10月の。2005。


10月31日 22:31 「english diary」
Hello. I bought the cigarette and the lighter today. And, I went to the bank to entrust money. In addition, I ate supper. Afterwards, I drew the picture concerning the landing.
I am writing the diary now. I am writing the diary while enduring it.
The postscript : I are attending a driver's training school.
I have not taken the motorcycle yet. I plan to get on next Sunday. I plan to take the motorcycle for as many as two hours. I am wishing the thing that doesn't rain on the day.
By the way, I like Chinese cuisine. It will clear up tomorrow. I am looking forward because the payday comes soon.
The rainbow was seen for about one month ago. I thought that it saw the Steller's sea lion scatter smell one why though it was very beautiful.
When will you have seen the sky that gave off a golden gleam?I will be able to recall it. However, I do not think that it wants to recall it of that. An orange pig smiles outside the window of my room. I do not like this pig. However, it is not thrown away why.

So, see you again.

日本語訳(英語で書くと、大した事のない文章も立派に見える気がするので大変便利だと思いました。)

10月24日 23:10 「図書館問題−セカンドシーズン−」
図書館問題(図書館では返却の際に『ありがとうございました』ではない言葉を言われる事が多いのだけど、それはなぜでしょうねという問題)の、続報。

偶然にも友人に現役の図書館職員がおりまして、この事について聞く機会がありました。緊迫の一問一答を何とか思い出し、ここに大まかなディティールを再現。

僕:「返却の時、何て言うの?」

友人:「え?誰が?」

僕:「いや、あのさ、お客さんがこう、返しに来た時に、職員としてどんな言葉をかけるのかな」

友人:「あ、俺?そうだなぁ、『はい、どうも』とか『はい、確認できました』とかかな」

僕:「あ、何て言うかはマニュアルか何かで決まってるわけじゃないんだ」

友人:「うん、決まってないね」

僕:「あのさ、返却の時に『ありがとうございました』って言われる事がないんだけどさ、やっぱり言わないの?」

友人:「うーん、そうだねぇ言わないね。時々つい言っちゃう時があるけど、何か損した気持ちになるね」

僕:「あはは」


「少なくともありがたくはないからね」という思想があるんじゃないか、という勝手な推測は、彼に関してはそんなに間違ってなかったみたいです。

10月17日 23:40 「アストロ・ボウイ」
勤務中の出来事でした。

仕方なく歩いていると、前方からブルネットの髪をなびかせて小さな外国人少年が歩いてきた。そして、僕の2mくらい前で突然立ち止まり、視線をあさっての方向に向け「キャー!」と高い声で叫んだ。


僕はびっくりした。もちろん、突然の奇声にびっくりしたわけではない。少年は奇声を上げたがる生き物だ。かのゲーテも「十代の少年はリビドーのはけ口として、しばしば奇声を使用するものであり、私はその声を耳にする度、幼き日の自分がフィードバック、いやフラッシュバックし、追憶の彼方から若干のタナトスを得るのであった」と手記の中で明かしている。というわけで、もはや僕はそんなことには驚かない。

僕が驚いたのは、少年の表情だった。ニュートラルというか、とにかく奇声を上げている最中の少年の顔には一切の表情が無かった。

竹中直人の「笑いながら怒るおじさん」をほうふつとさせるパフォーマンス。逸材かもしれません。

10月05日 22:16 「調和」
朝、いつも通り抜ける駐車場があり、その一角には、アスファルトに直径30cmくらいのすり鉢状の穴があいている。

ある日、通過する時にその穴に目をやると、犬の糞がすっぽりおさまっていた。
なだらかな傾斜の底、ちょうど中央に、綺麗に盛り付けられた犬の糞。


それはまるで、一流シェフが小皿にオードブルを盛り付けるように完璧に配置されており、犬の糞であったにもかかわらず、きりっとしていた。
「レイアウト」というものの意義について、深く教わった気がした。


次の日、再びその穴のそばを通った時、ちらりと目を向けると、穴には犬の糞がすっぽりおさまっていた。

昨日とは別の糞だ。形、色、大きさ、個数。全てが違う。なにより、レイアウトが乱雑で、全くもって調和が取れていない。


「いつもここの穴にする決まりでもあるんだろうか」とか「量が増えているということは、昨日よりも大型の犬の糞なのだろうか」など、様々な思いが脳裏を順々に通過していった。そして最後に、至極シンプルな答えにたどり着いた。

ちゃんと片付けろって、飼い主。