすめです。バラードはあまり好きではないのですが、このアリーンのバラードは悪くないと思います。
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4CATS "Tal Intizari"
ニューメンバー3人が加わり、新4CATSとして出発して初めてのアルバム。美人度は以前よりアップ?プロデューサーのラハバーニ氏(フェイルーズの息子というのはほんと?)の好みで決められている?ともいわれるメンバーですが、歌の下手さは相変わらず(笑)。1曲目のタイトル曲がシングルカットされてますが、以前よりはヒットしてないかも。ラハバーニ氏とデュエットしてますが、テレビなどでは4CATSだけで歌っています。2曲目のラテン調の曲は超注目曲。なぜかというとメンバーがひとりずつソロで歌っていて、彼女たちの実力がまさにこの曲にでているからです。最高級の機械で修正してこれですからね…モー娘のようにもっと集団にすれば歌もあまり目立たなくなるのでは。いつもの4CATS調、ロック調、R&B調、70年代風、など色々な曲がありますが、私のお勧めは6曲目のBhebbak
ya majnoonでしょうか。でも曲がいいのにコーラスが…ああ、残念。ラストの8曲目はなぜか英語の曲。総評としましては、私なら、買わずにネットで聴いたらと言いますね。(ちょっと購入して後悔…)ちなみにこのCDにはビデオクリップもついてます。
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Najwa Karam "Tahamouni"
速いなあ、もう出たの?とちょっと驚いたナジュワのニューアルバム。レバノンのベテランシンガーです。各地で根強い人気があります。ポップシンガーですが、これぞアラブの曲といった昔ながらの曲が多く、歌い方もまた伝統的であります。今回も例にもれず、自分のスタイル守ってるなあという感じがしました。全9曲中、なんと7曲がいわゆる王道系。(王道系とはポップスですが伝統的な要素が強い、まさにこれぞアラブの曲!という感じのことをいいます。)ですから、今時のダンス系やせつな系、ラテン調なんかアラブの曲じゃない!と思う人には最適の1枚と言えるでしょう。唯一、今風を少し取り入れてるのが7曲目のBe
Charamak Masloubi。私は割りと好きです。2曲目のEw'a Tekoun Ze'altはちょっと無理しすぎた?ナジュワがラップに挑戦してるのですが、ちょっと無理がありすぎました(笑)シングルカットは恐らく3曲目のYa
Medawebniと思われます。この曲のカラオケ(ちゃんとカラオケと書いてある)も9曲目に入っているので、いずれカラオケのコーナーででも歌詞を載せますので歌ってみてください。8曲目のEl
Omr Meshwarはもう、ほんとにこれぞナジュワといえる出だしになってます。 |
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Said Murad "Two Thousand & One Nights"
前々からちょろちょろっと紹介していた、レバノン人DJのサイード・ムラド。彼はアラブ音楽界を変えた一人といっても過言ではないでしょう。アラブポップス界にダンスブーム、DJブームの火をつけたその張本人。以前はクラブシーンといえばヨーロッパやアメリカなどの歌ばかり、それを彼が初めて、アラブっぽさ、オリエンタルさ+ダンス、クラブミュージックのサウンドを作り、これがアラブの若者にばかうけ。中東だけではなく、ヨーロッパやアメリカでもそのサウンドはCool!と評価され、あのリッキー・マーティンまでもが、彼にリミックスを頼むまでになったのでした。彼のサウンドは今までのアラブポップスにあったアラブの曲だけどダンス調というものでは全くありません。あくまでもベースはテクノ、ハウス。それにオリエンタルさをところどころにちりばめたサウンドなのです。このCDともう一枚の彼のCDは3ヶ月以上も各地でトップ10に入っていたすごいアルバムなのです。ちなみに歌ははいってませんのであしからず。今、彼を知らずにアラブの音楽シーンは語れないでしょう。 |
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