赤帯が消えた日

それは特急券から赤い線3本が消えて半年後、昭和41年春のこと。赤字に苦しむ国鉄は、世論の猛反対を押し切って100%値上げという伝家の宝刀を抜きました。赤字解消を祈ってか、50年の長きにわたって入場券を飾っていた赤い帯は、その時、消え去りました



「入場券は赤一条」と思い込んでいただけに、その衝撃は大きいものでした




各地の赤帯入り10円入場券と赤帯なし20円入場券