金峰山、五丈岩とキバナシャクナゲ

 
【山梨県甲府市 長野県南佐久郡川上村】

 川上牧丘林道の大弛(おおだるみ)峠、 ここは既に標高2,360mです。 ここから金峰山(標高2,599m)まではたったの239m差です。 朝日岳の見晴らしの良い岩場を超えるなどアップダウンを繰り返しながら約2時間半でハイマツ帯の森林限界になります。 そしてこのあたりは花崗岩の明るい頂稜で、付近の山にはない岩とハイマツのいわゆるアルペンムードが楽しめます。
 そしてそこに見られるのはキバナシャクナゲです。 (この画像でははっきりしませんが、色目はしっかりとしたクリーム色です)
 何でもこの場所がキバナシャクナゲの生育南限なのだそうです。

 金峰山のピークはここからすぐで、岩がかぶさっているところをくぐったその真上あたりになります。 ところがその先に五丈岩がで〜〜んと構えていますので、そのピークに気がつく人は少ないようです。
 あいにく天候が優れず、瑞牆山が見えた程度でしたが、 本来は眼前に小川山(2,418m)や富士山までが見渡せるはずです。
 さて、その瑞牆山(2,230m)ですが、こうしてみるとはるか下の小さな岩峰にしか見えません。 そしてこの五丈岩についても、遠くからでも見えるシンボル的存在です。 上まで登れるようですがちょっと遠慮しました。自然の不思議な造形を見るだけで十分です。

 (2005年6月)
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