その1 特急誕生
「創設期の特別急行券」

日本の鉄道に特急列車が登場したのは 明治45年6月15日、新橋〜下関間所要時間 25時間8分の特別急行第1、第2列車だったそうです。創設時は 1等車と2等車しか連結されませんでした。料金は、1等が 400哩まで3円、401哩以上5円、2等が 400哩まで2円、401哩以上3円。普通の駅への入場券が2銭の時代ですから、現在の入場券料金130円(最低運賃)をもとに換算すると、左の特急券は 今なら 2万円也! ひかりのグリーン特急券が1万5千円なので、当時としては大変な高額だったようです。


左は、東京から広島まで「さよなら食堂車」に乗った時のひかり125号新幹線特急券・グリーン券で、お値段は \13,640也。


左は、帰りに乗ったのぞみ26号の新幹線特急券・グリーン券で、お値段は \15,270也。



次は、大正時代の特急券を捏造します。