オーリングテストは 大村恵昭教授により 研究発展させた診断法です。 身体の病的部位の刺激によって筋力が変化することに注目し, 指の筋肉を使うことで的確に判断できることを発見しました。
オーリングテストの原理は,病的部位に刺激を加えると
脳の判断が筋肉へ伝わり筋力が低下する,という考え方で
身体に合わない物質を近づけると 筋力は低下。
身体に合う物質を近づけると 筋力は増加するといった具合です。
薬の適不適合診断などに使用している先生もいます。
歯科では 金属の適不適応。最近では 歯に詰めた金属が溶け出して
身体に沈着して病気になる とか そういった話も聞きます。
フィンガーテストは 故)入江正先生が考案した 診断方法です。
片手をセンサーに 片手をテスターにして, テスターは母指と示指を
軽くこすりながら手を振ります。
センサーが異常反応をキャッチすると,
片方のテスターの母指と示指の間に
抵抗感が生じる という診断方法です。
両テスト法の共通点は 共鳴現象です。
共鳴現象とは,物質は電磁波を発生していて 人間の身体はアンテナもしくは
テスターとなって波動をとらえます。
物質が同じものであれば,同じ性質の電磁波をとらえて
同物質間で共鳴が起きます。
たとえば 胃のサンプルをもって胃を刺激した状態で,
オーリングテストを行いますと 共鳴現象を起こして指は脱力し簡単に指は開きます。(図参照)
フィンガーテストだと ひっかかり(抵抗感)を生じます。
では 何故 両テスト法を 使用しているのでしょう?
それは それぞれの利点を利用しているからなのです。
1)フィンガーテストは 患者さんと 1:1で 診断が出来る。
2)オーリングテストで 患者さんに 説明し 付き添いの方がいれば
同じ結果が 確認できる 診断結果の再現性と客観性が 確認出来る。
オーリングテストもフィンガーテストも
眼に見えない 身体の症状を正しく 診断し治療する 有意義な方法なのです。