昭和39年10月、九州特急以外で初のブルートレインとして登場した列車が上野〜青森間夜行寝台特急「はくつる」でした。九州特急の最新の愛称は「みずほ」だったので、お米の次は、熟成した「はくつる」な〜んちゃって。

昭和30年代、東北本線で一番豪華な寝台急行列車だった「北斗」を前身とし、昭和40年10月に誕生した上野〜青森間の夜行寝台特急が、ゆうづるでした。それから後は、東北のブルートレインはお酒の名前で決まりと思っていたら、そうは問屋が卸さなかったようで。

昔々は、ブルートレインといえば九州特急のことだったのですが、昭和40年代になると、ブルーな軽量寝台車が北へ西へと続々登場し、夜行寝台列車はみんなブルートレインと呼ばれるようになりました。が　しかし、豪華寝台特急のシンボルとして一世を風靡したブルートレインも、時代の流れに逆らうことはできません。ブルートレインが誕生して来年で50年。九州特急のことをブルートレインと言う鉄ちゃんは、もうみんなおじいさんになってしまいましたね。

ブルートレインの切符は今日でおしまいです。