interview vol.18 「太陽光発電」 2009/05
− | 環境に配慮する事に関心が高まってきています。 |
倉田 | 限りある資源を大切に、そして有効に活用しようという事ですね。 |
− | 太陽光発電はどうなのでしょうか? |
倉田 | 地球温暖化対策を含め、とても有効だと思います。 |
− | 設置には高額の費用が掛かりそうですが? |
倉田 | 3キロワット程度で200万円程掛かりますが、 |
月に1万円程電気代が安くなり、余った電気は電力会社に売る事が出来ます。 | |
20年程でやっと元が取れる計算ですので、 | |
費用節減というよりは環境配慮が目的の導入と考えたほうがいいと思います。 | |
− | 国の補助があると聞きましたが? |
倉田 | 今年から、太陽光発電の補助金制度が復活しました。 |
1キロワットあたり7万円なので3キロだと21万円が助成されます。 | |
− | ありがたいですね。 |
倉田 | 今後更に普及するでしょうし設置費用も安くなっていくのではないかと思います。 |
− | でも、屋根に載せた見た目は格好悪いですね。 |
倉田 | 屋根と一体のパネルにするとスッキリします。 |
倉田 | 昨年横浜市で竣工した住宅では瓦と一体のパネルを使いましたが、 |
竣工後に業者がパネルに気付かず「ソーラーパネルを載せませんか?」と営業に来たと聞きました。(笑 | |
− | 本当にスッキリしていますね。 |
倉田 | 真南向きで屋根の角度も30度にして、一番発電効率が高い環境に作ってあるので、 |
迷わず営業に飛び込んだ業者の気持ちも分かりますが・・・。 | |
− | 方位や角度も大切という事ですね、デメリットもあるのですか? |
倉田 | 経年によってメンテナンスも必要ですし、発電能力も落ちると言われています、埃もたまるでしょうし。 |
また、 | |
屋根に載せますから、特に既存建物に施工する場合には耐震上の検討も必要になります。 | |
− | 地震に弱くなるのですね。 |
倉田 | 建物は上部が重い程、耐震上は不利になります、 |
耐震補強では瓦屋根を金属板葺きに替えるのが有効な手段になっているほどですから。 | |
− | なるほど。 |
倉田 | 導入を考える場合には総合的に検討して判断する必要があると思います。 |