「さくら」の特急券

庶民の味方 特急「さくら」

@ 昭和32年7月 第3010列車 上り「さちかぜ(?)」3等 特急券
A 昭和33年9月 下り「さちかぜ」3等 特急券
B 昭和34年3月 上り「へいわ」3等 特急券・寝台券
C 昭和37年9月 下り「さくら」2等 特急券
D 昭和37年9月 下り「さくら」2等 寝台券
E 昭和39年2月 上り「さくら」2等 特急券・寝台券

@の3010列車は昭和32年7月の時刻表に載っていません。「さちかぜ」の前身の臨時列車のようです。昭和31年秋から運転開始した東京−博多間特急「あさかぜ」が大好評で、その混雑緩和のために7月20日から8月20日まで運転された臨時列車に付けられたのが「さちかぜ」だったそうです(*)。この時の「さくら」は東京−大阪間の不定期特急列車で上りの列車番号は3004でした。当時、臨時列車は時刻表には記載されず、官報に告示となっていました。
* 参考文献:寺本光照著「国鉄・JR列車名大事典」(中央書院)

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