Dania "El Hilwa Di"
レバノン出身のシンガーというよりはタレント、プレゼンターとして有名なダニアの3枚目のアルバム。得意のカバーが多いダンス曲あふれる一枚となってます。ダニアはアラブ人としてはじめてチャンネルVの音楽チャンネルでプレゼンターをつとめ、最近はアブダビチャンネルの旅行番組を担当しています。(日本にも来ました。)ダニアが歌手ということは知らなくてもアラブ人なら誰でも一度は見たことがあるタレントです。このアルバムも前作や前々作と同じでダンス系(今時の流れをくんでるせつな系+ラテン調)の曲が多いです。1曲目のタイトル曲でもあるEl
Hilwa Diはサイード・ダルウィーシュの古典的名曲を見事にリミックスしカバー。のりのりの曲となってます。さらに6曲目のMucchita'a
Liyounakはなんとあの、アラビーユン・アナのユーリ・ムラッエディの作詞、作曲。注目したい1曲です。またところどころにちりばめらたラテンフレーバーがアルバムを飽きさせない一枚にしています。8曲目、10曲目がお勧め。
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Diana Haddad "Law Yesaloni"
アラブポップスファンにはおなじみのディアナ、待望のニューアルバムがリリースされました。流産の悲しみから立ち直った彼女の新作に注目が集まりましたが、意外や意外、今回は全曲湾岸調。プロデューサーでもある彼女のご主人はUAE人であり、彼女は湾岸人じゃないアラブ人の歌手の中ではかなり湾岸の歌手と同じくらいのレベルで湾岸方言で歌えるということで湾岸でも評価されていましたが、全曲湾岸の曲とは少し意表をつかれました。最近、湾岸ファン層を増やすため、全曲湾岸のアルバムを出すというのがはやっています。アサーラは成功した一例。ですが、いつものディアナ節が好きだったエジやレバノンのファンはどう感じるか。私としては少し偏りすぎたかなという気がします。最近の湾岸の曲は若手の台頭で聴きやすい曲も増えてきてるのですが、これはどの曲もほんとに典型的な伝統的湾岸の曲で確かに湾岸のファンにはうけるかもしれませんが、万人受けはしずらいように思えます。ちなみにタイトル曲はアブダビのシェイクナヒヤーン氏の作詞です。また作曲陣にもラーッシド・アルマージッド、アブダッラー・ルウエイシッド、ファーイズ・アルサーイドなど歌手としても有名な豪華なメンバーとなっています。
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Pascale Machaalani "Albi"
意地悪顔でこのサイトでもおなじみのパスカル。これぞアラブポップスの王道ともいえるアルバムでしょう。今時な要素も入れつつ、チャカポコ感も忘れず、得意のせつな系も入れ、聞くだけで自然と体が動き出す…アラブポップスが聴きたい!という方には迷わずお勧めする一枚です。シングルカットの1曲目のアルビーや5曲目のダンダニー、11曲目のKellou
Minnakはもちろん、2曲目にはフランス語を取り入れたり、3曲目はチャカポコ風、4曲目は今風のDJサイード・ムラドちっくな音楽を取り入れたり6曲目はアカペラグループのRAG
FAIRが歌いそうな夏を感じさせる曲、7曲目に湾岸調と、とにかくおいしいところがいっぱい詰まった、このアルバム。私的にはダンダニーが一番のお気に入り。このなんかレトロな懐かしい感じがする、だけどおしゃれなこの曲に夢中です。ビデオクリップもレトロ調でいいのです。10曲目もいいですね。パスカルの得意の曲調です。 |
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Fella "Tashakkorat"
けっこういい年のおばさん?なのですが、これがデビューアルバム。パリ生まれのアルジェリア出身です。独身ということはそんなに年でもないのか?ビデオクリップで最初見たときはアラブ版アナスタシア(アメリカの歌手の)かと思いました。歌い方はかなりの演歌調+方言強しで歌詞カードを見ないと理解不可能。声はケイウンスク風?さて、曲ですが、まず1曲目はチキータ!と連呼するスパニッシュ調。マグリブですから得意でしょう。2曲目は大ヒット。初めて聴いたときはなんともいえない衝撃を感じました。♪チョローヘチョコザー♪って何?(そう聴こえた)そんなアラビア語あった?って。サビだったので頭から離れませんでした。特に湾岸で大ヒットしました。3、4曲目はレバノン人が作っただろうなと思えるせつな系(パスカルとかが歌いそう?)。5曲目はアラブソングというよりマイウェイを彷彿させるバラード。6、7曲目はチャカポコ。チャカポコもマグリブが入るとこんな風になるのかと興味深いです。 |
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