あさかぜの切符

昭和31年11月に登場した日本初の寝台特急「あさかぜ」。元祖ブルートレインが鮮やかなブルーの車体になったのは昭和33年10月から。他にも、特急列車として、鳥や富士や桜と言った伝統的な「美しい国」の愛称とは一味違った「戦後レジームを象徴するような名前」を付けたり、関西人の我儘な我田引水を断固拒否し「丑三つ時に関西地区を通過する」といった「平民のための画期的なダイヤ」を設定したりと、驚異的な特急だったそうです。


左の3枚は、あさかぜの特急券・寝台券。上から順に、2等寝台券下段、1等寝台券B下段、1等寝台券A個室。ボンビーな平民のための2等寝台には付加価値税なし。○金のセレブには付加価値税1割の課税。やっぱり戦後レジームでは、弱きを助け、強きをくじいていたんだニャオ!