interview vol.14  「照明選び」  2007/03

   
−  照明器具をどれにしようか迷っています。
倉田 メーカーのカタログは800ページ程、それが何社もありますからね。
ショールームにも行ってみたのですが・・・。
倉田 漠然と行っても数が多過ぎて返って混乱すだけかもしれません、
  ある程度見るものを決めてから行かないと。
そうですね、行った後でそう思いました。
  では、どうやって選べばいいのでしょうか?
倉田 プロに提案してもらって、後は自分で良し悪しを判断すればいいと思います。
アトリエ71にお願いするとどんなのを提案してくれるのですか?
倉田 基本的には場所と用途に見合ったシンプルなものです。
デザインの凝ったものは使わないのですか?
倉田 シンプルだからデザインが凝ってない訳ではないし、
  そもそも眺めて楽しむものではないのでなるべく目に付かない方がいいと思っています。
具体的にはどのようなものですか?
倉田 ダウンライトとか・・・。
あと、用途に見合ったとはどういう事ですか?
倉田 くつろぐ所は演色性の高い白熱灯、作業する所は蛍光灯で十分な照度をとります。
  リビング等でも広い範囲で長時間点灯する所はベース照明を蛍光灯にします。
あの青白い光の蛍光灯ですか?
倉田 ボール型の蛍光灯で電球色であればある程度柔らかい光が得られます、
  消費電力や発熱量も少なく寿命も長いので省エネルギーで自然環境調和型とも言えます。
  これは、工事をしなくても電球の交換だけで出来ますから今すぐにでもお勧めします。
あっ、ありがとうございます。
倉田 でも、やはりそれだけでは味気ないので、
  白熱灯もダイニングのペンダントや、部屋の隅のスタンドなどには使いたいですね、
  これは、付けっ放しという訳ではないですから。
なるほど、まさしく用途によって使い分けるという事ですね。
倉田 そういう大げさなものではないですが、生活空間にメリハリが出ます。
他の場所はどうですか?
倉田 廊下や洗面室などの小部屋は白熱灯の方がいいと思います。
  蛍光灯は点灯時に多く電力が要りますし、点滅の繰り返しで寿命も縮み、
  すぐに明るくならないものもありますから。
そうですか、個室はどうでしょう?
倉田 それこそ用途次第です。
  勉強部屋なら十分な照度が必要ですし、寝室なら明るい必要はないでしょう。
ヤボな質問でした。
倉田 どんなに提案してもらっても使うのは自分達なので、
  最終的には自分達でよく検討して判断する必要があると思います。
ごもっともです・・・。


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