第5日 空飛ぶ特急の形見は何処?
「フライング東上号特急券を想う」

日本初のブルートレインは、走るホテル「あさかぜ」ではなくて、東武東上線を走った幻の特急「フライング東上号」だったことをご存知の鉄ちゃんは、もう、みんなおじいさんになってしまった。今から55年も昔のおんぼろ東上線に、颯爽と登場した特急電車。ブルーの車体に鮮やかな白い帯を引き、青いクロスシートに白いカバーを付け、まさにオール2等車のような豪華な設備のノンストップ特急が本当に走っていたのだ! 確か、行楽シーズンのみの限定運行で、しかも有料だった期間が短かかったので、特急券が残っている可能性は極めて低い。そのうえ、特急券の回収が特に厳しかったとのこと(chabin の友人 chacha 談)で、高名で高齢な乗車券収集家も所有していない幻の特急券のようだ。一体どのような切符だったのでしょうか?

誰も持っていない切符だと思えば、どうとでもいいかげんに捏造できる。そこで、chabinが自己責任にて理想の「フライング東上号」特急券を偽造してみました。中央に翼の絵入りのB型特急券です。偽造の根拠(言い訳)は次の通りです。
1.サイズはB型:当時の私鉄特急券はB型が主流だった
2.赤い線なし:昭和26年には赤三条は無かった
3.愛称入り:「いでゆ」の準急行券は愛称入りだった
4.翼の影絵(?)入り:小田急特急券は温泉マーク入りだった
非常に見苦しいですが、このようなもので、如何でしょうか?


第6日は、さちかぜの常備特急券を探して長崎を訪れる予定です。