第6日 長崎発のさちかぜ特急券
「さちかぜの常備特急券を探して」

昭和33年頃の愛称入り斜め赤線三条特別急行券にその名を残した特急は、制度上「つばめ」、「はと」、「かもめ」、「あさかぜ」、そして「さちかぜ」の5つ。いずれの特急券も貴重品ですが、中でも列車名常備券(列車名印刷券)は切符収集家の間で大変な人気です。席数が多く、乗車率も高かった「つばめ」や「はと」の常備券は発行枚数も多く、切符専門誌で見ることができますが、短命だった「さちかぜ」の常備特急券は見かけることすらありません。果たして発行されたのか、発行されたとしたら、どこで発行されたのでしょうか?

「さちかぜ」の孫に当たる「さくら」は、始発駅の長崎で発行された特急券の多くが列車名常備だったことから、「さちかぜ」の常備券も長崎で発行された可能性が高いかも? そんな訳で、画像合成したのが左の切符です。しかし、これも真っ赤な捏造ですので、まったく当てになりません。謹んで、ここに白状します。


第7日は、今は亡き東京競馬場前駅発行の赤帯入り入場券を捏造する予定です。