北アルプスの風景の中心は槍ヶ岳だと思います。 もっともポピュラーなアプローチを取って早朝発の直通高速バスで上高地に入りました。 明神〜徳沢〜横尾と長い道をひたすら歩いてその日のうちに槍沢ロッジに入りました。
翌早朝、満天の星空でした。食事後に出発して槍沢へと入っていきますが、ここも長いです。 特にババ平から天狗池との分岐までが思ったより長かったようです。 しかし太陽が昇って陽がさしているので紅葉はこの上なく美しいです。涸沢に匹敵すると思います。
分岐点に荷物をデポして天狗池まで往復しました。 槍沢をトラバースするようにして対岸の小高い岩山の上に出ると下に天狗池が見えます。思ったより小さい池でした。 しかしここからの眺めは最高です。青空と槍、紅葉そして池に映る逆さの槍ヶ岳、「きてよかった〜」と思いました。
分岐からはジグザグに槍沢を登り詰めていきます。やはり長いです。 しかし次第にガスがかかってきて正面に見え始めた槍は見えなくなってきました。 やっとのことで肩の小屋（槍ヶ岳山荘）に着き、宿泊の手続をしてから目標の槍の穂先に登りました。 クサリとハシゴに助けられ３点支持で登りますが幸いかどうか見晴らしがよくないため怖さが薄いようです。 ピークにたっても展望はありません。
翌朝も満天の星でした。槍の穂先の上にある星はおおぐま座つまり北斗七星です。 （Please click：槍ヶ岳山荘前から am4：53 ）
下山するころにはすでにガスがかかってきましたが、なんとか天気はもちました。
（2010年10月）