北岳のショウジョウバカマ

 
【山梨県中巨摩郡芦安村 北岳】

 昨年は北岳の南斜面に咲くキタダケソウを見ていませんでしたので改めて行くことにしました。
 7月1日の山開きの日、ちょうど土日に当たったので雨模様でしたが晴れることを期待して出発しました。 マイカー通行規制の南アルプス林道を芦安から村営バスに乗り換え広河原まで約1時間、 そして雨の中を大樺沢コースに向いました。

 この冬、積雪が多かったためか雪渓は去年よりずっと下まで伸びていました。

 その分、春の訪れは遅かったようで、去年見つけたキバナアツモリソウをはじめ、 シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、クロユリ等ほとんどの花はまだつぼみの状態でした。

 そのためか浮き立つことのない寂しい登りでしたが、 その中でも雪解け直後に咲くらしいショウジョウバカマが目立っていました。

 八本歯のコルへの登りをあきらめ、小太郎分岐に向かうルートへ変えましたが そこからの稜線はすごい風雨に見舞われてしまいました。 翌朝も晴れる気配はまったくなくそのまま撤収せざるを得ませんでした。 つまりまたしてもキタダケソウ群生地を見ることができませんでした。

 (2006年7月)
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