第3日 人力鉄道の乗車券
「人車鉄道の切符を探して」

幻の人車鉄道の切符はどんなんだったでしょうか? 現存する情報や資料自体が少なく(当然、残存する切符は非常に少ない?)、切符の素人が想像するのは無謀な行動ですが、敢えて自己責任で、仮想の切符を空想したくなってきました。素人が考えられるケースは以下の3つです。
1.切符は売らなかった(バスやタクシーと同じ)。
2.軟券だった。
3.エドモンソン型の硬券切符だった。

左は、開業当時の塩原軌道が、關谷駅(多分、当時の終点)から先の塩原温泉方面に向かう乗客のために人力車や馬車を駅に配置し、利用する客に渡した料金表だと思われる可燃ゴミで、裏面に興味深い記述を見て取れる。硬券切符の様式をしているが、現代風に言えば、整理券(か、はたまた、金額準常備乗車券の草分け)みたいなものかも知れない。その当時、西那須野駅からは那須人車軌道が塩原温泉とは反対方向の大田原に向かって走っていた。人力や馬力(?)を動力に使った点では同じ交通機関なので、もしや、このような変な切符を使っていたのではあるまいニャ!


第4日は、昔々の日南駅の入場券を捏造する予定です。