INTERVIEW VOL.6 「マンションでもムクのフローリング貼れますか?」2004/03
   
マンションのリフォームを考えているのですがムクのフローリングって使えるんでしょうか?
倉田  分かりません。
どうしてわからないのですか?
倉田 マンションの管理規約にフローリング禁止の項目はありませんか?
ありませんけど。
倉田 じゃあ出来ます。
でも、遮音等級L−45以下にしなければいけないというのがありました。
倉田 下階への音でトラブルになる事がありますからね。
やっぱり、出来ないのですか。
倉田 出来ます、一般的にはL−45以下のフローリングを使いなさいという事ですが、
  同等以上の遮音性能が得られればいいのではないでしょうか、
  いろんな遮音材料があるので、フローリングと組み合わせで使えばいいのです。
それでL−45を証明出来るのですか。
倉田 出来ません、反対にL−45のフローリングを使ったとしても実際に現場でのL−45の遮音性能は証明出来ません、
  あくまで実験室におけるデータなので、実際には音はいろんな伝わり方をしますから、達成出来ていないケースが多いと思います。
でも理事長が杓子定規な人でL−45と書いてある材料の証明書を出さないとだめだと言うのです。
倉田 じゃあ、しょうがないですね。
あきらめるのですか?
倉田 いいえ、L−45のフローリングを貼った上からムクのフローリングを貼るのです。
いやー、ウルトラCですね、でも予算があるんですよ。
倉田 そこは施工会社の腕の見せ所?ですね。
  キズや汚れ、色や材質が違ってもいいのですから、あまりものを集めてもらうんです、
  遮音材料も結構な値段なのでめちゃくちゃなアップにはなりません。
そんな親切な施工会社ありますか?
倉田 自分達の気持ちをくんでもらえる会社を選べばいいと思います。
なんだか、夢が膨らんできました。
倉田 なんとか思い通りに出来そうですね。ただ音の問題はモラルの問題なので、
  遮音をしたといっても他人を気使う生活は必要だと思います。

←モドル