第6回 どっちから読んでも同じの巻


左右のどちらから読んでも同じ切符はとても少ない。駅名だけならば、瀬戸瀬(せとせ)や美々(びび)があるし、漢字1文字の鎧(よろい)や甲(かぶと)などは、みんな どっちから読んでも同じなのだが、しかし、入場券の場合、残念なことにミス券でない限り、後ろに必ず「駅」が付くため、同じにならない。

鉄道入場券の場合には、駅名の先頭文字が「駅」でないとダメ。というわけで、福塩線の「駅家」駅こそが、日本で唯一つの貴重な駅。


列車の愛称が入った料金券はどうなのだろうか? どっちから読んでも同じ愛称は物凄く少ないうえに、愛称が目立つ「全面愛称」の料金券なんぞ、存在しないかと思いきや、ゴミ箱の中から、発見!

ここで久しぶりにデタラメ切符鑑定団登場! 使用済みの駅家駅硬券入場券は単なる可燃ゴミ。赤線10円券でも切符商から数百円から千円程度で購入可能(?)なのに対して、あじあ号の特急券、それも1等ともなると、激辛評価のS橋商会でさえ、10万円。しおじのD型特別座席券8万円を上回る激レア切符なんだとか。