不人気な金額式切符
戦時中の紙資源不足対策として、また運賃値上げの際に新料金の「からゆき」切符や地図式切符が刷り上るまでの暫定的な切符として、使われたと言われる金額式乗車券。味も素っ気もない不親切な切符なので、不人気度はナンバー1。しかし、「憎まれっ子世にはばかる」の諺通り、今や自動券売機から吐き出される切符のほとんどは、この不人気な切符です。
硬券の金額式乗車券は、昭和32年から昭和40年代半ばまで、値上げのたびに発売されていたんですね。