竜ヶ岳からの富士山

 
【山梨県西八代郡上九一色村 竜ヶ岳】

 年賀状の準備を始めるにあたって、 来年の干支である竜がつくことから竜ヶ岳からの富士山の画像を使おうと考えました。 そして天気予報で晴れとなる年末の一日を選びました。ただ3日前には雨だったので山には積雪があると予想されます。
 9時ごろ本栖湖キャンプ場の広い駐車場に着き、支度をして歩き始めます。 キャンプ場の中を抜けて登り口にかかるまで、すでに雪が薄く積もっていました。 下ってくる人がいたのですがたぶん少々早いダイヤモンド富士を見たのだろうと思います。 アイゼンは用意していましたがとりあえずつけるほどではありません。
 ベンチのある小ピークに出るとようやく富士山が見えるようになります。天気は快晴で、 本栖湖と南アルプス、八ヶ岳が見えるので期待が高まります。 ここから少し下ってからさらに登るとお地蔵さん3体が木の柵のようなもので囲まれた石仏に着きます。

 クマザサの中の道をジグザグに何度も折り返しながら登っていくのですが、 融けた雪と霜柱でぬかるんでいました。 この登りの斜面は常に富士山のほうを向いておりそれにクマザサの丈も短いので眺めがよいのです。 それに日当たりもよいので汗ばんできます。
 本栖湖に下る分岐を過ぎるとしばらくして標高1485mののっぺりとしたピークにでます。 風もなく雲ひとつない最高の天気に恵まれ、裾野を含む富士山、駿河湾、南アルプス北岳、間ノ岳、 農鳥岳と見渡せました。さっそく年賀状用の画像にと、「竜ヶ岳」と入った標識を入れて富士山を撮影しました。

 (2011.12.12)
メニューに戻る


ホームページに戻る