国電にもグリーン車

昭和32年頃まで、中央線や京浜東北線などの東京の国電にも、2等車(今のグリーン車)を連結した電車が走っておりました。それ以前の昭和20年代には、山手線や総武線のすべての電車に2等車が連結されていたんです。左の切符は、当時の中央線と京浜東北線の2等乗車券。50年以上も昔々のことにて、記憶は定かでありませんが、車両の半分が2等車というもので、3等車との違いは...
その1:青い帯が入っていた(3等車は何も入っていなかった)。
その2:シートの色が青だった(3等車は緑だった)。
その3:いつもガラガラだった。
その4:料金2倍だった。
違いはたったのこれだけ。もちろん、空調無し。

ところで、2等車に使用されていた車両は、その後、老幼優先車に改造されました。が しかし、美しい国民のマナーが良くないのは、今も昔もまったく同じ。ラッシュアワーでは、むしろ、老幼優先車の方が超満員。筋肉人間優先車になってしまい、あっという間に絶滅したんだとか。これって、ホントーかもね。


以上、50年前に老幼優先車を占拠する美しい国民を見た chabin の独り言でした。