鹿島槍ヶ岳とタカネバラ

 
【長野県大町市(富山県宇奈月町) 鹿島槍ヶ岳】

 北アルプス後立山連峰の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳へは柏原新道が登りやすいです。 扇沢から稜線の種池山荘までは急な登りにもかかわらず、 足の運びが一定になるよう石や木材を組んで整備されているほどです。
 この柏原新道を登りつめたところの斜面一帯にコバイケイソウの群落が広がり、赤い屋根の 種池山荘前に出ます。

 爺ヶ岳の名前はふもとから「種まき爺さん」の雪形が見えるところからきているらしいです。 三つのピークがあるなだらかな山でした。

 冷池山荘は爺ヶ岳を下った冷乗越にあり、ここに泊まりました。

 翌朝早くに鹿島槍を目指しました。手前左のピークが布引山、そして奥が双耳峰を持つ鹿島槍ヶ岳です。

 鹿島槍の南峰からは吊尾根を隔てた北峰のその先に白馬、五竜と、 そして南には針ノ木から蓮華にいたるS字カーブの稜線、そのまた先に槍、穂高と見渡せます。 そして黒部峡谷の下廊下、十字峡を挟んだ正面に剣岳と立山があります。 剣岳のこの位置からの眺めはすばらしいものでした。

 ハイマツ帯の中にタカネバラがありました。 ほんの数株で花は少ししか残っていませんでしたがこの付近のシンボル的存在です。

 (2005年8月)
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