御殿場線、身延線、二俣線


御殿場線は、東海道本線・国府津と沼津を結ぶ60.2qの路線です。構造改革の現代であれば、丹那トンネル開通により、第3セクター化か、はたまた廃線に追い込まれていたのは必定だったことでしょう。無人駅以外は乗降客が多いため、ローカル線なのに入場券の売れ行きが良かったようです。富士山麓を走る鉄道にしては「お山」を連想させる駅名は意外と少ないですが、御殿場駅の入場券と一緒にご覧あれ。


身延線は、東海道本線・富士と中央本線・甲府を結ぶ88.4qの路線です。続デタラメ切符鑑定団の「関東甲信越の駅」の鑑定では、昭和40年まで一番不人気な駅は井出駅、2番目に不人気な駅は甲斐大島駅となりますが、本当のことはよく分かりませんね。


天竜浜名湖鉄道に営業承継された二俣線は、東海道本線・掛川と新所原を結ぶ67.9qの路線です。昭和30年代後半、入場券を発売していたのは20駅。このうち、少なくとも8駅(野部、敷地、尾奈、西気賀、佐久米、原谷、宮口、遠江桜木)では、昭和40年まで名古屋印刷1期券が売られていたことが分かっていて、不人気な駅が多かったみたいです。