初日の出ポイントとして竜ヶ岳からのダイヤモンド富士が人気らしく、 正月元旦のこの前後の時期には富士山頂からの日の出が見られます。
本栖湖キャンプ場のだだっ広い駐車場に車を止め、４：００丁度に歩き始めました。 キャンプ場の中には白い線が登山口まで引かれていて、暗い中でも迷うことなく安心な配慮がされています。 １５分ほど歩いたところでジグザグの急な登りになり、キャンプ場の明かりがどんどんと下に離れていくようです。 薄く雪がありましたがすべることはありません。
１時間ほどで名もないピークに出て、少し緩やかになり石仏という展望台に出ます。 再びジグザグの急な登りになりますが、今度は樹林の中ではなくクマザサの中です。 さらに１時間ほどでのっぺりとした竜ヶ岳のピークに到着します。
このときはあいにくのガスにより、富士山は見えたり隠れたりしていました。 およそ７時４０分のダイアモンド富士のその一瞬は、 次から次へと湧いて出てくるガスにさえぎられ残念な結果になってしまいました。
代わりに西側にはピンクに染まっていく南アルプス白峰三山がかろうじて見えました。 右から北岳、間ノ岳、農鳥岳です。
日の出を待っている間、頂上は寒かったです。 その間、ガスコンロで湯を沸かしカップめんを作ったのですがあっという間に冷たくなり、 残った水もすぐに凍ってしまったほどです。 下山するころクマザサの斜面に日が当たるようになり暖かくなりました。 石仏のある展望台から振り返って見た竜ヶ岳です。
(2005.12.30)