赤帯入場券に見る関東の不人気駅百撰
三丁目の夕日の時代、鉄道の旅は今より安かったけれども、遅くて、不便なものでした。おまけに夏は暖房完備の車両ゆえ、旅を楽しむなんてとんでもニャイ! とっても疲れるものでしたね。そのため、国鉄全駅を訪れるというチョー無謀な旅をする鉄人は少なく、まして、当時、商業的価値の全く無かった鉄道入場券を求めて、わざわざ旅する切符鉄ちゃんを見かけることはありませんでした。そんなわけで、三丁目の夕日の時代にローカル線の小駅で発行された赤帯入場券はほとんど残っていないようです。鉄道網が発達していた関東のローカル線においても状況は全く同じ。入場券が殆ど売れない不人気な駅が多かったのです。「今年は偽造・捏造が少なく、面白くない」との不満は全く届いていませんが、深く反省して、最後はネットツアーらしく、捏造赤帯入場券カラーリストをもとに、連休明けまでの毎日、関東の不人気駅を訪ねることにします。ある方から提供していただいた関東支社管内各駅における入場料収入(昭和38年度)が記載された証拠資料(*)を頼りに、いざ出発進行! なお、括弧内の数字は昭和38年度入場料収入を年間の入場券発売枚数に換算したものです。

*:日本国有鉄道関東支社「昭和38年度鉄道統計年報(管理局編)」

関東不人気入場券(4/24)


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関東不人気入場券(5/2)


その他の駅の入場券