新春デタラメ切符鑑定大会

 過日、明治時代の鉄道切符300枚余りが開運なんでも鑑定団に登場し、900万円を越える高値が付いた事は記憶に新しいところです。「本当はもっと高い値段を付けたかったのだが」と、鑑定士が本音を漏らしたように、 chabin の独断と偏見と見た目による直感的鑑定からすると、業者様の買取価格のように見えて仕方がなく、もし、これがネットオークションに出品されたなら、全部を落札するには、この数倍の資金を用意しなければならないのは必定のように思われます。めったにお目にかかれない明治の切符でも、買取となると、この程度の値段だから、大正や昭和の切符は、激安鑑定される恐れが高い。そういえば、番組でも、「大正以降の切符は残っている」と強調されていましたからね。が しかし、切符屋さんで売られている大正・昭和の切符の中にも、1枚数万円の値が付いているものもあり、、「ゴミとして買い入れ、お宝発掘」の商法が垣間見えて、ご用心、ご用心! もし、押入れから、おじいさんの切符が出てきたならば、転ばぬ先の杖ならぬ、切符屋さんに買い叩かれる前の常識として、大正・昭和の切符の価値を知っておくのもよいでしょう。
 使えない切符は、趣味でコレクションしている人がいなければ、どんなに貴重でも、経済的な価値はゼロなので、可燃ゴミと鑑定されてしまいます。しかし、鉄道切符を収集している人は減ってきているとはいえ、今もなお、数百人以上の熱心な収集家が生存していると推定されるので、発行枚数が少なければ、思わぬ高値が付くことが多々あるようです。発行枚数の少ない切符とはどのようなものかを知っていれば、買い叩かれ強くなれるかもしれません。
 ということで、久しぶりに、chabin の独断と偏見と見た目を駆使して、新春デタラメ切符鑑定大会を開催したいと思います。鑑定に用いる切符には、捏造品を含みますが、同種の切符は実際に存在しているものです。

それでは、切符収集家の常識ならぬ切符の素人の非常識問題「第1ステージ10問」からどうぞ。

1.第1ステージ ⇒ 切符の素人のための非常識問題

2.第2ステージ ⇒ 切符初心者のための常識問題

3.第3ステージ ⇒ 切符鉄ちゃんの常識問題