カリブ海沖での洋上生活&クジラと泳ぐ! シルバーバンクへ  
   2004/2/27〜3/9




シルバーバンクは、ドミニカ共和国の北の沖合100kmの海域で、クジラの保護区域となっています。ニューヨーク経由でドミニカへ入り、プエルトプラタの港から出港!



シルバーバンクでは船を停泊し、毎日小型ボートに乗ってザトウクジラを探しに海へ出ました。
クジラがみつかりクルーによって海に潜るように合図がされると、シュノーケリングセットをつけて一斉に静かに海へ入ります。



写真は真下へ潜ってゆくザトウクジラ。大きな姿に圧倒されました。
イルカの場合は一緒に泳ぐという感じでしたが、クジラの場合はそっと近づいて観察するといった感じです。




母と子のザトウクジラ。間近で見ている自分が信じられなくてドキドキしました。水中写ルンですで撮りました。本当はもっともっと鮮明です!!





        ☆  ☆  ☆  
日記より

・・・随分遠くまで行ったんだなぁ。
時間が経てば経つほど鮮明に記憶が蘇る。

見渡す限りの青い珊瑚礁の海。
月明かりのデッキでゴロンと横になって、
海を渡る風に吹かれながら星空を見上げていると、
意識がどんどん拡大して、宇宙に吸い込まれていくみたいだった。

船室のベッドの中で夜通し波の音を聞いていると、
自分が広大な海の中にポツンといるのを感じた。
心が大自然に溶け込んで、空っぽになっていくみたいだった。

水中でみたクジラの親子は、今思うと夢のような光景だ。
青い海の中で白いヒレが美しく光っていた。
なんて貴重な体験だろう。私の一生の宝物になった。
船酔いもなんのその。もっともっと見たかったな。

クジラと遭遇できる確率の高い日程を、ユイさんが予約してくれた。
でも期待されていたほど遭遇できなかった。
この時期はべた凪だと聞いていた海も、あいにく波が高かった。
大自然を撮影した写真や絵はがきで見る景色は、最高の一枚。
時間をかけて何十枚、何百枚と撮ったうちの一枚だ。
実際は風が吹いて白波のたつ日もあるし、曇りや雨の日もある。
いつもクジラに会えるとは限らない。
ありのままの自然を体験するってこういうことなんだ、って実感した。

ハイライトは、まだ不慣れな初日の1回目のボートできてしまった。クジラの親子だ。
野生の動物と接するのも一期一会、同じ場面は二度とない。今回痛いほど学んだ。
一瞬一瞬移り変わり、二度と同じ光景はない。
だから楽しい。だからこそ自然が好き。
そしてまた行きたくなる。

ユイさんの言う通り、アンラッキーは「自然からの招待状」だね、
「もう一度きてごらん」って。遠かったなぁ・・・また行けるかしら・・・。
ユイさんと旅の仲間、クルー達、そしてカリブの大自然に感謝します!



リンク・・・
  ・Aquatic Adventures
   このサイトの写真のページでトムさんのすばらしい写真を見ることができます。
  
  ・Dance with the whales & cats 体験記が詳しく書かれていて参考になります。


 
ところで、ドミニカといえば?・・・コロンブス?
いえいえ、鉱石「ラリマー」!ドミニカ共和国でしか産出されない、希少性の高い青い石です。海に光りが差し込んだような模様の、美しい空色の石で、「愛と平和」を象徴する石とされています。
ラリマーを買ってしまったのは言うまでもありません。おまけに、帰りはニューヨークでもクリスタルショップをめぐったのでした☆楽しかった!!



  もう一つ、ドミニカといえば「移民問題」
後になって、テレビの報道でドミニカの移民問題を知りました。国を信じて希望を胸に、あのような遠くまで移民した方々の苦しみや悲しみを思うと胸が痛みました。


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