三丁目の時代は三等級時代

三丁目の夕日の時代は三等級制時代。ボンビーな下流の平民が乗る三等車、○金の中流が乗る二等車、やんごとない方々や占領軍が乗る一等車が走っていた。当時、三等車両には赤帯、二等車には青帯、一等車には白帯が引かれており、切符の色も、三等は赤、二等は青、一等は黄だった。左の切符2枚は同じ区間の三等と二等の切符で、運賃は三等が物品税無しの900円に対して 二等は三等の2倍に物品税2割が付いて2160円也。
弱きボンビーのための三等車には税金がかからなかった!

値崩れ特別座席券 でも示したように、三丁目の夕日の時代は、結果平等を目指して、生活必需品は非課税、贅沢品にのみ課税という強きをくじき弱きを助ける物品税全盛時代。強きものに応分な負担を求める税制だったため、世界でも類の無い格差の少ない平等な社会が実現していきました。

左の切符2枚は、同じ区間の三等切符と一等切符で、運賃は三等が物品税無しの720円に対して、一等展望車は ななんと、二等の2倍の3440円也だった!

それから50年の歳月が流れて.... 三丁目の夕日の時代に築き上げた自由で平等で平和な社会は今や風前の灯。結果平等ではなくて、負担平等を声高に叫ぶ政財界の卑しい○金達が目指すのは、富の偏在と格差の拡大。「平等や平和は悪!」という摩訶不思議なキャンペーンのもと、自らの悪政で生み出した大量のワーキングプア救済策として、ワーキングプアよりも高収入な年金受給者や生活保護世帯への課税を強化して充当するとか、放漫行政で生じた社会保障の財源不足を年金受給者や生活保護世帯からも徴収するなどという、強きを助け弱きをくじく政策を思いつくとは、閻魔大王様でも気付かなかったときたもんだ。

三丁目の夕日の時代が終わりを告げて、自由で平等で平和な社会が実現しかけたその時に始まった今も続く壮大なマンネリ時代劇に いつも登場する悪代官と悪徳商人。どこかの国の卑しい政財界人が演じれば、仮装大賞まちがいニャイかもね。