久大本線、豊肥本線


久大本線は、鹿児島本線・久留米と日豊本線・大分を結ぶ141.5qの路線です。昭和9年、久留米側から延伸していた久大線と大分側から延伸していた大湯線(前身は、大分〜湯平間を結ぶ計画だった大湯鉄道)が天ヶ瀬で繋がり、全線が開通しました。


豊肥本線は、鹿児島本線・熊本と日豊本線・大分を結ぶ148.0qの路線です。全通は昭和3年。特急よりも早かったディーゼル準急「ひかり」が通っていたことで有名です。創設期のひかりが停車した駅の赤帯入場券とひかりの常備券をご覧あれ。



































昭和33年11月の時刻表によれば、下り「ひかり」のダイヤは、熊本:1200→立野:1236→坊中(現、阿蘇):1302→豊後竹田:1346→三重町:1412→大分:1449 

ななんと 今の特急よりも速いではないか! 強きを助け、弱きをくじく構造改革の御世にあっては、とても考えられないことですが、弱き平民を助ける希望の光を走らせる当時の国鉄は、抵抗勢力として追放されることもなく、黄門様のような存在として尊敬されていたのです。これって ホントーの話。