天北線、湧網線


天北線は、宗谷本線・音威子府と南稚内を結んでいた148.9qの路線でした。大正11年に鬼志別〜南稚内間が開通して全通しました。宗谷本線の音威子府〜南稚内間が開通する大正15年までの4年間は、道央と道北を結ぶ重要な路線だったそうですが、平成元年に廃止されました。


湧網線は、名寄本線・中湧別と石北本線・網走を結んでいた89.8qの路線でした。昭和28年に全通しましたが、34年後の昭和62年に廃止されました。




湧網線、天北線そして名寄本線などが続々と廃止されたことにより、道北のオホーツク海に面した国鉄路線は絶滅してしまいました。同じ時期に羽幌線も廃止されたため、道北の海岸線を走る国鉄は全滅しました。この4路線と深名線が残っていたら、最長片道切符の旅はもっと大変だったことでしょう。