切符に怪獣?


昭和33年11月のある日、今は拝金宗の大本山として有名になった、某大学の貧乏学生だったchacha(chabinの友人)は、記念切符購入を目指して、徹夜で某鉄道の駅の窓口に並んでおりました。当時の関東地方は11月初めには初霜が降りるという寒さだったそうな。そんな中、寝袋などという高価な防寒具のない、みすぼらしい服装のchachaを哀れんだ心優しい駅員さんは、朝にならないうちに、記念切符を売ってくれたとか。

弱きをくじき、強きを助ける構造改革の世にあって、弱きを助け、強きをくじく、そんな信じられないような素晴らしい時代が、昔々の日本には確かにあったのだ。