三丁目の夕日の時代は子供の時代


三丁目の夕日の時代は子供の時代。今と比べて、子供の数は倍以上、老人の数は半分以下だった。子供よりも年老いたホームレスを見かけることの多い構造改革の現代にあっては、とても信じられないことだが、校庭や公園や路地裏は、団塊世代のガキ達で溢れかえっていた。そのためかどうかは分からないけれども、子供用の鉄道切符も大量に発行され、結果として、多くの小人券がこの世に残されたらしい。というわけで、小児影文字入りだから貴重だとは言えないんです。

左の切符は小児影文字入りの常備乗車券いろいろ。


三丁目の夕日の時代に発行された単なる普通の小人券は珍しくありませんが、しかし、料金券の中でも特急券は、大人でも乗る機会が少ない贅沢な列車だったこと、小児断線での発行が多かったことから、小児影文字入り常備券は発行枚数が少なかったらしい。天理参考館の企画展で、上美幌駅(S37.3.1無人化)や舞鶴駅(S19.4.1西舞鶴に改称)の入場券と並んで、わざわざ展示されたくらいだから、かなりの貴重品かもね。


左の3枚は、廃止駅や改称駅で発行されたB型の小児影文字入り常備片道乗車券。大人の半額で買えるため、コレクション用に小人券を購入する収集家は多いけれども、小児断線でカットされて、ガックリ なんてこともあったりするから、ご用心! ご用心!