|
INTERVIEW VOL.10 「ローコスト住宅、その後」2004/12 |
|
|
− |
以前お話のあったローコスト住宅ですが完成しましたか? |
倉田 |
ええ、ローコストというかハイコストというか・・・。 |
− |
22坪で予算1500万円って言ってましたよねえ、オーバーしちゃったんですか? |
倉田 |
1800万円でした。家一軒の価格としては安いと思いますが、坪単価82万円になりますから、そう言うと高く聞えますよね。 |
− |
コンクリート造ですから安いと思いますが。 |
倉田 |
当初の見積り金額は2300万円でした、 |
|
もちろん最初から1500万円の見積りが出るとは思ってませんでしたが、2300万円を1500万円に落すのは無理だと思いました。 |
− |
見積りは何社か取らなかったんですか? |
倉田 |
信頼のある業者といっしょに安くていいものを造ろうという気持ちを伝えるためにも他からは取りませんでした、 |
|
おおむね単価は把握しているので比較する必要もありませんし。 |
− |
予算をオーバーした原因はなんでしょうか? |
倉田 |
1500万円でも出来たかもしれませんが、建物の質を保つために300万円掛かったと思っています。 |
− |
具体的にはどんな所ですか? |
倉田 |
外壁の撥水性塗装、内壁のけいそう土塗り、フローリング、ペアガラス、床暖房、食洗機などの設備機器、細かいものの積み重ねですね。 |
− |
どんな家が出来ましたか? |
倉田 |
雑誌にも紹介されてますので見て下さい。 |
− |
住み心地はどうなのでしょう? |
倉田 |
22坪しかないのですがとても広く感じます。 |
− |
何か工夫がありますか? |
倉田 |
1階は全ての場所への見通しが利きます、玄関やキッチンなど仕切ると狭く感じるのでオープンにしています。 |
− |
そういえば断熱材を省いたと言っていましたよねえ。 |
倉田 |
間口3.3Mしかない建物で断熱をすると間口3.2Mと10センチ部屋が狭くなるので軽量コンクリート+けいそう土の仕上にしましたが、 |
|
外気の影響はかなり受けますね、ただし壁面の結露はありません。 |
− |
快適ですか? |
倉田 |
そうですねえ。夏暑く冬寒く自然と共に、という感じです。 |