矢印式の乗車券


左は代表的な矢印式の乗車券、A型とB型の2枚。四角形の線で囲んだ乗車駅(発駅)を真ん中にして、その左右に、下車駅(着駅)を印刷した様式の切符を矢印式と言うんだとか。


昭和3年、世界初のB型乗車券が発売されました。その時、省電区間用として使われた切符が矢印式切符だったそうです。左はその当時の2枚で、駅名は縦書き。左下は、発駅が終着駅の桜木町なので、自然のなりゆきとして、矢印は片方しかありません。


左上は、昭和8年頃から関西の省電区間用に発売されたA型の矢印式切符。発駅を囲む四角形はなく、駅名が横書きなのが特徴です。左下は、昭和16年頃から出没したB型の矢印式切符。