飯田線快速電車とフライング東上号

伊那松島駅を出発した飯田線快速電車(S35.5 chacha 氏撮影)。交通公社1960年5月号の時刻表によれば、豊川発10:08 下り快速217列車の停車駅は、新城→本長篠→浦川→中部天竜→平岡→天竜峡→飯田(13:07)→市田→伊那大島→駒ヶ根→伊那市→伊那松島→辰野着(14:44)の12駅。今の豊橋〜飯田間特急「ワイドビュー伊那路」よりも少なく、タダの快速電車としては驚異的な存在だった。

昭和30年代半ばのオンボロ東上線の風景。右側のレトロな荷物電車は、昭和20年代には準急電車だったのかもしれない。左側のフライング東上号は通勤用車両のようで、あの青い稲妻ではありませんでした。


最終回の次回は、深名線のキハ07とキマロキをご紹介します。