第7日 東京競馬場前駅
「赤帯入場券を探して」

昭和48年4月1日に廃止された東京競馬場前駅の赤線入り10円入場券は超レアらしい。切符専門店で尋ねても、返ってくる答えは決まって「見たことない」。数万枚が発行された営業最終日の白券30円券は例外としても、白券20円券が1週間に1枚のペースで売れていたことを考えれば、10円券がまったく売れていなかったとは想像しにくい。どうしてこんなにレアなんでしょうか?

かたや、競馬が開催されない日はゴーストタウンのような不気味な佇まい。こなた、競馬開催日は、近寄ったら、たたりがあるとかないとかで、いずれにしても学生の鉄ちゃんには縁遠い駅だったことが影響しているかもしれない。入場券買い占め隊が買い占めていった可能性もないわけではないが、それならば、少しは市場にでてきてもよさそうなのに。しかし、それも期待できそうにない。そこで、偽造したのが左の入場券。関東地方の不人気な駅では昭和30年代後半になっても東京1期券が売れ残っていたので、こんなもんで如何でしょうか?


第8日は、発行されなかった幻の新幹線A特急券を偽造する計画です。